あなたが辛い恋愛ばかりをしてしまうのはなぜでしょうか。どうすれば幸せな恋愛ができるようになるでしょうか。
よく、あなたが辛い恋愛ばかりしてしまうのは
- 自己評価が低く自分に自信がない
- 彼氏の言動をすぐネガティブに受け取る
- 彼氏に依存してしまっている
- 彼氏が思い通りの言動をしないと責めてしまう
- 彼氏の言いなりになったり尽くしてしまう
- 彼氏を束縛してしまう
これらが原因ですよ、と言われます。
これらは結果であり原因ではありません。
束縛していないと不安になってしまうのなら、なぜ束縛していないと不安になってしまうのか、その裏側にあるものが真の原因です。
「男運が悪い」というのも偶然ではなく、無意識にダメな男性を好きになったり、呼び寄せてしまっているのです。
その原因を解消することで、自然と不幸の恋愛パターンから抜け出して、幸せな恋愛ができるようになります。
では、不幸になるような恋愛ばかりしてしまう本当の原因とは何なのでしょうか。
辛い恋愛、不幸な恋愛ばかりしてしまう原因
辛い恋愛、不幸な恋愛ばかりしてしまうので、過去の体験から無意識に入ってしまった信じ込みにあります。
人間は意識が3%、無意識が97%と言われており、無意識に支配されています。
なので、意識では「幸せな恋愛がしたい」と思っていても、無意識に「不幸な恋愛をしなさい」という命令が入っていると、不幸な恋愛をしてしまいます。
無意識にいつも同じようなパターンで不幸な恋愛をしてしまう原因とは
主に幼少期の親子関係など過去の体験に起因する
- 満たされていない感情
- 未完了の抑圧された感情
- 否定的な信じ込み
- 心の傷
が解消されていないことにあります。
これらが残っていると、彼氏で満たされていない感情を埋めようとしたり、心の傷が彼氏との関係の中で再生されてしまうからです。
例えば、幼少期に「自分は親から見捨てられたのではないか…」と強く感じた体験をしたとします。
すると「自分は見捨てられる人間だ」という思い込みが無意識の中に作られます。
彼氏が出来ると「見捨てられるのでは?」と不安になり、何でも言いなりになったり、すがりついたり、過度に束縛したりして、彼氏が嫌になって実際に捨てられてしまうのです。
無意識下の信じ込みがどのように不幸な恋愛をさせているかの事例を解説します。
辛い恋愛→幸せな恋愛ができるようになった4人の事例
彼氏を異常に束縛して捨てられていたAさん
Aさんは彼氏ができると異常に束縛してしまい、彼氏も嫌になって浮気されたり別れを切り出されるということを繰り返していました。
誰かに相談すると束縛をやめるように言われます。でも、束縛していないと不安しかたなく止められないのだそうです。
原因は、幼少期の体験にありました。
Aさんは生まれたばかりの頃、お母さんからいつも可愛がられていました。
しばらくして妹が生まれました。すると母親は妹の世話につきっきりになりAさんにほとんど構ってくれなくなりました。
寂しい思いをしたAさんは「妹に母親を奪われた!自分がこんなに辛く悲しいのは妹が母親を奪ったせいだ」と思い込んでしまいました。
大人になったAさんは、頭では「妹に生まれたばかりだからつきっきりで世話をしていただけ、お母さんを奪われたわけじゃない」と理解しています。
しかし、幼少期の傷ついたままの幼少期のAさんが心の奥に残っていて、彼氏を奪われるのではという不安が湧いてきて束縛せずにはいられなくなってしまうのです。
心理ワークで無意識下にアクセスし、「お母さんを妹に取られた」と思い込んで傷ついたままになっている幼少期の自分にそのことを教えてあげて癒しを行ないました。
Aさんの無意識下の「愛する人を他人に奪われる」「愛する人から見捨てられる」という信じ込みが解消されました。
するとAさんは、彼氏を束縛しなくても平気になり、彼氏も居心地がよいので長続きするようになりました。
恋人や結婚相手がモラハラDV男ばかりだったBさん
Bさんは付き合ったり結婚する男性がいつもモラハラ、DV男ばかりでした。
付き合う前は優しいのに、付き合ってしばらくすると豹変するんだそうです。結婚した男性とは、DVが原因で離婚しました。
