バタフライハグとは
バタフライハグとは、アメリカで開発された、EMDRというPTSDに対してエビデンスのある心理療法を一人でできるようにしたものです。
EMDRは熟練した専門の医師が指導しながらおこなわないと1人で行うのは難しいですが、バタフライハグは指導する医者がいなくてもできるので、自然災害や戦争などで多くの人がPTSDになってしまった時に自分自身でケアをすることなどに用いられています。
バタフライハグは子供でも簡単に実践できます。
バタフライハグの効果
PTSD、トラウマ、恐怖症、不安症、精神的ショック、憂鬱感などの様々な心の苦痛に対して効果があるとされています。
強い精神的ショックやストレスを受けると、左右の脳がアンバランスになり、おかしくなってしまっているので、それが正常な状態に整えるためにおこないます。
1回から複数回おこなうことで、精神手的苦痛や恐怖心や優越感や、精神的なショックやパニックといった状態がおさまってきます。
時間が経ってまた嫌な気持ちなどが湧いてきたらまた行います。
これを繰り返し行うことで、脳が正常な状態に戻ることで、正常な精神状態に戻ってきます。
バタフライハグのやり方
1.今、自分が感じている嫌な感情やストレスや不安や優越感などに意識を向けてください。
2.左の手を、右の鎖骨の下あたり(右胸の少し上のあたり)に置いてください。
そのままの状態、右の手を、左の鎖骨の下あたり(左胸の少し上のあたり)に置いてください。
そうすると胸の前で腕がクロスになった状態になると思います。
その状態で指から手の平のあたりで鎖骨の下あたりを右、左と交互にポンポンと軽く叩きます。
それを20秒間ほど続けたら、深呼吸をして一旦終わります。
3.自分の気持ちがどのように変化したかを感じてみます。
まだ不快な感情がある場合は、もう一度同じことをおこないます。
それを何度か繰り返します。完全に消えなくても弱まったらとりあえずOKとして終わらせます。
また別な時に不快な気持ちが湧いてきたらそのつどおこないましょう。
腕をクロスして肩を交互に叩くというやり方もあります。どちらもおこなったり、試してみて不快な感情が弱くなる方で行ってみると良いでしょう。
詳しいやり方は下記の動画を見てみてください。
鎖骨の下あたりを叩くやり方
肩を叩くやり方