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ダメな自分を変えたい人へ|自分を変える実践ワークのやり方

今回は、
・自分はダメだという思いや苦痛や劣等感を消す
・ダメだと感じる部分を認めて受け入れられるようになる
・ダメな部分をスムーズに克服できるようになる
・他人がダメな部分も含めて受け入れてくれるようになる

方法について解説します。

これからお伝えする方法を実践して、あなたが自分をダメだと感じてしまう原因を特定して解消することで、自分はダメだという劣等感が消えていきます。

今のダメなところもある自分も丸ごと受け入れられるようになり、今までダメだと感じていたところが自然と改善されたりスムーズに克服できるようになります。

すると他人も受け入れてくれるようになり、そのままの自分の個性や特性を受け入れながら、心から望むのであれば望む状態に自然と変化していくことができます。

目次

自分ダメな自分を変えたい、認めたくないと思うほどダメな自分が強くなる

あなたはダメな自分が嫌、認めたくない、変えたいと思っているかもしれません。

自分はダメだという劣等感を消したい、ダメな自分を変えたいとどんな行動をしているでしょうか。

・ダメな部分を一生懸命直そうとする
・ダメな部分を隠す
・他人にとっていい人になる
・自分のダメな部分を認めようとしない
・ダメな自分を嫌う
・自分は本当はすごいと言い聞かせている
・無理にダメな自分を認めたり受け入れようとしている
・素晴らしい人、人格者、できる人のように振舞う
・自分はすごい人だと周囲にアピールする
・常に他人に勝とうとする、絶対に負けを認めない
・自分よりもっとダメな人と比較して安心する

これらは全部逆効果です。

これをやればやるほど、あなたの中で「自分はダメだ」という思いがどんどん強くなり、ますます自分はダメだと感じるような現実を呼び寄せてしまいます。

“ダメな自分”が前提になっている行動をしているからです。

「自分のこんなところはダメだ」と思っているから、ダメなところを隠そう、取り繕おう、すごい人だと思われよう、 とするわけですね。

だから行動すればするほど、裏側では「自分はダメだ」という信念や感情が強くなります。

そして、脳は心の奥で信じていることを命令と受け取るので、「自分はダメな人」という状態を体現しようと働きます。

頑張っても脳が無意識のうちにミスや失敗をさせようとします。いい人になったり、頑張っているのに人から認めてもらえない、他人から馬鹿にされたりダメ人間扱いされたりします。

うまく隠して立派な人を演じていたとしても、 自分を偽って無理をしているのでとても疲れます。 少しでも気を抜くと他人にダメな自分がバレてしまうといつもビクビクした状態で気が休まりません。

「自分はダメだ」という劣等感を感じないようにするために、手っ取り早くブランド品や高価な物を身につけたり、大勢の仲間や友人に囲まれている写真などをSNSでアピールなどをする人もいます。

これも「本当の自分はダメだ、そんな自分を見せたくない」「キラキラしていない自分はダメだ」と信じているから行動しているのです。

他人を見下したり、馬鹿にしたりするのも「自分はダメだ」と信じていて劣等感があるから、相手を下げて自分を上げて一時的に劣等感を感じないようにする行為です。

「自分はダメだ」という信念からくる劣等感を隠して一見すごい人を演じている人は、他人から少し意見を言われたり、何か指摘されると、ダメな自分を絶対に見たくないので、間違いを認めず、絶対に謝罪せず、反論して烈火のように怒ったりします。

