女性特有の悩みや精神や身体の不調から、ニートや引きこもりになってしまう女性が増えています。
女性は元々の素質として、コミュニケーションや共感や承認を求める傾向が強いため人間関係で悩みがちなのと、身体面でも女性の特有の原因で、バランスを崩してしまうと精神的に病みやすい状態にあるからです。
失恋や挫折がきっかけになったり、精神的ストレスや身体面の不調から、脳からうまく安心感や幸福感、やる気などを起こさせるホルモンが分泌されず、鬱病や不安なってしまい、ニートや引きこもりになってしまっている女性もたくさんいます。
今回は、引きこもりやニートの女性の人が、精神や身体の不調を改善して、やりたいことを見つけたり、社会復帰をしたり、毎日自分らしく自分のやりたいことをやってイキイキと暮らせるようになるための方法論を解説していきます。
ニートや引きこもりになってしまっていても仕方がないこと
あなたはこれまでに辛く苦しい思いをたくさんしてきたのだと思います。
親の育てられ方や家庭環境が悪かったのかもしれません。
学校でのいじめにあったり孤立してしまったり、他人から酷いことをされたりして、人が怖くて人前に出られないのかもしれません。
受験や就職の失敗、失恋など、人生で大きな挫折を経験したのかもしれません。
受験や就職などでの他人との競争、社会に出てから仕事のノルマや忙しさやプレッシャー、職場の人間関係、
とても大変な育児や家事
そんな日々に疲れ果てて心が折れてしまっているのかもしれません。
辛い心身の体調不良を抱えているのかもしれません。
やりたいこともなく、何もする気が起きず、人生に希望や意味が見出せないと感じているのかもしれません。
そしてその状態を誰にも理解してもらえない、相談する人がいないと1人で抱えてしまっているのかもしれません。
心や身体が傷ついたり、疲れて打ちのめされた状態にあるので、あなたがニート、引きこもりになってしまっているのは仕方がないことです。
何かをやりたい、社会復帰したい、でもやる気が出ない、怖い、不安だ、身体がだるくて体調が常に悪くて何も出来ない。
部屋の中ですごすようになり、何年も経ってしまい、余計に外や人前に出づらくなってしまっている。
今のままでいるのは楽だけど、孤独を感じる、毎日が虚しい、つまらない。
両親に悪いと感じたり、社会から孤立してしまって社会活動に参加してない自分に罪悪感を感じたりして、焦ってしまっているのかもしれません。
あなたが、今の状態になっているのは仕方がないことです。無理をしたり、焦ってしまえばしまうほどその状態からの抜け出せなくなってしまいます。決して、無理をしないでくださいね。
必ずしも社会復帰を目指さなくても構わない
必ずしも社会復帰を目指そうとしなくても構わないと思っています。
まずは心や体の苦しみが少しでも楽になれる、ほっとできる、安心できる状態になれればよいと思っています。
「ニートや引きこもりをしている状態が直ったら、辛い仕事や学校、社会に復帰をしなければならない」と思ってしまうと、直すことを無意識に拒んでしまいます。
どうするかは、よくなってからまた決めればよいのです。良くなってきたら、その時の自分は前向きに行動に意欲的になっていて、何か社会復帰に向けて行動を起こすかもしれません。自分の好きなことやそれほど人や社会と関わらずに出来る仕事や何か違う道を見つけるかもしれません。
どちらでも選択できる自立した自分を目指して行きます。
ニートや引きこもりになってしまっている原因と思われるものを改善して行くワーク等を解説していきます。
・自分との不調和を改善して行く方法
・傷ついた自分をいたわり、自分を好きになっていく方法
・過去の体験により作られてしまったトラウマや心の傷を癒していく方法
・過去の記憶により持ち続けている自己否定の信じ込みを処置して変える方法
・体調不良から精神が病んでいる状態を改善していく方法
・社会復帰や自立が可能な自分に変化して行く方法
・幸せな人生を呼び寄せる方法
無理をせずに少しずつできるところからおこなっていきましょう。
ニートや引きこもり状態を作っている精神的な原因
ニートや引きこもりになってしまう、先天性に病気以外の心理的な原因を見ていきましょう。
そのほとんどが、過去の体験により作られてしまった信じ込みが発端の原因になっています。
親に否定されて育った、家庭環境が悪い
学校で何かいじめられたり、孤立してしまった
受験や就職での失敗、失恋など大きな挫折を経験した
会社で仕事が忙しかったり、理不尽な目にあった
他人から何かひどいことをされたことがあり、他人が怖い、人前に出られない
