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尽くしすぎるやめたい|尽くすのがやめられない本当の原因とは?


尽くすのをやめる方法を調べても

こういう理由で尽くすのはよくないからやめましょう
尽くしてしまうのは自信がないから、もっと自分に自信を持ちましょう
というものばかりだと思います。

それが頭では分かっていてもできない、やめられないのは、尽くしてしまう根本原因を解消していないからです。

その根本原因を解消することで、意思の力で無理にやめようとしなくても自然とやめられます。

尽くすのではなく愛情表現としてこうしてあげたいからするというようになります。

もし、相手がダメ男やヒモ体質の場合、自然と縁が切れたり、あなたの方が自然と興味がなくなります。

目次

なぜあなたは尽くすのをやめたいのにやめられないのか?

尽くしすぎてしまう根本原因を解説する前に、なぜあなたは尽くすのをやめられないのかを解説します。

尽くしすぎるのをやめられないのは

尽くしていないと不安や恐怖を感じる
尽くすことに何かメリットを感じている

からです。

尽くしていないと

彼に見捨てられるのでは
自分は必要とされないのでは
愛してもらえないのでは

という不安や恐怖があるということです。

そして尽くすことで

自分が必要とされているという安心感を得られる
彼氏や他人が一緒にいてくれて孤独にならずに済む

といったメリットを感じているからです。

これは意識でだけではなく無意識からです。

無意識は意識の何十倍も強制力があるので、意識でいくら「尽くすことで得られる愛情なんて見せかけだ、もう自分を犠牲にするのは嫌だ、やめたい」と思ってもやめられないのです。

無意識にダメンズや支配欲が強い男性を好きになったり、縁ができます。

あなたも無意識に彼氏の支配下に入ることで、居場所や安心感、必要とされている感覚を得ているのです。

尽くしすぎるのがやめられない本当の原因

尽くしすぎてしまいやめられないのは

尽くしていないと不安や恐怖を感じる
尽くすことに何かメリットを感じている

からだと述べました。

ではなぜ、そのように思い込むようになってしまったのでしょうか。

そこに尽くすのがやめられない本当の原因と、自然とやめるための鍵が隠されています。

そこを解消しないままに無理にやめても、強い不安や恐怖からリバウンドしてしまうだけです。

尽くしすぎるのがやめられない根本的な原因のほとんどは幼少期の親子関係にあります。

親や家族にに尽くすことで

親と繋がっていられた
必要としてもらえた
居場所がもらえていた
愛情(のようなもの)をもらえた

尽くしていないと必要とされない、居場所がない、親(大切な人)と繋がっていられないと思い込んでしまっているわけです。

親が直接的、間接的に「自分に尽くしなさい、そうでないとあなたに価値はない、見捨てるぞ」という態度を取っていたことが考えられます。

幼少期の頃は脳が柔軟なのと両親は絶対的な存在なので、愛情をもらえなかったり見捨てられて生きていけないので服従してしまいます。

直接的な言葉だけではなく、暗にほのめかしたり、表情や態度などで無言の圧力もあります。

尽くすのは、直接的な世話だけではなく、精神的なケアも含めてです。

例えば両親の関係が冷え切っていて、母親からいつも父親の愚痴を聞かされていた。

口の聞き役などもそうです。

そして、逆に自分が話したり、感情を出したり、甘えたりなど愛情を求めると、冷たい態度を取られた。

自分は親に尽くすことで、必要としてもらえる、繋がっていられる、居場所がもらえる、そうでないと価値がない、拒絶され、見捨てられる

と思い込んで、その恐怖や不安に怯えてしまっているのです。

そして、そのままの自分では必要とされない愛してもらえないという絶望、悲しみ、無価値感、孤独。

そのままの自分を愛してもらえなかった、身勝手に尽くさせられた怒りや恨み

これらの感情を感じるのは苦痛ですし、認めたくないので感じないように見ないフリをしたり抑圧してしまいます。

しかし、なくなったわけではなく残ったままになっていて、大人になってもあなたの言動や人生に大きな影響を与えます。

抑圧されている感情に触れる出来事があると、瞬時にその恐怖、悲しみ、絶望感などが湧き上がってきて、それを打ち消そうとする行動を取ろうとします。

その出来事とはすなわち、大切な人、彼氏ができた時です。幼少期の親との関係で感じた、尽くさないと見捨てられて悲しみ、絶望、孤独になってしまうという恐怖が湧き上がってくるのです。

他にも、父親が尽ダメ男で酒、遊び、ギャンブルなどで散財し、母親が一生懸命尽くしているのを見て育ち、男性に尽くすのが恋愛や結婚であると言う信じ込みを持ってしまっているケースもあります。

