「淡々と話しますね」「感情がこもってない」と言われます。
直したいのですがどうすれば良いのでしょうか。
淡々と話す、感情がこもってない、棒読み、抑揚がない、声が小さく弱弱しい、もごもごと話す
このような話し方をしてしまう原因と直し方をお伝えします。
淡々とした話し方は、人によっては冷たい、ぶっきらぼう、暗い、つまらなそうという印象を与えてしまいます。
なぜならコミュニケーションで相手に伝わるのは、話す内容が1割、口調、抑揚などのノンバーバル(非言語)が9割と言われているからです。
僕も淡々とした話し方しかできず、過去にさんざん言われました。
淡々と話しますね
言い方がなんか冷たい
本当にそう思ってるように見えない
お通夜みたい
つまらなそう
自分にしてみれば全くそんなことはないんです。
でも相手に伝わらなければ意味がないし、損してしまうのでできる限り改善しました。
その体験から、感情を込めて抑揚を付けてハキハキと話せるようになる方法をお伝えします。
なぜ感情を込めて抑揚をつけて話せないのか
あなたが感情をこめて抑揚をつけて話せないのには原因があります。
- 感情と抑揚をつけた話し方のスキルが身についていない
- 脳の感情を司る部分が衰えてしまっている
- メンタルブロック(心理的なブレーキ)
感情と抑揚をつけた話し方のスキルが身についていない
今まで感情や抑揚を付けて話してこなかった人は、いきなり感情を込めて話そうとしてもできなくて当然です。
やったことのないスポーツができないのと全く一緒です。
あなたに能力がないのではなく、やってこなかったからできないだけです。
感情や抑揚をつけた話し方を覚えて、身に付くまで地道に練習することでできるようになります。
具体的な練習方法は記事の後半で解説しています。
脳の感情を司る部分が衰えてしまっている
今まであまり感情表現をしてこなかったり、感情を出すことを抑えてきた人は脳の感情を司る部分が衰えてしまっています。
運動していないと筋力が衰えてしまうのと一緒ですね。
脳の感情を動かす部分も、頻繁に使うことで活性化していきます。
脳は動作から先に入ることで、その動作に見合った感情を生み出すようになっているからです。
「楽しいから笑う」だけでなく「笑うから楽しくなる」ようにもなっているんですね。
なので、最初は感情が動かなくても、感情を表す表情や動作をしていると感情が伴ってきます。
そして脳の感情を司る部位が活性化されてきて、どんどん感情豊かになってきます。
メンタルブロック(心理的なブレーキ)
メンタルブロックとは無意識下の行動の制限となるようなネガティブな信じ込みのことです。
こんなこと言ったら変に思われるのではないか
うざいと思われて嫌われるのではないか
相手を不機嫌にさせてしまうのではないか
否定されたりバカにされるのではないか
自分は無口でつまらない人間だ
自分は暗く大人しい性格だ
このような思い込みがブレーキとなって、自信がなくもごもごとした話し方になってしまいます。
メンタルブロックは過去の体験の記憶から来る思い込みです。
メンタルブロックは抑揚をつけて話す練習をして自信をつけることでもある程度外れますが、対人恐怖症みたいな強いものは心理ワークで解消しましょう。
もし、対人恐怖レベルの強いメンタルブロックがある場合は、当サイトでも解消法を紹介しているので参考にしてください。
感情を込めて抑揚をつけて話すノウハウと練習方法
感情を込めて抑揚をつけて話すためのノウハウと練習法を紹介します。
感情や抑揚を表現する言葉を覚えて使う
感情や抑揚を表現する言葉を覚えて使うことで、感情や抑揚がついているように見せるという方法です。
内向的な性格で、感情を表現したりテンション高くするのが苦手な人にオススメです。
言葉の意味はだいたい一緒でも
「本当ですか?」より「マジっすか?」
の方が、少しくだけたテンションが高い感じになると思います。
言葉使いに感情が引っ張られるので、多少感情や抑揚を込めて話せる効果もあります。
堅さや真面目さが取れて砕けた感じになるので、距離が近くなり話しやすくなるという心理効果もあります。
最初は抵抗を感じるかもしれませんが、話しやすい人や言いやすい言葉から少しずつ使っていきましょう。
少しくだけた言葉、若者言葉などを覚えて、抑揚や感情を込めて発声練習しておきましょう。
そのためにはオノマトペをたくさん覚えて使うのが効果的です。
オノマトペとは
ドカッ、ガシャンなどの擬音
すべすべ、もちもちなどの擬態
ワンワン、メーメーなどの擬声
ドキドキ、ションボリなどの擬情
のことです。
「手を掴んで」より「ガッと手を掴んで」の方が、情景や感情が伝わり抑揚があるように見えますね。