こういった体験から作られてしまった”否定的な信じ込み”により、他人が怖い、他人から嫌われている、社会は面倒で嫌なことばかり、辛く酷い目に合うといった恐怖心を持ってしまっているのが主な原因です。そしてそのストレスにより、精神や体調を崩してしまって余計に辛くひどい状態になってしまっているのです。
例えば、幼少期に親から、「どうしてそんなこともできないの!?あなた本当にダメな子ね」などと否定され続けて育つと、自分はダメなんだ、自分は価値がない、愛されていない、人から嫌われる、自分のせいで人を怒らせる、といった信じ込みを持ってしまいます。
人間の脳は、信じて受け入れると、それが命令と受け取り、信じたような人間として振舞ったり、ますます自分がそう感じるような体験を人生の中に呼び寄せようとします。
例えば、過去の何らかの体験がきっかけで、自分は暗くて話が下手だと信じ込んでいる、人前に出る、緊張して震えてしまい言葉が出てこなくなるといったことが起こります。これは、脳が信じている通りに振る舞わせているのです。
自覚のあるなしに関わらず、何かのきっかけで無意識下で「ダメな人間」「人から嫌われる」と信じてしまうと、脳はその信じ込みを命令として受け取り、「ダメな人間」「人から嫌われる人間」として無意識に振る舞わせようとします。
やる気がなくなったり、簡単なことができなかったり、ミスをしたり、失敗するような選択をしたり、自分を蔑ろにする人と付き合ったりといったことを無意識にしてしまったりします。
「自分はダメな人間」「人から嫌われる」と信じていれば、自信がなくビクビクおどおどしてしまい、人とうまく喋ったりコミュニケーションができなくなり、人の顔色を伺ったり嫌われないように無理をして自分を作ったり、我慢して他人の言いなりになったり、媚びたりしてしまいます。
人によっては、「自分はダメ人間なのだからがんばらないといけない」と、無理してまで勉強や仕事をがんばってしまったりします。
また、そのように信じていれば心が満たされず、他人からの愛情や承認を過度に求めるようになります。他人に愛情や評価を求め、それが得られないと相手を責めたりしてしまい、求めれば求めるほど他人から嫌われてしまいます。
人間関係で傷ついたり、挫折、仕事での失敗リストラ、がんばりすぎて心身をおかしくしたり、今までずっと我慢や無理をしていたので心が折れたり、精神や身体のバランスを崩して病んでしまい、ニートや引きこもりといった状態になってしまうのです。
「ダメな人間」と信じているだけで、実際には「ダメな人間」なのではないのです。過去の体験により持ってしまった「自分はダメな人間だ」「自分は嫌われている」という信じ込みが残っているため、脳への命令となり続け、そのような状態を作っているのです。
親や周囲の人はこういったことを全く知らずに、現状だけを見て「引きこもってないで外に出なさい!」「そんなのは甘えだ、働きなさい!」と社会復帰やがんばるように強要します。
そして、無理強いされ、それができない自分がますますダメだと感じてしまい、余計に自己否定が強くなって余計に引きこもってしまうのです。
ニートや引きこもりの状態になってしまっているのが、あなたが悪いわけでは無いのです。
ニート、引きこもりから変わるために最初にすること
あなたは、辛く苦しい思いをして傷ついていたり、恐怖心を持ってしまっていたり、がんばって疲れてしまっていて、心身の不調で何も出来ない状態になってしまっています。
まず最初に自分自身に次のようなことをしてあげましょう。
自分の本音を聞いたり吐き出してあげる
自分に寄り添ってあげる
自分を労わる、労をねぎらってあげる
自分に謝罪したり和解する
自分を大切にしてあげる
自分に愛情を注ぐ
楽しいことや嬉しい事をする
リラックスする、安心する
思いっきり休む
好きなことをする
この様な事をあなたは他人にして欲しいと思っているかもしれませんが、まずは自分にしてあげるということから始めます。
あなたは、自己否定(自分が自分を罵しったり否定する言葉)によって傷ついてしまっています。
なぜかというと、他人にされた酷いことや外の何かがきっかけになったとしても、ずっと自分に対して「自分はなんてダメなんだ」「自分になど価値がない」「嫌われている」といったように自分自身に罵声を浴びせ続けてしまっているからです。
もし、このような言葉を他人に対して言ったら、その人は嫌な気持ちになり、傷付くと思います。
あなたは、自分自身による罵声や否定的な言葉で延々と追い討ちをかけることにより傷付き続けてしまっているのです。