このような抑圧されたままの未完了の感情と、それに付随する信じ込み(ビリーフ)が尽くすのがやめられない根本原因です。

あなたの内面にこのようなどのような未完了の感情が残ったままになっているのかを探り、きちんと向き合って解消し、過去の自分を癒し満たしてあげることで自然とやめられるようになります。

尽くすのを自然とやめるための実践ワーク

尽くしてしまう原因の未完了の感情と信じ込みを探る

あなたがなぜ尽くしてしまうのか、どんな感情を感じるからまたは感じたくないから尽くしてしまうのか、そしてそれが過去のどんな体験から来ているのかを洗い出します。

次の質問に答えてください。

質問1.あなたがしている尽くすという行為は具体的にどのようなことをしていますか?

質問2.具体的にどんな人に対して尽くしてしまいますか?(恋人、家族、友人、知人、職場の人など)

質問3.なぜそれをしているのですか?理由を述べてください。

質問4.尽くすことで何が得られる、避けられると思っていますか?

質問5.もし尽くすのを一切やめたらどのようなことが起こると思いますか?

質問6.もし尽くすのを一切やめたらどんな感情がわき上がってきますか?

質問7.自分をどう思っているから尽くすという行為をしているのですか?尽くすことをしない一切自分はどういう人間だと思いますか?

質問1~7で書き出した答えに対して、いつ頃からどのような体験がきっかけでそのように思うようになりましたか?体験を覚えていない場合は幼少期の両親との関係にあることがほとんどです。

尽くすことに対する感情や思いを紙に書き出す

紙と鉛筆を用意してください。

先ほどの質問に答えた内容も踏まえて、尽くしてしまいやめられないこと、尽くしてしまう自分自身や相手に対して思いや言いたいことなどを自由に紙に書きなぐってください。実際に手書きで書くのが効果的です。

「自分は尽くしていないと何の役にも立たない価値のない人間だ、尽くしていないと必要とされなくなって見捨てられてしまう、それは嫌だ怖い」

と言ったように自分の感情を吐き出すように本音を書き出してください。

これをやることで自分が持っていた感情や信じ込みを自覚するとともに、きちんと感情を感じて吐き出すことができます。

とてつもない恐怖や不安や悲しみなどを抑圧していると、今はなかなか出てこないこともありますが、少しでもでてきなならば進んでいる証拠です。

感情と信じ込みを認め受け入れる

先ほどの質問に書き出した内容と感情を書き殴った紙から、なぜ尽くしているのかどんな感情を感じたい、または感じたくないから尽くしているのか、どんな思い込みがあるから尽くしているのかが明らかになったと思います。

その内容を見ながら、良い悪いを判断せずに淡々とそれを認めて受け入れてみてください。

「あーなるほど自分は幼少期に親のお世話をしていないと必要とされない見捨てられるという恐怖や、そうしていないと必要としてもらえない悲しみを感じていたから、またそうなるのが怖くて恋人に尽くしてしまっていたのか」

といったように第三者視点で淡々と認め、受け入れてください。

自覚して認めることで初めて変化や手放すことができます。

尽くしすぎてしまう原因の未完了の感情を解放して手放すためのワーク

心理ワークで未完了の感情と信じ込みを作った体験にアプローチして、感情を吐き出したり、過去の幼少期の自分を癒していきます。

すると過去の記憶に対する認識が変り、それに付随する信じ込みが変わります。

尽くしていないと認めてくれず、冷たい態度を取った親への怒り
尽くしていないと必要とされない、見捨てられる恐怖
そのままの自分を愛してもらえなかった悲しみ、絶望
本当は親にそのままの自分を認めて愛して欲しかったという欲求

こういったものを全部吐き出して、癒して全部満たしてあげます。

これは全部自分自身にしかできません。

これらの感情をきちんと感じて吐き出し、当時の自分を自分自身が認めて癒してあげます。幼少期に感じた悲しみ、寂しさ、孤独感、恐怖、怒りなどの感情が消化されて解消されます。

そうすることでそれに付随していた「自分は尽くしていないと必要とされない」といった、信念も外れていきます。

幼少期の自分(インナーチャイルド)を癒し、満たして、自己受容(そのままの自分を受け入れ認めてあげる)をしてあげます。

そうすることで意思の力でやめようとしなくても自然と尽くさなくても平気になってきます。

尽くすことが10年20年という長年のパターンになっているので、初めてのことなので最初は戸惑ったり抵抗もあることもありますが、病的なブレーキがかからなくなくなるので自然とやめられるようになります。

未完了の感情を感じ吐き出すためのワーク
インナーチャイルドを癒すワーク
自己受容のワーク

などはこちらの記事を参考に実践してください。

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