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自分が嫌いになる本当の原因と自然と自分を好きになる方法

自分のことが嫌いすぎてつらいです。どうしたら自分を好きになり自信を持てるのでしょうか。

自分嫌いの本当の原因と、原因を解消して自然と自分を好きなる方法をお伝えします。

目次

自分を嫌いになってしまう根本原因

自分を嫌いになってしまった原因は、過去の体験から持ってしまった信念にあります。

親からいつもダメ出しや否定され、怒られて育った
親に兄弟姉妹と比較された
容姿、能力、性格などをバカにされた
みんなができることができない、劣っていると感じた
挫折や失敗を経験した
他人から嫌われた、無視された、苛められた

このような体験から

自分は無能で価値がない人間だ
自分はバカにされて嫌われる
こんなことができない自分はダメだ
自分は人より劣っている

このような自己否定の信念を持ってしまったため、自分を嫌いになってしまっているのです。

そして「バカで無能で自分なんか大嫌いだ」と自分を責め続けているため、余計自分が嫌いになり苦しく深く傷ついてしまっているのです。

人間の脳は信じていることを命令と受け取り、そう感じるような現実を呼び寄せます。

だから「自分は無能で人から嫌われるダメな人間だ」と信じていると、脳がそう感じる体験を呼び寄せようとします。

そして、「やっぱり自分は価値がないんだ自分なんか大嫌い」と自分嫌いが強くなってしまうのです。

ですので自分嫌いになってしまった原因である、無意識下の自己否定の信念を心理ワークで解消することが大切になります。

無理に自分を褒める、好きになろうとするのは逆効果

よく「自分嫌いを解消するには、自分を褒めましょう」という教えがあります。

これは自己否定がそれほど強くない人がやるのは有効です。

しかし、自分のことが大嫌いで自己否定が強い状態でこれをやっても効果がないどころか逆効果です。

褒めても心に響かないし、反発心で苦しくなるし、無理にやると抑圧されて余計に自己否定が強くなってしまうからです。

まずは「自分を嫌ってしまっていること」を受け入れること

そして、自分のダメだ、嫌いと感じてしまっていることを肯定してあげることが大切です。

○○ができない(自分が嫌い) → ○○ができなくてもいいよ
怠けてしまう(自分が嫌い) → 怠けてもいいよ
価値がない(自分が嫌い) → 価値がなくてもいいよ

そうやって今の自分を肯定してあげることが大切です。(やり方は後半で解説します)

そうすることで心が緩みます。

そして、心理ワークで自己否定の信念を外してあげることが大切になります。

そうやって抵抗感がなくなったところに自分を褒めたり受け入れたりすることで自分を嫌う気持ちがなくなっていきます。

何かを頑張って欠点を克服しても根本的な解決にはならない

みんな自分嫌いを克服しようとして自分を磨いたり何かを頑張って欠点を克服しようとします。

もちろんそれ自体は悪いことではないですし、欠点を克服することで以前よりは自分を好きになれることもあります。頑張ったことで何か成果を得られることもあります。

しかし「○○ができる、持っている自分なら好きになれる」という条件付きの自己肯定は別の苦しみを生みます。

裏ではその条件がない自分を嫌っているので表面的にしか満たされず、条件にしがみつき、失うことを恐れます。

他人に認められても条件付の自分が認められているのであって、本当の自分が認められているわけではないと満たされません。

欠点を一つ克服しても、まだここが足りないと自分のダメなところを探しては努力をするということを繰り返し、疲弊してしまうことになります。

例えば自分の容姿が嫌いだから整形して一時的には満足したとしても

他のパーツや体型とか別の部分が気になったり
加齢で容姿が衰える恐怖に怯えたり
異性が寄ってきてもどうせ容姿目当てだ、容姿が衰えたら捨てられるという不安に苛まれます。

