恋人が欲しい、恋愛をしたい、幸せになりたい、愛されたいなど思っていると思います。
しかし、なぜそれを得たいのか、「動機」つまり、なぜそれがほしいと思ったのかのの部分が間違っていると、人一倍がんばってもそれが得られなかったり、手に入れたとしても、そのことで不幸になってしまうのです。
容姿や性格が良くてモテるのに不幸な恋愛ばかりしている人がいますが、それは無意識に持っている信念が不幸になることを命令するような信念になっているからです。
通常の行動や努力だけでなく、引き寄せの法則や潜在意識を活用して願望を叶えようとする場合も一緒です。
願望を叶えたいと思う動機の部分は、ものすごく重要です。
土台がずれていると全てが台無しになってしまうからです。
多くの人がここが間違ったままで、願望を叶えようとして努力、行動し、願望が叶わないのは情報、知識、ノウハウ、能力・スキルが足りないからだと、方法論ばかりに着目するためうまくいかないのです。
人間の脳(潜在意識)には、無意識下で信じていることを人生の中に引き寄せ、体現しようとする働きがあります。
例えば「恋人が欲しい」という願望があったとします。願望が同じでも願望を抱くのがどんな信念に基いているかによって、潜在意識が引き寄せる結果が180度変わってしまいます。
あなたは、なぜ恋人が欲しいのでしょうか。恋人を作ることで最終的に何を得たいのでしょうか。考えてみてください。
愛されたい(愛を感じたい、愛したい)
幸せになりたい(幸せを感じたい)
満たされたい
楽しみたい
安心感を得たい
喜びを感じたい
といった何かの感情を感じたいからというところに行き着くと思います。
では、なぜ愛されたい、幸せになりたい、満たされたい、と思うのでしょうか
それは「今、自分は愛されてない」と信じているからです。
「今、自分は幸せでない」と信じているからです。
「今、自分は満たされていない」と感じているからです。
「既に自分は愛されている」と思っている人が、「愛されたい」とは思わないですし、「今自分は幸せだ」と思っている人が、「幸せになりたい」とは思わないです。
○○になりたいと思うのは、今はそうではない、と固く信じていることになります。
「恋人を作って愛されたい、幸せになりたい」という願望がある人は「今の私は幸せでない」「今の自分は愛されてない」これが無意識、心の奥底で信じている本音です。
先ほど述べたように、人間の脳(潜在意識)は、表面上ではなく無意識下で信じていることを人生の中で証明したり、体現したりそれを象徴するような出来事を引き寄せる働きがあります。(それを活用して願望を叶えるのが引き寄せの法則ですね)
だから「自分は愛されてない」という信念、前提条件から愛されようと一生懸命行動、努力をしても、結果としてあなたが「自分は愛されてない」と感じる出来事が引き寄せられるのです。
愛されたい(願望)= 今愛されてない(信念)→ 信念通りに愛されてないと実感する出来事が引き寄せられる
あなたが「愛されてない」と感じる出来事とは次のようなことです
全然異性からモテずになかなか恋人ができなかったり、好きな異性に冷たくされたり、無視されたりする。
人によっては異性から好意を得られても、体、外見といったことが目当てだったり、「自分は愛されてない」という信じ込みがあるため、何か裏があるのでは?疑ったり、相手の欠点を探して避けようとしたりしてしまいます。
行動や努力をしたり、コミュニケーションが上手、性格が良い、容姿が良いなどの外的要因などで恋人ができたとしても、無意識の心の奥の信念が「愛されてない」のままだと、今度は恋人ができたことで「愛されてない」と感じるような現実を体験することになります。
浮気されたり、恋人が冷たい、構ってくれない、暴言、暴力、ケンカが耐えない恋人とは名ばかり、の単なる依存関係だったり、相手にとって遊びだったり都合のよい存在だったり。
無意識の信念、恋人を作るための行動を取った前提条件が「自分は愛されてない」なので、自分では愛を得ようとして行動しているつもりでも、「自分は愛されてない」と感じる現実に行き着いてしまうのです。
「恋人がいないと、愛されてない、幸せでない」という信念が前提にあると、もう一つの苦しみが発生します。
恋人ができたことで「自分は愛されている」と実感できれば、確かに幸せや安心感を感じられます。しかし・・・
恋人からの愛を得たと思っても、満たされるのは一時的で、今度は恋人(愛)を失う不安や恐怖にさいなまれます。
なぜなら “恋人がいる” ことが ”愛されている” “幸せ”だという信念の条件になっているからです。逆に言えば、恋人がいない = 愛されてない、幸せでない という信じているということです。