多くの人が、他人から愛情をもらったら自分が満たされると思っていますが、真実は逆で、自分自分に愛情を注いで満たされたから他人から真の愛情がもらえるのです。
他人から愛情がもらえたら幸せを感じるのも、他人の愛情によって幸せを感じているのではなく、「自分は他人から愛情がもらえている人間なんだ」と自分を肯定できるから幸せを感じるのです。
だから、自分自身でそれを先にやってしまえば、他人の言動に左右されない本物の自己肯定感が養われて行きます。
今まで辛い目にあっていても、他人から必要とされていないと感じても、自分だけは自分の味方でいてあげてください。
これを具体的に行っていく方法を解説してきたいと思います。
ニート、引きこもりの自分を変えるワーク
自分との不調和を改善する
あなたは、これまでに辛い経験をしてきて、心身が疲れ果てて、心が折れてしまっていて何もやる気がなくなったり、人生に未来や希望が見えなくなっている状態にあるのだと思います。
まずはそんな自分自身を労わって優しくしてあげましょう。
自分の本音や気持ち、誰に何を言いたいのか、どうしてほしい、ほしかったのか、どうしたいのか、聞いてあげて、自分自身を労わって、大切にして、甘やかして、愛情を注いであげます。
それが、ニートや引きこもりから脱出する第一歩になります。
同じ「だらだらする」でも目的意識があるかないかで結果が180度違う
「だらだらする」「怠ける」「甘やかす」でも、目的意識を持ってやるか、そうでないか、ポジティブな理由であるか、ネガティブな理由であるかによってその後の結果が180度変わります。
これは人間の脳の仕組みにあります。
脳は自分が強く意識している、心の奥でそう信じている通りの人間になろうとするからです。
「自分はどうせダメで、何にもやる気が起きない、どうせ何もいいことない」から、だらだらしていると、脳は、信じている通りに”だらだらしたダメな人間” ”つまらない人生” ”やる気がでない”という状態を維持しようとします。
一方「今まで色々なことがんばったり辛い思いをして疲れてしまっているから、こういう状態なのは仕方ない、今はゆっくり休ませてあげよう、自分がやりたいことをさせてあげよう」だと、脳は、「回復するために休んでいる(だらだらしている)」と判断します。つまりその裏で意識しているのは、回復や復帰している自分なので、脳は回復に向けて働き出します。
ニートや引きこもりからなかなか抜け出せないのもこうした脳のメカニズムによるものが大きいです。
ワークとして具体的なやり方を解説しますが、ポジティブな意味で、自分を甘やかし、大切にし、労をねぎらい、本音を聞いて、共感して、愛情を注いであげます。
もし、自分はダメだ、何もいいことない、価値がない、などと思ってしまっても、それに対して罪悪感を感じたり責めたりていたこともできるだけしないようにしてあげます。
さらに、もし責めてしまってもそれは仕方ないよねと、どこまでも肯定をしてあげましょう。
もし依存心や不安や恐怖や、逃げる気持ちから何かを避けたり怠けてしまっても、それはそれでかまわないのです。自分をダメだ、とか責めたりせずに、それも仕方ないよねと、どんな状態でも自分自身を受け入れて優しくしてあげてます。
自分の本音や信じ込みを描き出す
最初に、自分の本音や言い分やどうしたいのかなどを吐き出して明確にします。
自分自身の本音はなかなか気づかなかったり、辛い過去の記憶は、いつも感じていると苦痛なので無意識に抑圧して見ないようにしてしまいます。
まずは自分が何を感じ、何を求めているのか、何が嫌なのか、何が苦しいのか、何がほしいのか、本当はどうなりたいのかどうしたいのか、自分は何を信じ込んでしまっているのかということを明確にします。
本当の自分の気持ちや信じていること、求めているものを自覚することで、初めて改善することが可能になります。
紙と鉛筆を用意して次の質問に答えるように紙に書きをしてください。
質問1.なぜあなたはニートや引きこもりをやっているでしょうか?その理由を書き出してください。
質問2.あなたがニートや引きこもりになった原因と思われる出来事、人、過去の自分の行動や体験などを全て書き出してください。
質問3.質問2で書き出した原因を作ったと思われるも(親、他人、学校、クラスメイト、会社、挫折、失敗等)に対して言いたいこと、こうして欲しかったこと、感情や文句、罵声などでもよいので、思っていることを全部書き出してください。
質問4.あなたは自分自身がどんな人間だと思いますか?