それは「容姿が良い自分は肯定できるがそうでなければダメだ、嫌い」と条件を設定しているからです。

自分のことを嫌っていたため本当の自分が傷ついている

自分嫌いが苦しくてなかなか治らないのは、自分で自分を嫌い、罵倒し責めてきてしまっているため、自分が傷ついてしまっているからです。

自分を嫌いになってしまったきっかけが他人の言動や過去の挫折やコンプレックスがきっかけかもしれません。

しかし、ずっと自分を嫌って攻めてしまっているため自分の心が深く傷ついてしまっています。

「お前みたいなバカで無能な奴は何の何の価値もないお前なんか大嫌いだ」

これを他人に言ったら相手はものすごく傷つくし、心を閉ざすのではないかと思います。

あなたは自分に嫌われ罵倒され続けてきたため、傷つき心を閉ざしてしまっている状態にあります。

なので心の氷が溶けるまでには多少時間がかかる場合もあります。

でも諦めなければ少しずつ自分嫌いは解消され、そのままの自分を受け入れて好きになって心が楽になることができるようになります。

そうなってくると他人の反応や現実も変化していきます。

そのままの自分を受け入れ好きになるためのワーク

自分のことが嫌いな素直な気持ちを受け入れる

自分のことが嫌いだという責める気持ちが湧き上がってきたら、その気持ちや自分を嫌っている自分を否定せずに素直に受け入れるということをしてください。

自分は何てダメな人間だ
どうせ自分なんて何の価値もない、こんな自分大嫌いだ
どうせみんなに嫌われてるし生きてる価値などない

このような気持ちが湧いてきたら同化したり、無理に感情を込めたり、抵抗したりせず

「そっか、今自分はこのように感じているんだ」
「なるほど、自分は無能で無価値だと感じていて、そんな自分を嫌ってるんだ」

と第三者視点でただ淡々と認めて気持ちを認めて受け入れてください。

じっくりと感じきることで思いや感情は弱まっていくことが感じられると思います。

自分の感情や気持ちに共感して寄り添う

自分の感じていることを受け入れたら、自分のことが嫌いだという感情や自分の気持ちに共感して寄り添ってください。

自己否定や劣等感、自分を責める気持ちなどが湧いてきたら

「過去にあんなことがあったのだから自分のこと嫌いになってしまうのも仕方ないよ」
「こんな欠点や劣っていると感じる部分があるんだから自分を嫌いになってしまうのも仕方ないよ」
「劣等感を感じるのは辛くて苦しいよね」

辛いよね、苦しいよね、悲しいよねと自分に寄り添ってください。

最初は反抗心などが出てくるかもしれませんが、その反抗心も否定せずにできる範囲で寄り添ってください。

そして、○○ができない自分はダメだという自己否定が湧いてきたら

「○○ができなくてもいいよ」と自分に言ってあげます。

自分は根暗だし → 根暗でもいいんだよ
自分は人が嫌いだし → 人が嫌いでもいいんだよ
自分は何のとりえもないし → 何のとりえもなくてもいいんだよ

ネガティブな気持ちがわいてきてらこのように言ってください。

最初は反発心やいじけのような気持ちが出てくることもありますが、自分の感情に寄り添っているとその気持ちがだんだん弱くなり和らいでくると思います。

この感情を淡々と感じきって共感して寄り添ってあげる、これはネガティブな気持ちが湧いてきたら何度でも繰り返し行ってください。

長年自分を嫌って罵倒してきた人は心が深く傷ついて閉ざしてしまってるので、最初は受け入れるまで時間がかかるかもしれません。

根気強く自分と向き合っていると、だんだん心が癒されて充足感や安心感を感じられるようになります。

感情や思いを紙に書き出す

頭の中で自己否定、不満、文句などがグルグルと止まらない場合は、思いや感情を紙に書きなぐってください。

感情はきちんと感じて表現することでエネルギーが解消されて解消されます。

思いや感情を紙に書き出すという動作が、感情を感じて表現することになるからです。

自分へ批判、罵倒、文句、責める気持ち
他人、環境、世の中、過去の出来事に対しての怒り、批判、文句、罵倒、不満など

どんなにドロドロしたとした汚い言葉でも構いませんので、自分が頭の中で思っていることや感じていることをそのまま紙に書きなぐってください。

容姿も性格も悪くて根暗で何もできないダメでクズな自分など生きてる価値がない
自分なんかみんなから嫌われてる、こんなやつ○んだ方がマシだ
これもオレにいつもダメ出しした親のせいだ、やることなすこと否定しやがって

と言ったようにどんなに汚い言葉でも構いませんので紙に書きなぐって感情や思いを吐き出してください。

感情がおさまって、もうこれ以上書く意欲がなくなってきたら終了してください。

書いた紙は水に濡らしてぐちゃぐちゃに破って読めないようにして捨ててください。

これをやった直後は自分は自己否定の感情が弱くなったのではないかと思います。

これは内面に溜め込んでいた感情をエネルギーを消化したからです。

しかし、自己否定や自分を嫌いになっている原因が解消されていないため再び出てくると思います。

ネガティブな感情が出てきたら、頭の中であれこれ思いを巡らせているだけでは感情エネルギーが解消されないので、紙に書きなぐるなどして表現して解消してください。

メンタルブロック(無意識下の否定的な信念)を洗い出す

前述の通り、あなたが自分が嫌いなのは、過去の体験から「こういう自分ではダメだ、価値がない」といった自己否定の信念を持ってしまっているからです。

信念とは単なる脳に記録されたデータにしか過ぎません。

ですので心理ワークで無意識にアクセスして、自己否定の信じ込みを解消します。

まずは自分がどんな信念を持っているのかを探ります。

次の質問に答えてください。

質問1.あなたは具体的に自分のどんなところが嫌いですか?

質問2.あなたはいつ頃から何がきっかけで自分のことが嫌いになりましたか?

質問3.自分はどのような人間だと思いますか?

質問4.自分は他人からどのような人だと思われたり扱われていると思いますか?