だから、恋人を誰かに取られたり、捨てられたら今の幸せや愛されている安心感が消え、不幸になってしまうという不安や恐怖がでてくるのです。
恋人を取られないように過度に束縛したり、捨てられないように自分を押し殺して我慢したり、恋人に依存してしまったりするのです。
恋人がいないと愛されてない、幸せでない だから恋人がほしいという信念体系だと、どうあがこうが「愛されてない、幸せでない」(それらを失う恐怖も含む)とあなたが感じるような結果に行きついてしまうのです。
容姿が良かろうが、コミュ力があろうが、恋愛テクニックや駆け引きが上手だろうが、モテようが、信念を実感するようなところに着地してしまうのです。美人なのに不幸な恋愛ばかりしている人がいますが、裏にはこのような信念があるのです。
では、恋人を作って幸せな恋愛をするにはどのようにすればよいのでしょうか。
幸せな恋愛をするには信念(願望の動機、前提条件)を「今はない」から「既にある」にすることが大切
脳は今信じていることを体現、引き寄せるのですから、前提条件の信念はとても重要です。
「愛されている」「幸せだ」と感じる出来事を引き寄せたければ、「恋人がいるいないに関わらず、今、既に私は無条件で愛されている(自分を心から認め、愛している)」「恋人がいるいないに関わらず、今、私は幸せだ」、という信念を持ち、今この瞬間に「私はなんて愛されているのだろう」、「幸せだなあ」としみじみと愛と幸せを実感してしまえばよいのです。
脳はますますそれを実感するような出来事を引き寄せようと働きますから、幸せだと感じる状態(素敵な恋人との幸せな恋愛)が引き寄せられるのです。
今までは、「”恋人がいないと” 愛されていない、幸せではない」と言う設定(信じ込み)をしていました。
それを、恋人がいる、いないに関係なく「今、愛されている、幸せである」という設定に変えてしまえばよいのです。
すると、脳はその信念に基き、あなたが「愛されている、幸せである」と感じるような出来事を引き寄せようと働きます。その出来事とは 理想の素敵な恋人との幸せな恋愛も含まれて入ます。
私って愛されているなあ(信念と感情) → 素敵な恋人から愛されるという現実を呼び寄せる
これはとてもとても重要なことです。
恋人ができたから愛されていると実感し、幸せを感じる のではなく、自分は愛されていると思っていて、幸せを実感しているから、素敵な恋人ができるのです。
幸せや、愛されていると実感するのに、環境や他人の言動などの根拠はいりません。
例えば、好意を抱いている大好きな人から「あなたのことが好き」ってLINEやメールがきたら、嬉しくて幸せな気分や喜びを感じると思います。
実はその人が友人と一緒にいて、携帯を置いてトイレに行っている間に友人がいたずらで送っていたのです。
事実ではないのに、勝手に好きな人から愛されていると満たされ、幸せと喜びを感じていたのです。
逆にどんなに愛されていても、恵まれていても、愛されてない、不幸だと感じている人もいます。
このように愛や幸せを感じるのに根拠など無いのです。
どんなことでもよいのです。
生まれてきて幸せ、愛されている
毎日平穏無事に暮らせておいしいものが食べられて幸せ、ペットから愛されている、なんか知らないけど自然、神様のような存在から愛されている、でもよいのです。
最強かついちばん良いのが、自分自身を丸ごと愛してしまうことです。
他人は、あなたがあなた自身に対しての扱いと同じように、あなたを扱う、という法則があるからです。
結局のところ、他人からの愛情表現で満たされるのも 他人から愛されている自分を好きになれるからです。結局は自分自身の愛で満たされているのです。
恋人がほしい、という願望を例にして説明してきましたが、他の願望についても同じです。前提条件を、今はない → 既にある に変更しましょう。
「私はお金がない(貧乏だ)」だから「お金持ちになりたい」を「今、私は裕福である」に変えると、脳は証明しようとして裕福な状態、大金が引き寄せられる
「自分はダメで価値が無い」 だから「人の役に立つ大きなことがしたい」を
「自分は能力があり価値がある人間」に変えると、脳はそれを証明しようとして、人や社会に価値をもたらす行動を取らせてくれる
土台が変わると全てが変化していきます。
一時的だとダメです。一時的に幸せだなあ、と感じても、その他の時間が自分は不幸である、と信じて無意識で不幸を感じていたら、そちらが現実化されます。幸せな状態がデフォルトになるくらい
無理に幸せだと思い込んだり、幸せなフリをするのではありません。「幸せでない」という信念があるからに他なりません。
なかなか変えられないという場合は、長年にわたる信じ込みや自己否定、メンタルブロックがあったりしますので、解消しましょう。