Bさんは幼少期に、父親が母親に暴言暴力を振るっていて、幼少期のBさんは怯えてすごしていたそうです。
それで「恋愛や結婚とは男性が女性を暴力で支配するもの」という信じ込みが無意識に入ってしまっていました。
だから脳が命令通りに、無意識にモラハラDV男を選んだり、呼び寄せてしまっていたのです。
相手は、脳のミラーニューロンという部位で「この人にモラハラしても逆らわない、言いなりになる」と察知してターゲットにされやすくなります。
心理ワークで過去の抑圧された恐怖の感情を解放し、間違った信じ込みを解消をしました。
その後、BさんはモラハラDV男と縁ができなくなり、優しい男性と恋愛ができるようになりました。
付き合う男性がいつもダメンズばかりのCさん
Cさんは付き合う男がいつもダメンズばかり。
性格に難がある、素行が悪い、ろくに働かない、身の回りのことを自分でしない、ギャンブルにハマる、借金、酒癖や女癖が悪いなどと付き合ってばかりいました。
Cさんは小さい頃、母親から父親の愚痴や文句や、いかに自分が苦労させられているかをいつも聞かされて育ちました。
そして無意識に「男とはダメな存在だ、恋愛をすると苦労させられる」という信じ込みが入ってしまっていたため、脳が命令通りにダメンズとばかり恋愛をさせていたのです。
心理セラピーで無意識にアクセスして間違った信じ込みを解消して修正すると、無意識にダメンズを選んでしまう悩みは解消しました。
彼氏に尽くして都合のいい女として利用されていたDさん
Dさんは彼氏ができると、いつも自分を犠牲にして言いなりになったり、尽くしてしまっていました。
それをいいことに都合のいい女として利用したり、貢がせたり身の回りの世話をさせるような男性ばかり引き寄せていました。
彼女は幼少期の頃、母親の言いなりになっていい子でいると愛されて、そうでないと拒絶されて育ちました。
それが原因で「自分は従順ないい子でいないと愛してもらえない」と無意識に思い込んでしまっていたのです。
それで「彼氏に尽くさないと愛してもらえない」と自分を犠牲にしてまで尽くしていたのです。
心理ワークで無意識にアクセスし、「そのままの自分では愛してもらえない」と思い込んで傷ついていた小さなDさんを癒し、ありのままの自分で愛されているという感覚を養いました。
すると、都合よく利用したり依存してくるような男性と縁を切り、普通の男性と対等な恋愛ができるようになりました。
同様に、あなたがいつも同じパターンで辛い不幸な恋愛を繰り返してしまうのも、幼少期~思春期くらいに作られた無意識下の信念に原因があります。
幸せな恋愛ができる自分に変化するには、幼少期の満たされていない感情や未完了の感情を解消したり、無意識下の否定的な信じ込みを解消することが大切です。
そうすることで、不幸な恋愛パターンをしてしまう脳への命令が解除されます。
そして、あなたが望むような幸せな恋愛をするような命令を無意識下に入れて行きます。
無意識のうちに幸せになれる相手と幸せな恋愛をしてしまいます。
辛い不幸な恋愛ばかりしてしまう原因を解消するワーク
不幸な恋愛をしてしまう原因を洗い出す
まずは自分の中にどんな辛い不幸な恋愛ばかりしてしまう原因となっている
- 満たされていない感情
- 未完了の抑圧された感情
- 否定的な信じ込み
- 心の傷
などを洗い出して明確にします。
次の質問に答えてください。
質問1.あなたはどのような辛い恋愛をしていますか?
質問2.自分や彼氏のどんな言動で辛い恋愛になってしまっていると思いますか?浮気など第三者が絡んでいる場合はそれも書きだしてください。
自分の言動:
彼氏の言動:
例:自分の言動:彼氏を束縛してしまう、彼氏に何故もっとこうしてくれないのと責めてしまう
彼氏の言動:愛情表現をしてくれない、全然かまってくれない、浮気をする
質問3.質問2で書き出したことが起こった時に、どんな感情が湧きあがってきますか?
例えば、「彼氏に束縛してしまう」なら、どんな感情から束縛してしまいますか?
「彼氏が愛情表現をしてくれない」なら、その時にどんな感情を感じますか?
質問4.質問3で書き出した感情はどんな信じ込みから来ていますか?