トークが上手い芸人さんの話を聞いていると、このようなオノマトペを効果的に使っていると思います。
このような感情や抑揚を表現する言葉を覚えて発声練習しておきましょう。
オノマトペについてはこちらの記事も参考にしてください。
モデリング&シャドーイングをする
感情をこめて抑揚をつけて話すと言っても、どのように話せばいいのかがわからないと思います。
感情表現や抑揚の付け方を体得するには、話が上手な人の真似をするのが最も効果的です。口調、声の大きさ、イントネーション、アクセントなども体得できます。
テレビやラジオやYouTubeなどで、自分がこの人みたいに感情や抑揚をつけて話したいと思う人の動画、音声を用意します。
お笑い芸人でもいいですが、あまり自分とかけ離れたハイテンションすぎないものがよいでしょう。
より一般人に近いYouTuberなどが良いと思います。
もちろんお笑い芸人は、話を盛り上げる達人が多いので参考になります。
ネタではなく、トークを参考にしたりモデリングをするのが良いでしょう。
お手本の音声を聞きながらシャドーイングをします。
その人が話し始めたら、後を追うように一字一句真似をして声に出して話します。
話す内容だけでなく、声の大きさ、高さ、イントネーション、口調、アクセントなどもできるだけ同じように真似をします。
表情もできるだけ真似をし、笑ったら同じように笑いましょう。
その人になりきって真似をしましょう。
練習を始める前に自己暗示をかけるのも効果があります。
目をつぶって
「私は○○さんのように会話ができる」
と100回くらい唱えて、手を「パンッ!」と叩いて目を開けます。
それからシャドーイングを始めましょう。脳が暗示した人のようになろうと働きだすので効果的です。
これを繰り返してると、だんだんその人と同じような口調で話すことができるようになってきます。
いろんな音声の真似を広く浅くやるより、お手本が詰まった1つの音声を完コピするぐらいで繰り返しやる方が上達します。
同じことを反射的にできるようになるまで繰り返す、基礎練みたいなものです。
ピアノが弾けるようになるには、基礎曲を完璧に弾けるようになるまで繰り返し練習するのと一緒です。
感情や抑揚をつけて話す練習をする
モデリング&シャドーイングをして感情や抑揚を付けた話し方が身についてきたら、一人で声に出して話す練習をしましょう。
完全な真似から、あなたのオリジナルとしてアドリブで話す練習をしていきます。
何かテーマやお題を決めて感情や抑揚をつけて話します。
お題は何でもいいですが、どうせなら実際の会話でよく出てきそうなテーマが良いですね。
自分の仕事、地元、趣味、休日の話、ハマってること、好きな食べ物、映画やアニメの感想などを話題にして感情や抑揚を込めて声に出して話しましょう。
ネットでSNSとか芸能人とかのプロフィールを見て、その人に質問しながら話しかける練習などでも良いです。
一人でできる会話練習法まとめの記事も参考にしてください。
実況をする
実況は、その場の雰囲気を臨場感を込めて人に伝えるので、抑揚と感情を込めて話す練習になります。
スポーツ中継、ゲーム、映画、アニメなど何でもいいので動画を見ながら実況をしてみましょう。
YouTubeで観光地やテーマパークなどの映像を見ながら、実況するのも良いです。
家で一人で食事をしている時に食レポをしてみるなどもよいです。
出かけた時に、周囲の風景、音、状況、出来事などを頭の中で実況してみるのも良いです。
実況のやり方がわからない時は、最初はお手本となる実況を真似することから始めましょう。
YouTubeなどでゲーム実況、旅行や食べ歩きレポなどをシャドーイングして雰囲気をつかみ、無音で再生して自分で実況をしてみるのも良いでしょう。
小説を感情と抑揚をつけて声に出して読む
小説は文章だけなので、登場人物の置かれている状況や感情が伝わるような表現が多用されています。
擬音などのオノマトペも多用されています。
登場人物の心情を表現するように感情や抑揚をつけて声に出して読みます。
他人の感情を読み取ったり、自分の感情を動かす練習にもなります。
普段から意識的に感情を表現する
普段からできるだけ意識的に感情と表情を動かすようにしましょう。
バラエティ番組を見ていて今までは少しクスッとしただけなら、わざとオーバーに「あはははっ!」と声に出して笑ってみましょう。
そうすることで脳の感情を動かす部分の回路が活性化されて、どんどん感情が豊かになっていきます。
感情を表現するには表情も大切です。
驚いた時なども目を見開いて驚くような表情をして、大げさに驚いてみましょう。
表情が乏しい人は、表情筋トレーニングなどもしましょう。
笑顔と笑う練習をする
会話やコミュニケーションにおいて笑顔と笑うことはとても重要です。