質問5.ニートや引きこもりをやっている自分自身に対して思っていることを書き出して下さい。
思い出したくないような辛い記憶であれば、無理に思い出して書かなくてもかまいません。(そのような記憶は、後で記憶を無力化するといった処置を行います)
書き出した紙を、なるほど、自分はこんなことを思い、こんなことを信じていたのだと第三者視点で眺めてみてください。あなたの今の本音、言いたいこと、信じていることを吐き出すと共に、自覚して気付くことができます。
嫌な体験の記憶を無力化する
過去の体験の記憶に”否定的な意味づけ”をしたままで無意識下に持ち続けていると、それを解消、変更しない限り、10年たっても20年たっても悪影響を与え続けます。
例えば
親から「お前はダメだ」と否定されて育った記憶 →
「自分はダメ人間だ(なぜなら親から駄目人間だと言われた記憶があるから)」と信じ込み続ける →
脳がその通りに命令として受け取り、ミスをしたり、失敗したり、やる気がでなかったりしてダメな人間として振る舞ったり、自信がなく人前でビクビクしたり、嫌われないよう媚びたり、人の言いなりになってしまいう、他人から酷いことをされる →
うまくいかないことばかりで疲れたり嫌になって、ほうらやっぱり自分はダメだと、どうせ自分はダメだと引きこもりやニートになってしまう
ですので、記憶を以下のようにして、現在に影響が及ぼさないようにしてしまいます。
記憶そのものを変更する
記記憶に対する意味づけを変える
記憶を無力化する
体験の記憶から気づきや学びを得て昇華させる
このような形で記憶を処置してしまうと、記憶に付いていた否定的な意味づけが外れるので、否定的な信じ込みも外れていきます。
すると、自分はダメだ、自分は価値がない、人から嫌われる、誰からも必要とされていないといった信じ込みが外れてくるので、そういった信じ込みにより沸き上がって来る恐怖心や苦しい感情もなくなっていきます。
そうすると、ブレーキが外れた状態になるので、別の信じ込み、例えば、ありのままで自分は価値がある、自分はできる、晴らしいといったポジティブな信念を植え付けやすくなります。
すると、脳はそれを命令として受け取って、あなたをその信念通りの、できる、価値がある、大切にされる、愛される、素晴らしい人間として無意識のうちに振舞わせたり、そういう出来事を引き寄せたり、周囲の人間もそれを察知してそのような人間として扱ってくれるようになってきて、ますますそう感じる人生が展開されていきます。
今のあなたは、ずっと多く10年20年と否定的な信念を持ち続け、自己否定に慣れてしまっているので、それが変えられるなんて思えないかもしれません。でも、それはそれがずっと習慣になっていたからそう感じるだけで変える事は可能なんです。
人間の脳は一度信じた事は変ええられないということはなく、パソコンのハードディスクと一緒で別のものに書き換えることが可能です。
記憶を処置する方法は、タイムラインセラピーという方法で行います。タイムラインセラピーはこちらの記事で詳しく説明しているので参考にして実践してください。
普段湧き上がってくる嫌な感情や自分はダメだといった否定的な信念などはセドナメソッドという方法でその場その場で嫌な感情が湧き上がってくるたびに解放していきます。
自分の理想の状態を描き出す
今の自分が、これからやりたいこと、理想の生活などを、こんな事は無理だ、とか制限しないで楽しみながら自由に書いてみましょう。
今のニート、引きこもりの状態の自分がやりたいこというより、制限をつけずにそういった状態を完全に克服した自分になったとして理想の生活を書いてみましょう。
こういうところに住んで、こんな服を着てこんなおしゃれをしたい
こんな所に旅行に行きたい、こんな趣味をやりたい
他人からはこんな扱いを受けている
こんなことやりたい、このような人になりたい、こんな職業につきたい
現実にできるかどうかは置いておいて、ワクワクしながら自分が楽しい嬉しい、幸せだな、充実感や満足を感じるようなことをいろいろ書き出してみましょう。
最初は小さなことでもかまいません。
すると脳はそうなろうと活動を開始するので、前に進み始め、あれをやってみようとやる気がでてきたりします。
自己肯定感を養う