質問1~4で書き出したように感じるようになったきっかけとなる過去の体験があれば覚えている範囲で書き出してください。
幼少期の頃から漠然とそう感じていた場合は幼少期の親子関係に原因があることがほとんどです。その時のことを覚えてる範囲で書き出してください。

メンタルブロックを解消するワーク

先ほどの質問に答えた内容から自分が持っている信念やきっかけがだいたい分かったと思います。

それを元にしてメンタルブロックを解消していきます。

メンタルブロックの解消する方法は色々ありますが、ここでは一人でできるものを紹介します。

一人でできるメンタルブロックの解消ワークはこちらの記事を参考に実践してください。

根深いメンタルブロックやトラウマのようになっているものはセラピストなどに行ってもらう方が早いこともあります。

自分では気づかない、抑圧している深いメンタルブロックも変わることも多いからです。

表層のものが取り除かれると奥からもっと深いメンタルブロックを思い出すことがあります。

メンタルブロックの解消法には対話ワーク形式のセラピー、催眠療法、タッピング、気功、機械で判定して解消する方法など様々な方法があります。

興味があるという人はあなたに合いそうな、受け入れられそうなメンタルブロックの解消法を紹介します。

自己受容をして自己肯定感を養う

これまでに解説したワークなどを行って自己否定などのブレーキをある程度解消したら、自己受容をして自己肯定感を養っていくということをしていきます。

ここで初めてよく言われる自分を褒める、自分を大切にすると言ったワークが有効になってきます。

自分の長所や良いところだけでなく、欠点も含めてそのままの自分を受け入れていきます。

人は長所もあれば短所もあります。短所にも良い面と悪い面があります。

例えば、心配性という性格は、なかなか行動ができないという短所にもなれば、慎重に行動をすることで失敗を防ぐという長所にもなります。

自分の欠点や短所も含めて自分なんだと受け入れ、短所にも良い面もあるんだということを知ることで、そのままの自分を受け入れられるようになってきます。

自己受容や自己肯定感を養うワークはこちらの記事を参考に実践してください。

今までずっと自分を嫌いで責め続けてきた人は、日々行うことで少しずつ自分を受け入れられるようになってきます。

自己否定が出てきたら感情を解消したり、寄り添ったりしつつ、自己肯定をしていくということを繰り返していきます。

そうするとどんどん少しずつ底上げされて、自分のことを好きになろうとしなくても、自然に自分のことを受け入れてそのままの自分でいいと自分を受け入れて自然と好きになることができるようになっています。

そのままの自分を受け入れ好きになると起こること

  • 根拠のない穏やかな自信と安心感で満たされる
  • 他人に自分を満たしてもらおうという気持ちがなくなる
  • 他人がそのままの自分を好きになってくれる
  • 他人がそのままの自分を受け入れたりOKしてくれるようになる
  • 欠点やダメなところをさらけ出せるようになる
  • 他人の些細な言動を否定的に受け取らなくなる
  • 努力や欠点を克服しなければという焦りや強迫観念が消える
  • いい人や立派な自分を演じなければ人に嫌われるという思いが消える
  • 他人からの好意や褒め言葉を素直に受け取れるようになる
  • 人に嫌われるという不安や恐れがなくなる

今までずっと自分のことを嫌って指定してきた人は少し時間がかかるかもしれませんが諦めなければ少しずつ自分を好きになってきます。

自分を肯定して好きになればなるほど、そう感じるような出来事がどんどん増えてますます自分のことが好きになってきます。

自分を好きになると他人からも好かれる

そのままの自分を受け入れられるようになると、他人もそのままのあなたを受け入れてくれることが多くなります。

仮にあなたに何か欠点があったとしても、気にならない、むしろそういうところがあるから親しみをがって好きとか言われるようになります。

逆に言うと今まであなたが人から嫌われることが多かったのは自分自身を嫌っていたからです。

理由は2つあります。

一つは、人間の脳は信じている通りの人になろうとするからです。

自分を嫌っていると

こんな自分はどうせ嫌われていると感じ
ビクビクおどおどして暗いオーラを出したり
人を拒絶して心を閉ざしたり
他人からの褒め言葉や好意を拒絶したり
嫌われないように無理に我慢したりいい人を演じたり
ささいな言動を自分が嫌われていると受け取ったり

してしまうからです。

そのままの自分を好きになると、常にリラックスして自然体で、変に自分を作ったりいい人を演じたりしなくなります。

欠点を隠さず堂々としていて、自然体でいられるのであなたにそのまま魅力を感じるようになるということです。

また、人間は脳のミラーニューロンという部位で無意識に同調し合っています。

だから自分のことを嫌っていると無意識に相手もミラーニューロンで同調してしまい「なんかこの人好きになれないな」と感じさせてしまうのです。

また自分の欠点を嫌っていると相手も同調して、あなたの欠点を嫌って指摘したりします。

自分の欠点も含めて受け入れて好きになれている状態になっているので、相手も同調してこちらの欠点を気にしなくなるのです。

上記の2つの理由から、自分を無条件で受け入れ好きになってくると、人から無条件で受け入れられたり好かれると感じる出来事が増えてくるでしょう。

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