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あなたはコミュ障ではなく対人恐怖症かもしれないです

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コミュ障の多くが対人恐怖症傾向がある

僕はコミュ障を治そうとして、会話の勉強や講座などを受けてきました。

しかし、技術を習得しても、人前で話す場面になると言葉が出てこない

嫌われないか変に思われないかと気になって、当たり障りのない話しかできない

なんとか話せたとしても、脂汗ダラダラ、グッタリ疲れるという状態でした。

そして自分は対人恐怖症傾向があると気づき、そちらを解消したところ、初対面の人とでも緊張せずに話せるようになりました。

僕はこれまでに会話の講座などでたくさんのコミュ障の人に会ってきました。

それで感じるのが、単なるコミュ障ではなく、対人恐怖(回避性パーソナリティ障害)の人がとても多いということです。

対人恐怖があるから緊張して会話がうまくできない、つまりコミュ障になっているということです。

そのような人が会話を学んでも根本的な解決にならないということです。

多くの人がコミュ障を治そうとすると、会話を学んで場数を踏もうとします。

対人恐怖が軽い人が場数を踏んで成功体験を積めば治ってしまうこともあるでしょう。

しかし、対人恐怖が根深いと、ブレーキを掛けたまま頑張るので苦しい、うまく行かなくて自信を無くし、仮に出来てもメンタルを消耗してグッタリ疲れるので嫌になってしまいます。

コミュ障を治すには、まず対人恐怖症を改善することが先決

コミュ障を治すには、まずは対人恐怖症を改善することが先決です。

対人恐怖があると、脳が反射的に警戒状態になって身構えてしまうので、会話どころではありません。

もちろんコミュ障を治すには、会話を学んで人と話すのに慣れることも大切です。

しかし根源の対人恐怖の部分を直さないままで、仮に人と話せたとしても、

表面上はにこやかに話していても極度に緊張して汗がダラダラ

相手の反応や嫌われないかどうかばかり気になって精神を消耗する

家に帰るとぐったり疲れて何もする気がなくなる

表面上なら人と接することができるけど、親密になることができない(親密になるのが怖い)

となってしまいます。

一見流暢に会話しているけど、本人は無理をしている状態を隠れコミュ障、隠れ対人恐怖症といいます。

対人恐怖を治す→ブレーキを外す
会話やコミュニケーションを学んで人と話す→アクセルを踏む

ことです。

ブレーキをかけながらアクセルだけ踏んでいても疲弊してしまうだけです。

まずは対人恐怖症を改善して、人に対する恐怖心が薄れたところで実際に人と会話を繰り返すことでコミュ障は治っていきます。

コミュ障の原因である対人恐怖の原因とは?

対人恐怖症の根本原因は、過去の人間関係で感じた、恐怖、不安、悲しみなどの未完了の感情(トラウマ)と、それに付随する無意識下の信じ込みにあります。

多くの場合、元体験となるのが幼少期の両親との関わりです。

親との関係により人目を気にして傷付きやすい性格が形成され、その後の人間関係で傷付き対人恐怖が強化されることが多いです。

対人恐怖の元となるなかなか原因に気づけません。対人恐怖を作ったショック、絶望、悲しみなどの感情に向き合ったり感じるのは苦痛なので抑圧してしまうからです。

幼少期に親に愛情をもらえなかった、拒絶された、否定された、無視された、見捨てられた(と強く感じた)体験がありショックを受けると、それを感じて認めるのは苦しいので抑圧してしまいます。

表面上は感じていなかったとしてもなくなったわけではありません。

きちんと解消しないと無意識下に何十年でも残り続けます。

人と接した時に「嫌われる、拒絶されるのでは」といった恐怖心として湧き上がってきます。

過去の対人関係で感じた、恐怖、悲しみ、絶望などの未完了の感情と、それに付随する、自分は嫌われる、拒絶される、怒られるといった信念

それがコミュ障の根本原因になっています。

僕も以前は対人恐怖がひどかったですが、大元の原因として、幼少期に父親が無愛想で会話がなく、突然キレて怒鳴るのでいつも顔色を伺い、怯えて暮らしたというのがありました。

その時のトラウマが未解消のままで残っていたため、人と接すると、嫌われる、拒絶されると反射的に感じて、ビクビクと怯えていました。

未完了の感情と付随する信念を人が怖くなくなり、自分から話しかけられるようになりました。

対人恐怖を治そうとする時に厄介なのが、脳が「人を避けて一人でいれば傷つかなくて済む、安心安全である」というメリットを感じてしまっているということです。

そうなると脳が本当の原因から目をそらすようになるので、対人恐怖が治らなくなります。

だからこの記事を読んでもスルーする人がほとんどだと思います。それも脳が無意識にそこに触れさせないようにしているのです。

対人恐怖を治すには?

対人恐怖を治すには、幼少期の両親との関わりなどによる未完了の恐怖心、悲しみ、絶望感と、当時は出せなかった怒りを表面に出してきちんと感じて解消することが重要です。

それには心理ワークやセッションを用います。

感情はきちんと感じることでその消化されてスーッと消えていきます。

なので心理ワークやセッションできちんと内面と向き合い、抑圧して我慢して見ないように感じないようにしてきた、恐怖、悲しみ、絶望、怒りなどをきちんと感じて表現するとスーッと消えていきます。

幼少期に親に感じていた恐怖、悲しみ、不安、怒り、絶望などが解消されてば、現在の人に対する恐怖心も薄れてきます。

人と接すると、また否定され、見捨てられて悲しみを感じるのではないかと、未完了の感情に触れるから人を避けてしまうんですね。

親に見捨てられた、無視された、存在を否定された、愛されなかった悲しみ、絶望、怒りが解消されてば、人に嫌われる、見捨てられる、裏切られる、愛されないことに対する恐怖もなくなります。

つまり対人恐怖症が改善したり治っていきます。

僕自身も以前に比べたら、人に対する恐怖や嫌われる変に思われるのではという思いがかなりなくなりました。

対人恐怖症を解消するためのワークのやり方などはこちらの記事に書いていますので参考にしてください。

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