だから人間関係がうまくいかなくなったり、みんなから嫌われて周囲から人が去ってしまいます。

これらは、自分はダメだと思っている、自分のダメだと思っている部分を受け入れてないことにより起こることなのです。

「ダメな自分」や「ダメな部分」というものは存在しない

ダメな自分を変える方法と書きましたが、 元々ダメな自分、ダメな部分というものは存在しません。

「自分はダメだ」「自分は○○がないからダメだ」と思っているだけ、 つまり信じ込みしかないのです。

ダメというのは何かの比較としてあなたが勝手に決めているだけです。

「猫である自分は、犬より劣っている」みたいなことを言っているのと同じです。
どちらが劣っているとかないし、猫だからダメだ、犬だからよいなんてことはないですよね。

自分はダメだ、自分のこんなところがダメだという信じ込みを持っているからそれがまるで現実であるかのように展開しているだけなのです。

意志が弱いのはダメと思っている自分がいるだけです。
そして、意思が弱い というのもまた信じ込みでしかありません。

自分を変化させるためには、あなたがダメだと感じている部分を認めて受け入れることがスタートになります。

○○はダメだ、例えば「太っているのはダメだ」と認定していたのが、
単なる「体重が○○kgである」という単なる事象に変化します。

ダメな自分を変える、認める、受け入れる方法

「ダメな自分」や「ダメな部分」というものは存在せず、「自分はダメである」「自分の○○がダメだ」と信じているだけであると述べました。

自分はダメな人間であると思っていること、
自分のこういうところがダメだと思っていること

まずは、自分がこのように思っていることを認めて受け入れることが大切です。

「自分はダメなんじゃなくて、ダメだと信じていただけなんだ」としみじみと気づいてみてください。

無意識に入ってしまっている「自分はダメだ」という信念を手放していきましょう。

そして「自分は素晴らしい」といった信じ込みに変更します。

すると、脳はそれを命令と受け取って、素晴らしい人がするような行動をするようになり、周囲の人からも素晴らしい人として扱われるようになります。

ダメな自分を変える、認める、受け入れるワークの実践手順

なぜ自分をダメだと思っているか、 自分のどこをダメだと思っているのかを明確にする

誰でも自分はダメだと思いたくないし、自分のダメな部分は見たくないので無意識に抑圧してしまいあまり自覚していない人もいます。

・なぜ自分をダメだと信じているのか
・自分のどんなところをダメだと信じているのか
・なぜその自分の性格や特徴をダメだと意味づけしているのか

これらのあなたの本音を明確に洗い出して明確にして自覚します。

本音を自覚することで初めて認めたり受け入れたり変化させることができるからです。

次の質問に答えるように紙に書き出してください。

質問1.あなたはなぜ「自分はダメだ」と思っているのでしょうか? その理由を書き出してください。

 

質問2.あなたは自分のどんなところがダメだと思いますか?

 

質問3.質問1、2で書き出した各答えに対して、なぜそれはダメだと思うのかを書き出してください。

 

“意志が弱いくいつも人の言いなりになってしまう” だったら、なぜ意志が弱いとダメだと思うのかを書き出してください。

すべての答えに対してそれぞれ、人に迷惑をかけるから、他人から馬鹿にされたから、○○が普通の人より劣っているから、 などダメだと思う理由を書き出してください。

質問4.ダメな自分自身を対してどう思っていますか?

 

例:存在価値がない、誰からも相手にされない、誰からも必要とされない

質問5.これまでに「自分はダメだ」と感じた出来事と、質問1と質問2の各答えに対して、そのように感じた出来事を思いつく限り全て書き出してください。

 

「自分はダメだ」と感じた出来事:

質問1と質問2の各答えに対して、そう感じた出来事:

例えば、自分のダメだと思う部分が”意志が弱い”だったら
これまでに「自分は意志が弱い」と感じた体験、意志が弱いことで失敗したり嫌な思いをした体験、人に叱られたり馬鹿にされた体験などを書き出してください。

質問6.憶えている範囲で、人生で一番最初に「自分はダメだ」と感じた出来事、質問1と質問2の各答えに対して、 一番最初にそう感じた出来事を覚えている限り 書き出してください。

 

人生で一番最初に「自分はダメだ」と感じた出来事:

質問1と質問2の各答えに対して、人生で一番最初にそう感じた出来事:

具体的な体験を憶えていない場合は、何歳ごろからそう感じるようになったのかを書き出してください。物心付いた時からそうだった場合は、多くの場合、幼少期の時の親との関係から来ています。

質問7.あなたに対して「自分はダメだ」「自分のここがダメだ」と感じさせるようなことを言った(した)人物がいたら書き出してください。

 

例:
母親
小学校の時に自分をいじめた人
会社の上司

自分はダメな人間であると信じ込みが入ってしまう体験は、幼少期の両親からの育てられ方によるものが多いです。

親に「お前は本当にダメだな!」「どうしてできないの!?」とかいつも叱られたで育った
「お姉ちゃんはあんなにできるのになぜあなたはできないの?」兄妹姉妹と比べられた
といった体験をしている人が多いです。

幼少期なのであまり憶えてないかもしれませんが、その辺を徹底的に洗い出してみてください。

学校に入れば、 勉強や部活など何かと他人と競争したり比較されます。
生徒同士でも能力、性格、容姿、伸長などお互い比較されます。

学生の時に何かが出来なかった事を皆に馬鹿にされたりした
学生の時に勉強やスポーツなどで周囲の子供達と比較され劣ってると感じた
何かを失敗したり挫折した体験

世間一般の常識、みんなの意見、○○はよい、○○は悪い
それを受け入れることで、それがない、それが他人より劣っている自分はダメだと信じてしまいます。

今まで自分はダメだ、自分のここがダメだと思っていたことを自覚する

先ほど質問1と2で答えて書き出した自分のこんなところがダメだと感じる部分を見ながら

「自分は○○ができない思っていたんだなあ、そんな自分がダメだと思っていたんだなあ」
「自分のこんなところがダメだと思っていたんだなあ」

意思が弱いところなら、

「自分は意志が弱いと思っていたんだなあ」
「自分は意志が弱いところがダメだと思っていたんだなあ」

優劣や善悪などの判断はせずに、「なるほど、自分はこのように思っていたんだ」というように淡々と認めてください。

良い悪いとか優れている劣ってるとか一切の価値判断はせずにただ淡々と自分は単に意向を持っていただけなんだというように第三者が見ているように淡々と自覚してみてください。

