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メンタルブロックの外し方|各種メンタルブロック解消ワークのやり方

ここでは一人でできるメンタルブロックの解消ワークの実践方法について解説します。

目次

どのようにしてメンタルブロックを解消していくのか

各種心理ワークを用いてメンタルブロック(無意識下のネガティブな信念や感情)を解消します。

意識の何十倍も強制力がある無意識の方を変えることで、意識も変わり反応や行動も変わります。

人間の脳は幸い一度書き込まれたデータ(信念、思い込み)を変更、上書きすることができます。

また、人間の脳は事実かどうかに関係なく、無意識で思い込んだことを事実と判断するため、ワークが有効なのです。

あなたも、例えば友達に嫌われたと思って食事が喉を通らないほど落ち込んでいたら、実は勘違いと分かってその瞬間気持ちが晴れやかになったといった経験があるのではないでしょうか。

このようなネガティブな無意識下の思い込みを心理ワークで外してあげます。

記憶そのものは消せないですが、記憶の内容を上書きしたり、記憶に対する意味づけや解釈を変えたり、無力化(すぐ忘れてしまうような、思い出してもなんとも思わない色褪せた記憶に変化させる)させることができます。

記憶に対する意味づけや解釈を変える
過去の体験の記憶をやり直す
過去の体験から気づきや学びを得て良い記憶に昇華させる
未完了、未消化の感情を解消する
トラウマや過去の傷ついたままの自分を癒す
記憶の重要度を下げる、無力化する
新しい信念を植え付ける
そのままの自分を受け入れて自己肯定感を養う