過去の辛い体験により傷付いてしまいニートや引きこもりになってしまう女性の多くが、無意識に「自分はダメだ」「人から嫌われる人間」「自分には存在価値など無い」「自分は他人より劣っている」といった自己否定の信念を持ってしまっていることが多いです。
前の項目で自己否定を作っている記憶を処置して信念を外すといったワークを紹介しましたが、否定的な信念を外しつつ、自己肯定感を養っていきましょう。
両方を並行して行っていくのが良いです。
心の苦しみが湧きあがっているのは、自己否定からくる劣等感によることの割合が大きいです。
自己肯定が養われてくると、何もなくても安心感や幸福感、少しの事で楽しさや嬉しさ、満たされた気持ちになってきます。
すると脳はますますそう感じる出来事を呼び寄せようとします。
自己肯定感を養うワーク
・自分の良いところ、できること、これまでに成し遂げたこと、素晴らしいところ100個書き出してください。
・自分の今の人生で置かれてる状況やこれまでの人生の中で感謝できること、恵まれていること100個書き出してください。
今までは、自分のできないところやダメなところ、否定的なことばかりにフォーカスする癖がついてしまっているので、最初はなかなか出てこないかもしれません。
どんな小さな事、当たり前のような事でもかまいませんので書き出して下さい。
例
・自分の良いところ、できること、成し遂げた事
自転車に乗れる
イラストが描ける
動物が好き
・感謝できること、恵まれていること
自分の部屋がある
毎日食事ができる
パソコンとインターネットができる
これを行うことで、「自分はすばらしいところがたくさんある、感謝できることや恵まれてることがたくさんある」と感じられるようになるので、少しずつ幸福感や満足感で満たされるようになってきます。
脳は事の大小よりも数が多いとそれは真実だと判断するので、小さくてもたくさん書き出すことで、良いところや素晴らしいところ、恵まれていることや感謝できることがたくさんあるんだと判断します。
そうすることで、少しずつ自分は出来る、素晴らしいと無意識に根付いて、自信が付いたり、やる気が出たり、満たされたり、幸福感が感じられるようになってきます。
脳は信じた状態になろうとしたり、そういう体験を呼び寄せようとするので、無意識のうちにそのような人間として振る舞ったり、ますますそのように感じるようなことを人生の中に呼び寄せようとするのです。
このワークをバカバカしく感じる、やる気がでない、といったことがあったら、それは今までの自分でいようとする心の抵抗です。脳には信じていることや今の状態を維持しようとする働きがあるため「どうせ何をやってもダメだ」「どうせ無理」と信じてしまっていると、それを維持しようとします。だから最初は抵抗があってもやってみることをおすすめします。
普段の生活で自分自身を肯定してあげるワーク
最初に自分自身をいたわってあり共感してあげたりというワークを紹介しましたがこれをさらにプラスの方向に行うワークです。
日常生活の中で何かある度に自分を肯定する
普段の中で、できる範囲で、何かをするたびに労をねぎらったり、できた、すごいと褒めてあげましょう。どんなに小さな事でも構いません。少し掃除したとか、何か調べ物をしたとか、漫画を読んだとかでもかまいません。
日常生活の中で、恵まれてること、あることに意識して感謝する
今の環境の中で、恵まれていること、あるものに意識して生活します。
食事をしたら、おいしい食べ物が食べられて幸せ、感謝
お風呂に入ったら、気持ちいい、幸せ
漫画やゲームなどをしたら、楽しい幸せ
テレビをみたらおもしろい、幸せ
目が見える、耳が聞こえる、幸せ
といったように、小さなことで幸せにフォーカスします。
一日の終わりに自分に愛情を注ぐ
寝る前に布団の中で今日も一日を生きた自分に対して、愛情を注いであげましょう。
一日何もできなくて否定的に思ってしまっても、今は仕方ないよ、大丈夫だよ、と声をかけて自分自身に優しく愛情を注いであげます。
好きな芸能人とか、好きなアニメや漫画のキャラクターなどに誉めてもらったり労をねぎらってもらったり、大丈夫だよって言ってもらったりしているところをイメージするのもよいです。
寝る前は無意識が優位になるので、ポジティブな信念が入りやすくなります。