自覚するときの文章が「自分はこのように”思っていた“んだなあ」なのかお気づきでしょうか?あなたはダメなのではなく、単にそう思っていただけだったのです。

単にそう”思っていた”ということを自覚します。

どのように変わりたいのかを明確にして宣言する

あなたは自分はダメだと思っている状態からどのように変化したいのかを明確にします。

ダメだと思っていた自分から、どうなりたいのかを書き出してください。

それが明確でないと脳がそちらに向けて行動をしてくれません。

こうなりたいという動機が重要です。最初の方で述べましたが、動機がダメな自分を認めたくない、ダメな自分が嫌だから、人にダメな人間だと思われたくないから等だと、自分はダメだと信じている、だから何かを対処をする、ということになります。

脳が信じていることを命令と受け取ってしまうので、ダメな自分が再生され続けます。

何のためにあなたは変化したいのかを 考えてポジティブな理由付けをしてください。

ダメだから変える、のではなく、ただ自分は心からそうなりたい、そうなったら楽しい、幸せ、こんな自分になってこんな人生にしたいというようなポジティブで前向きな理由、動機付けにしてください。

ダメだからではなく、 自転車に乗って色んな所に行きたいから自転車が乗れるようになる
ダメだから直すのではなくただそうしたいからそうする

ダメだと感じるような部分もまずは一旦認めて受け入れて、その上で自分はこういうことを経験したいこうなりたいあれをやりたい、そのためにこういう自分になる、と宣言します。

例:人と打ち解けられるようになりたい

×「人と接するのが怖い自分はダメだ、そんな自分を変えたい」

○「私は自然体で人と接して、素敵な人たちと打ち解けていろいろなことを楽しみ、喜びを共有して素晴らしい人生にする」

このように、あなたが心からそうなりたい、これがやりたい、こういった目標を達成したい、そうなったら満足、幸せという内容にしてください。

書き出したら、それを読み上げて強く宣言してください。心の中ででもかまいません。

そうすると脳がそちらの方向に行動を促してくれます。

自分はダメだ、という信じ込みを作った過去の体験の記憶を処置する

自分はダメだ、自分のこんなところはダメだという信じ込みを消去してそれをポジティブなものに変換したり、受け入れていくワークを行います。

先ほどの質問に答えて、 なぜ自分をダメだと思っているのか、 自分のどんなところがダメだと思ってるのか、 なぜそう思うようになってしまったのかを探ったと思います。

あなたの「自分はダメだ」という信じ込みは過去の体験の記憶と、 そんな記憶に対してどんな意味づけをしているかによって作られています。

体験の記憶
幼少期に親から「なぜできないんだお前は本当にダメだな!」と言われた

意味づけと信じ込み
自分はダメな人間だ、 そんな自分は存在価値がない

想起される感情
劣等感、無価値感

こういったものを潜在意識下に重要な情報として記録されたままになっているから、少しのことで「どうせ自分はダメだ」と劣等感が湧いてきてしまうのです。

このような自分はダメだという信念を持つきっかけとなった体験の記憶を処置してしまいます。

・記憶の内容の変更
・記憶に対する意味付けの変更
・体験から気づきや学びを得て昇華させる
・記憶を何の意味も影響力もない記憶に変化させる

このような感じで処置してしまうと、記憶に紐づいていた自分はダメだそんな自分に価値はないと言った信念が 弱くなったり外れます。

そうすると劣等感や無価値感といった感情も弱くなったり湧いてこなくなります。

自分はダメだと落ち込んだり嫌な気分になることが減っていき、今までは少しのミスなどで「自分はダメだ」と感じて落ち込んでいたのがそうならなくなってきます。

そうすると今まで自分のここがダメだと思っていたことが欠点だと思わなくなったり、そういった自分も今は仕方ないよね、少しずつでも改善していこうと受け入れられるようになってきます。

今までは必死に隠したり他人に悟られないようにしていたのも他人に話せるようになたりします。

人は完璧な人よりも多少欠点がある人の方が安心するし好かれます。

何から何までロボットのように完璧だったら人間味がありません。話しかけたり付き合うのも気後れしてしまいます。

欠点ではなく個性として捉えられるようになり、周囲の人もそのように扱ってくれるようになってきます。

心理的なブレーキが外れるので、変化させることも以前より容易になります。もちろん今までやってこなかったことは練習が必要ですが、心理的ブレーキや抵抗がない分スムーズです。

記憶を処置して記憶に紐付いていた信じ込みを解消するにはタイムラインセラピーという手法を使って行います。

タイムラインセラピーの詳しい解説や手順はこちらのページを参考にして実践してください。

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