などを個人やブロックの内容によって行うことで、無意識下の信念が変わります。

無意識下の信念が変わることで、感じ方、反応、言動も変わります。

各種メンタルブロック解消ワークの概要と実践方法

メンタルブロックの内容や自分に合いそうなワークを選択して行ってください。

セドナメソッド&マインドブロックバスター

日常に湧き上がってくるネガティブな思いや感情をその場で解消するワークです。

1回15秒程度で、歩きながらや電車の中などいつでもどこでもできます。

日常に表面に上がってきたネガティブな思いや感情
何か嫌なことがあってムカついたり落ち込んだりした時

など嫌なことがあった時や、不快な感情が湧き上がってきた時に行うと感情がスーッと消えてニュートラルに戻れます。

ネガティブな思いや感情が湧き上がってくるたびに行っていると、メンタルブロックや溜め込んでいた感情がどんどん解消されて、ネガティブになることが減ってきます。

セドナメソッドは言葉を使い、マインドブロックバスターはイメージを使いますがどちらも原理や効果はほとんど同じです。

自分がやりやすい方で行ってください。

このメソッドは、深いトラウマや心の傷の解消には向かないので別の方法で行ってください。

感情を吐き出すワーク

これまでの人生で抑圧して溜め込んだ感情を吐き出すことはとても重要です。

感情を溜め込んでいるとストレスがかかり苦しいですし、些細なことでネガティブな感情が誘発されてしまうからです。

また、感情を溜め込んでいると、脳が感情を解消しようとして感情を誘発させる出来事を呼び寄せてしまいます。

怒りを抑圧していれば怒りたくなるような人や出来事を、嫉妬を抑圧していれば嫉妬したくなる人や出来事を呼び寄せたり、意識が行ってしまいます。

自分から人に突っかかって行ったり、怒りたくなるようなニュースやネット記事などを見たくなってしまうのも、我慢して溜め込んでいる感情が大きな原因になっています。

特に不快な感情を我慢したり、押さえたり、なかったことにしてごまかしたり、他のことをして紛らわせてしまう癖がある人は重点的に行なってください。

感情を吐き出すワークのやり方

タイムラインセラピー

軽い催眠状態になって無意識下にアクセスして、過去に遡ってトラウマや傷ついたままの自分を癒したり、ネガティブな信念を書き換える方法です。

過去の体験の記憶をやり直して上書きする

記憶に対する意味づけや解釈を変える

過去の体験から気づきや学びを得て良い記憶に昇華させる

未完了、未消化のままの感情を解消する

過去の傷ついたままの自分を癒す

などを行うことができ、メンタルブロックを解消することができます。

例えば、小さいころに親にかまってもらえなくて寂しい思いをしていた自分を癒すならば

無意識にアクセスして子供の頃まで遡り、親に言えなかったことを言ったり、してもらえなかったことをしてもらったりといった体験をします。

いつも親のいいなりになっていたなら、過去に遡り当時の親を目の前に出して「もうあんたの言いなりにはならない!!ふざけるな!」など、当時言えなかった感情を吐き出したりします。

すると、ずっと抑圧していた感情が解消され、脳がそれを体験済みとして認識するようになり傷ついていた心が癒されます。

詳しくはこちらの記事を参考に実践してください。

インナーチャイルドワーク

大人になっても様々な愛着の問題を抱えている原因は、幼少期の親子関係にあると言われています。

心の奥に、寂しい、悲しい思いをして傷ついたままの幼少期の自分が残っています。

これをインナーチャイルドと言います。

例えば、幼少期に親に見捨てられた体験をして傷ついた自分が癒されてないと、見捨てられないように我慢して相手に合わせたり尽くしてしまったりします。

ワークで今の大人のあなたが親代わりになってインナーチャイルドと対話をしたりして癒してあげます。

インナーチャイルドが癒されてくると、理由の分からない悲しみ、寂しさ、無価値感、孤独感、愛情への飢えや渇望感などが解消され、それらを埋めるために繰り返していた様々な問題が解決していきます。

インナーチャイルドワークのやり方

記憶を無力化するワーク

現在に強い影響を与えている過去の記憶を無力化することで影響力をなくす方法です。

トラウマなどの思い出したくない記憶などにも有効です。

人間の記憶は、重要な記憶とそうでない記憶に別れて保存されています。

強い恐怖やショックを伴った記憶などは、自分の身を守るために必要な重要な記憶として保存されてしまっていることがあります。

そのような記憶はトラウマなどと呼ばれることもあります。

重要とラベルが貼られているため、似たような場面に遭遇すると記憶がフラッシュバックして、脳が警戒モードになって恐怖や緊張、頭が真っ白になってしまうのです。

心理ワークで記憶の重要度を下げて無力化してしまいます。

そうすることで日常の顔を洗ったとか歯磨いたというようなすぐに忘れてしまい思い出しても何も感じないような記憶に変化します。

思い出しても何とも感じないとか、遠い過去の色褪せたぼやけた感じになりどうでもよくなります。

すると現在に対して悪影響がなくなります。

記憶を無力化するワークのやり方

記憶の意味付けや解釈を変える、良い記憶に昇華させるワーク

ネガティブな思いや感情は過去の記憶と紐づいています。

例えば、幼少期に親から「なぜできないんだ!?お前はダメな奴だな」と言われて自分もそう信じてしまっていると、何か行動しようとすると過去の記憶が参照され「どうせダメだ」というネガティブな思いや感情が湧いてきます。