例えば、束縛していないと不安、ならその不安はどんな思い込みからきているのかを書き出してください。
「他の人に奪われる」「自分には女として価値がない」
例えばこのように信じているから、不安になって束縛してしまうんですね。
質問5.質問4で書き出した信じ込みは、いつ頃から、どんな体験がきっかけで持ってしまったものですか?覚えている範囲で書き出してください。
幼少期の頃から漠然と感じていて思い出せない場合は、幼少期の親子関係に起因していることが多いです。
自分の恋愛パターンの裏側にある感情や信じ込みを自覚する
先ほどの質問に答えた内容を見てください。
そして「なるほど、自分は過去にこのような体験をしたことで、このような信じ込みを持ってしまったから、こういう恋愛パターンを繰り返していたのか」と淡々と認識してみてください。
「自分は小さい頃「いい子いないと怒られて拒絶された」体験から、いい子でいないと愛してもらえないと思い込んで、彼氏に尽くしてしまっていたのか」
というように、「なんだそういうことだったのか」と第三者視点で淡々と受け入れてみてください。
そうすることで信じ込みが弱くなったり外れやすくなります。
否定的な信じ込み、心の傷を解消するワーク
先ほどの質問に回答した内容からあなたの辛い恋愛がどんな
- 抑圧された感情
- 満たされていない感情
- 否定的な信じ込み
- 心の傷
から来ているのか概ね明らかになったと思います。
次は、心理ワークでそれらの信じ込みを解消したり過去の自分を癒したり感情を解放します。
信じ込みや感情は、過去の体験の記憶と紐付いています。
例えば、幼少期に親から「あなたのような悪い子はうちの子じゃありません」と怒られた体験の記憶に
自分は悪い子だ
自分は悪い子だから拒絶される
いい子にしてないと愛してもらえない
といった意味づけがされていることで、そのような信じ込みを持ち続けてしまいます。
心理ワークで記憶を処置して行きます。
- 記億の内容の変更
- 記憶に対する意味づけの変更
- 体験から気づきや学びを得て良い記憶に昇華させる
- 記憶の重要度を下げたり無力化する
自分の納得いくものや内容によって、やりやすいものを行なって記憶を処置していくと、そこについていた信じ込みが外れていきます。
そうすることで恋愛をした時の、彼氏に尽くしていないと愛されないのではないか、といった不安や恐怖心も解消されます。
否定的な信じ込みや心の傷を癒すワークはこちらの記事を参考に実践してください。
幸せな恋愛をする自分に変化するワーク
不幸な恋愛パターンを繰り返してしまう信じ込みを解消したら、次は幸せな恋愛をするような信じ込みを無意識に入れて行きます。
自分には価値がない → そのままの自分に価値がある
そのままの自分では愛されない → そのままの自分で愛されてよい
そのままでは幸せになってはいけない → そのままで幸せになって良い
このような信じ込み(自己受容、自己肯定感)は、本来は幼少期に親から適切な愛情を受けることで育まれます。
ここが欠けていると、それを恋愛で相手に求めたり埋めようとするので、恋愛がうまくいかなくなってしまうのです。
適切な自己肯定感は、今からでも自分で育んでいくことができます。
他人からしてもらうのではなく、自分で自分にしてあげることが大切です。
- 欠点や駄目な部分も含めて、そのままの自分を受け入れてあげる
- そのままの自分を愛する
- そのままの自分に価値を認めてあげる
- 自分を大切にする
- 自分を楽しませて喜ばせて幸せにしてあげる
このようなことをしてあげます。
他人の言動や比較によって、自分に価値があるかどうか、愛されているかどうかを決めてしまうと他人の言動で一喜一憂してしまいます。
だから彼氏が自分の思い通りの言動しないと、自分は愛されていないと不安や怒りが湧いてきてしまうのです。
それが不幸の恋愛の始まりです。
どんな自分であってもそのままの自分を認めて受け入れて愛して大切にしてあげることで、彼氏の言動に一喜一憂しなくなります。
自分そのままの自分を丸ごと自分が愛してあげれば、他人から愛情表現があるかどうかに関係なく自分は愛されていると満たされて自信がつきます。
人に愛されるかどうか、認められるかとビクビクして言いなりになったり、いい人を演じたりすることもなくなります。
自分が愛で満たされていると他人に対しても純粋な愛情を持つことができるようになります。
そのような人は自然体でキラキラと輝いて見えるので、同性からも異性からも素敵に見えます。
すると同じような素敵な男性と波長が合い、幸せな恋愛をすることができるようになります。
幸せな恋愛ができる自分になるためのワークはこちらの記事を参考に実践してください。