少しでも多く良い気分で就寝してください。
これは、単に今の状況で満たされて幸せになる、という効果だけではありません。
脳は信じたこと、フォーカスしたことを人生の中に引き寄せるので、ますます大きな満たされる状況や幸せを呼び寄せようと働き出します。
自己肯定感を養うワークはこちらの記事も参考にして行ってみてください。
精神を病んでいる女性に多い現代的栄養不足の改善
一般的には知られていないですが、多くの女性が現代的栄養不足が原因で精神を病んでしまっています。
身体と精神は大きなかかわり合いがあります。
強い精神的なストレスが続くと体調不良になり、体調不良になると、精神を健全に保つホルモンなどが分泌ができなくなったりして病んでしまうといった相互関係にあります。
精神が病んでしまうのは、ストレスや栄養不足などにより、脳が精神を健全に保つために必要な、オキシトシン、セロトニン、ドーパミンなどのホルモンを分泌できなくなってしまうことが大きな原因としてあげられます。
1.過去の体験の記憶(トラウマ)、継続中の嫌な体験によるストレス
2.現代的栄養不足
これらが原因になって、精神を健全に働かせることができなくなり、精神を安定させたり、安心感や幸福感を感じるホルモンかうまく分泌できなくなることがあります。
そうすると、不安や神経障害、パニック障害、うつ、自傷行為、パニック障害など、精神状態が不安定になったり病んでしまったりするのです。
現代的栄養不足を改善するだけで、上記のような状態が治っている例も多数報告されています。
しかし、現代的栄養不足については、薬信仰の日本では、医者も精神科医もほとんどが知りません。このような観点から治療をおこなっている病院は全国でも少数しかありません。
精神科で出される薬は治すものではなく、脳を刺激して無理矢理精神を安定させるホルモンを出させたり、神経を麻痺させるなどして症状を無理矢理押さえるだけです。
薬は「病気を治すもの」ではないんですね。治すのは自分自身の治癒力です。
何年も薬を飲んでいても治らないのは、根本的な原因はそのままにしたまま単に症状だけを無理矢理押さえたり、一時的に改善させているだけだからです。
薬漬けになってしまうと、脳は自分でホルモンを出せなくなってしまってしまったり、耐性がついて薬の量や強さが多くなり、余計に薬に依存してしまいます。だからやめると余計に酷くなるというリバウンドがくるのでやめられなくなってしまうのです。
多くの女性が”現代的栄養不足”に陥っている
多くの女性が現代的栄養不足に陥ってしまっています。
本来は精神的にも肉体的にも全く問題がないのに、栄養不足のせいで身体機能がうまく働かず、精神的に病んでしまい、精神病院に通って何年も通い、たくさんの薬を飲んでいるのに一向に治らないという人が多数存在します。
栄養不足を改善しただけで、うつや、自傷行為、過食嘔吐などが治っているケースも多数報告されています。
人間は、たったひとつの栄養素が足りないだけで病気になったり、様々な不調や、生活ができないほど精神的に不調になってしまったりします。
”脚気”というほおっておくと死に至る病がありますが、江戸時代~大正時代にこの病気にかかる人が急増し、当時は原因が不明で、命を落とす人がたくさん出ました。
のちに脚気の原因はビタミンB1の不足であるということが分かりました。
庶民も白米を食べるようになり、白米ばかりでまともなおかずがなく、ビタミンB1不足に陥っていたのです。
それが分かり、ビタミンB1が多く含まれている食材を多く取らせたところ、簡単に治ってしまったということです。
このように、たった一つの栄養素が足りないだけで身体機能が回らなくなるのです。
現代の栄養学で推奨されている一般的平均的な食事をしていれば栄養不足に陥る事はないと多くの人が思っていますが、それは大きな間違いです。
現代の食材の栄養価は、品種改良や土の栄養の劣化、科学肥料、農薬、環境汚染などの影響で、本来のその植物が持っている栄養素の何分の一にも低下しているそうです。
さらに、加工食品などは、さまざまな加工処理をすることで、素材本来の栄養素が壊れたり少なくなってしまっています。
また、現代人は、人体にはあまり必要のない糖質(糖分、炭水化物)を過剰に摂りすぎていて、体がその処理のためにたたくさんの栄養素や労力を使ってしまっています。