ワークを行ってネガティブな思いや感情の元となっている記憶に貼られているラベルをポジティブなものに張り替えていきます。

例えば、小学校の頃にみんなの前で発表したらつっかえて笑われて恥ずかしい思いをした体験があり

人前で話す場面になると「また失敗して笑われたらどうしよう」と緊張して頭の中が真っ白になってしまうようになったとします。

軽い催眠状態になって無意識にアクセスして

スラスラと発表してみんなから拍手された体験にやり直す

みんなに笑われたのをウケた、人気者になったと解釈を変える

当時は小学生だったし誰でも失敗はあるじゃないか、あの時失敗したをかけて努力して成長することができたと良い記憶に昇華させる

などを行うことで記憶を上書きしたり、記憶への解釈が変わるので、現在への影響がなくなります。

メンタルブロック解消ワークの疑問や注意点

ネガティブな感情が余計に出てくるようになってしまった

ワークをやっていると一時的にネガティブが強くなったり精神が不安定になったり混乱することがあります。

それは無意識下に抑えたいたものが上がって解消される過程で正面に上がってくるからです。

あまりにも強く苦しい感情が出てくる時は無理をせずに中断してください。

混乱するのは、大掃除の部屋の大掃除の時に押入れから一時的に部屋が散らかるようなものです。

感情が解消されていくにつれて心の波が穏やかになっていきます。

鬱っぽくなる眠くなる、だるくなるなどの好転反応のような症状が出ることもあります。

また一時的にそのような感情を誘発させるような嫌な出来事が起こったりすることもあります。

しかし抑圧して溜め込み続けたまま先延ばしにすると、いずれもっと大きなトラブルや場合によっては心身の病気などになったら現れることもあるので、今解消できてよかったと考えるようにしてください。

メンタルブロック解消ワークの効果はどのように出るのか

メンタルブロック解消ワークの効果や時間は人によってまちまちです。

すぐに劇的な効果が出る
数ヶ月後とかに思い返してみたらいつのまにか変わっていた
少しずつ徐々に変わっていく
上がったり下がったりしながら少しずつ底上げされていく

劇的な効果が出る人もいますが、僕なんかは下3つのように徐々に変わったり、後から気づいたり、人に変わったと言われて気づいたなどが多いです。

基本的に本人が「もう今のような状態から卒業したい」と強く決意しているほど、脳がそちらに協力してくれるので効果が出やすくなります。

効果は人やメンタルブロックの内容や強さによってそれぞれ効果が違います。

今まで行動できなかったことができるようになった
今まで嫌なことをしてきた人が何もしてこなくなったりどこかに行ってしまった
人間関係のトラブルが格段に減った
昔だったら恐怖を感じていたことが何とも感じなくなった
今までだったら怖くてできなかったことができるようになった
他人から何か言われても何とも感じなくなった

他人から何かを言われて傷ついてもすぐに立ち直れるようになった

などを実感することができるようになります。

効果が出ない時は

全く効果が感じないのは、

心の深いところで変化を恐れている
今の状況は嫌だけど変わるのはもっと怖いと感じている
今の状況でいると楽だ、傷つかなくて済むとメリットを感じている
脳の現状維持、今の慣れ親しんだ習慣に引き戻そうとする働きに負けている

ことが考えられます。

例えば、対人恐怖を治したいけど、人と付き合って傷つくのが怖い、一人でいる方が楽、というように無意識に拒んでいる可能性があります。

この場合は

もし〇〇(対人恐怖など)が直ったら、変化したら何が起こると思ってるのか
何に対して恐れているのか
今の状態のままでいることのメリットとデメリット
変化、克服した時に起るであろうメリットとデメリット

そしてなぜそれにメリットやデメリットを感じるのかを書き出して明確にしてください。

例えば変化しないで今のままでいたいという気持ちを、なんで今のままでいたいのか、変化の何が怖いのか、何が起こると思っているかなどを書き出して明確にしてください。

そしてその小さな一つ一つの信念や感情に対して、上記のメンタルブロックワークで解消したり癒したり、小さな行動をして慣れていくなどを行っていきましょう。

そして自分が抵抗や恐怖心を感じないことから少しずつ改善や行動をしていきましょう。

自分では自分のメンタルブロックになかなか気づけないこともあります。

自分のことって自分ではなかなか気づけないですから。

その場合にはセラピストや心理カウンセラーの人に行ってもらう方が良いでしょう。

筋肉反射テストや機械を使ってどのようなメンタルブロックがあるか、解消されたかどうかを判定する方法もあります。

一人でやるのが難しい場合はご相談いただければと思います。

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