話し方が淡々としてても、所々笑ったりすれば感情が入ったり抑揚がついているように見えます。
笑えばお互い緊張が解けて話しやすくなりますし、いいことばかりです。
先ほど解説したように、感情は表情や動作につられてしまうという性質があるので、最初は意識的に笑顔や声に出して笑う動作をします。
バラエティー番組などを見ていて、今まではクスッとだけだったら、意識的に声に出して「あはははっ!」と笑いましょう。
3分間ただ笑い続ける、笑う瞑想を毎日行なうのも効果的です。
するとだんだん脳の笑いを司る部分の回路が活性化してきて、些細なことでも笑えるようになります。
僕も昔はずっと無表情で、会話中一切笑えませんでしたが、今では些細なことやくだらないことでも自然と笑えるようになりました。
何もおもしろいことを言ってなくても「おはようございます。あっはははは」なんてこともできるようになりました。
すると相手も笑ってくれて、空気が温まってスムーズに会話をすることができます。
自分の会話を録音した音声を聴いて修正する
会話を早く上達したい場合は、実際に人と会話した時に録音して聴くのもおすすめです。
一人で何かのお題やテーマで話したと声を録音するのでも構いません。
スマホの無料アプリで簡単に録音できます。
聴いてみると、できているつもりでも全くできていないことに愕然とすると思います。
僕も感情を込めて抑揚をつけて話せたつもりの音声を聴いて愕然としたことがあります。
ボソボソ、モゴモゴして声が小さく弱弱しい、抑揚がなく感情がこもっていない、冷たくぶっきらぼうに聴こえる
これじゃあ相手は楽しくないだろうなと愕然としました。
客観的に自分の話を聞くことで、どこが足りないのか明確にわかるのでそれを練習します。
自分の声や話を聞くのは苦痛なのでほとんどの人がやらないのですが、やった方が会話の上達が格段に早くなります。
役者のように場面ごとにキャラを切り替えて使おう
会話の練習をしたり、メンタルブロックを外すことで抵抗なく人と話せるようになってきます。
とはいえ内向的な性格の人は、いつも明るくハイテンションでたくさん話していたら疲れてしまいます。
これまで解説してきた練習などで話し方を身につけたらそれをキャラとして必要に応じて使います。
あまり話さないモード
普通に話すモード
テンション高めモード
僕も人や場面によって役者のようにモードを切り替えて使っています。
あなたも既に
親と話す時
仲の良い友達といる時
学校や会社にいる時
では話し方やテンションなどキャラが違い、人や場面で無意識に切り替えていると思います。
普通に話すキャラ、テンション高めなキャラも練習して作っておいて必要に応じて切り替えることができます。
僕も普通に話すモードとテンション高めモードはこの記事に書いてある練習法や、会話ノウハウのカテゴリの練習法などをつけて身につけました。
僕も常にテンションが高い陽キャのようにはなっていません。それは自分には向いてないからです。でも基本は内向的な性格のままですが、素の性格も以前より明るくなりました。
人前でどうしても感情表現やテンション高く話せない場合
ここに書いた練習をすることで、感情をつけて感情と抑揚をつけた話し方ができるようにはなってきます。スキルが身につけば自信も付きます。
しかし、人前に出るとどうしてもブレーキがかかり、感情や抑揚をつけてテンションを高く話せないという人もいると思います。
それはメンタルブロック(心理的なブレーキ)がかかってしまっているからです。
メンタルブロックとは行動の制限となるような思い込みのことです。
自分が感情をこめたりテンション高く話そうとしても
こんなこと言ったら変に思われるのではないか
うざいと思われて嫌われるのではないか
相手を不機嫌にさせてしまうのではないか
否定されたり叩かれるのではないか
このような思い込みがブレーキとなっていつもの淡々とした話し方になってしまうということです。
メンタルブロックは過去の体験から持ってしまった思い込みなのでそれを心理ワークで外すこともができます。
思い込みは、過去の記憶にどんな意味づけをしているかによって決まります。
例えば幼少期にはしゃいで親に笑いかけたら
「うるさい!静かにしてなさい!」と言われた体験があったとします。
すると自分がテンションを高くしたり、感情を表現すると怒られると思い込んでしまいます。それがそのままになっていると、大人になっても感情を表現したら怒られると感じて抑えてしまうのです。
人間の脳はこのようなパソコンのハードディスクと一緒で、データを消去したり上書きすることができます。
ですので心理ワークでメンタルブロックを外してしまいましょう。
メンタルブロックの外し方はこちらの記事を参考に実践してください。