そして、現代特有の様々なストレスや環境汚染などから、必要量が多くなっています。
栄養素の必要な容量というのは、個人差があります。その栄養素のほとんどを必要としなくても健康を維持できる人もいますし、人の何倍も必要な場合もあります。
吸収率も個人により違いますし、個人でも、例えば忙しい時とかストレスを抱えているときは消費量や必要量が多くなります。
現代栄養学はこういった問題や個人差や吸収率を無視しているので、万人向けではありません。
一般的な食事を摂っているつもりでも、人によっては極端な栄養不足に陥ってしまい、それが心身の体調不良として現れてきます。
若い女性で健康そうに見えても、さまざまな体調不良を抱えたり、すぐに体調を崩しやすい、メンタルを病みやすいという女性は多いものです。
精神を病ませる女性特有の栄養不足になる原因
女性は、生理で毎月大量の血液を排出することで、血液に多く含まれる鉄分が失われます。
現代の食事から摂れる栄養素の少なさとあいまって、鉄分不足の女性が多くなっています。
女性に冷え性や便秘、貧血、低血圧の人が多いのは、この鉄分不足が大きな原因の1つになっています。
鉄分が不足すると精神が不安定になったり、うつになったりします。
また、女性は甘いものが好きな人が多く、甘い物を体が処理するのに大量のビタミンやミネラルを必要とします。
ダイエットやヘルシー思考の食事により、たんぱく質などの身体を作る栄養素が満足に摂れていないこともあります。
妊娠出産が栄養不足の精神不調のきっかけになることもあります。
現代型栄養不足の改善方法
ビタミンB1の不足で脚気になってるように、本来健康なのに、単に鉄分を中心とした栄養不足でパニック障害やうつ、自傷行為、過食嘔吐などの精神を病んでしまう状態なってる人も多数存在しています。
鉄分は、幸いなことに、近くの病院で血液検査をするだけで足りているか足りていないかが簡単にわかります。
鉄分が足りているかどうかは血液検査の「フェリチン」という項目を見ます。
フェリチンとは体内の鉄分の貯蔵量を意味します。
女性であればフェリチンが100以上はないと健全な精神を保つことが難しいと言われています。
女性の場合かなりの割合の人が、 フェリチンが50以下、中には10以下という人も存在しているそうです。
うつ病やパニック障害、精神が不安定な女性の中には、フェリチンが10以下の人がかなりいると言われています。
血液検査病院で簡単にできるので、精神が病みやすい、うつ、パニック障害、不安神経症などの人は、一度血液検査をしてみることをおすすめします。
僕は男性ですが、以前健康目的で一時期菜食に近いことをしていたことがあります。しかし、どんどん体調がすぐれなくなり、精神が不安定で、強い不安や苦痛、ちょっとのことでイライラすることが多くなり、低血圧で冷え性で寒くてしょうがないという状態になりました。
この時に栄養不足の事を知り、血液検査したところ、フェリチンがなんと10以下でした。それで鉄分をサプリで多く摂るようにしたところ、精神は安定し、イライラすることは全くなくなり、冷え性も治りました。
鉄分は、肉や卵や乳製品に多く含まれるので、菜食が中心だと鉄分不足に陥ります。
鉄分不足になっている人は、鉄分が多く含まれる食品を食べても回復するほどの量を摂ることは無理なので、サプリで摂取します。
日本製のサプリは、ほぼ全てがヘム鉄で、これだとほとんど吸収されないため、効果が全く期待できません。
海外製のキーレート鉄のサプリが最も高い効果が期待できます。
キーレート鉄のサプリは通販で100錠で1,000円とか、 250錠で1,700円とかその程度です。
Amazonや、iHerbなどで「キーレート鉄」と検索して簡単に購入できます。
鉄分は、ビタミンCと一緒に摂ると、吸収率が高くなります。ビタミンCも心身を回復させるのにとても重要な栄養素です。
それから、たんぱく質、ビタミンB群、ナイアシン(ビタミンB3)、ビタミンD、マグネシウム
精神を健全に保つためには、鉄分、ビタミンC、ビタミンB群、ナイアシン(ビタミンB3)、ビタミンDと、タンパク質を多めに摂る。
便秘はマグネシウム(酸化マグネシウムではなく通常のものを)を多めに摂ると治りやすいです。