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パッと言葉が出てこない|会話の瞬発力を鍛える方法

話すことがパッと出てきません。何か話そうと考えてるうちに焦って頭が真っ白になってしまいます。

話すことがパッと出てこない
話を振られた時にすぐに答えが思い浮かばない
あー、えーとと考えながらでしか話せない

今回はパッと話しが出てくるように会話の瞬発力を鍛える方法を解説します。

目次

話すことがパッと出てこない原因

人や話すことにメンタルブロックがある

メンタルブロックとは行動を制限するような否定的な思い込みのことです。

こんなこと言ったら怒らせるのではないか
変に思われるのではないか
否定、拒絶されるのではないか
お前なんかと話したくないと思われてるのではないか

このようなことを思っていたら、脳が話すことにブレーキをかけます。

恐怖や不安を感じると、脳が警戒モードになり緊張して自分の身を守るために全集中してしまうので会話どころではなくなってしまいます。

だから話すことが浮かばず、話そうと思っていたことが頭から飛んでしまうんですね。

特に家族や仲の良い友達と話す時はそれなりに喋れるという人は、メンタルブロックが原因です。

語彙力が弱い

語彙力とは、どれだけ多くの言葉を知っているか、どれだけの言葉を使いこなせるかのことです。

単に言葉を知っているだけではなく、それを応用してさまざまな言い回し、表現、フレーズ、パターンで使いこなせるかです。

語彙力が弱いと、会話が単調でワンパターンになってしまいます。

語彙力を鍛える方法として、読書などで多くの言葉を覚えると良いと書かれていますが、ただ頭で覚えただけでは実際の会話では使いこなせません。

もし読書だけで語彙力が上がるなら、インドアで読書が好きな人の方が会話が得意ということになります。

実際には、読書などしてなそうな人の方が会話が上手だったりします。

もちろん多くの言葉を知っていることは大切ですが、それを瞬時にアウトプットできなければ意味がありません。

たくさんの言葉を知ってるのにパッと出てこないのはなぜ?

あなたは日本語の読み書きができて、これまでに様々な経験をしているはずです。

本、小説、漫画などで、様々なフレーズや言い回しが頭に入っているはずです。

テレビ、ラジオ、YouTubeなどでお手本となる会話を子供の頃からたくさん聞いてきているはずです。

それなのに、なぜ話す言葉がパッと出てこないのでしょうか。

それは、今まで会話をしてこなかったため会話脳が育っていない、衰えてしまっているからです。

あなたに会話をする能力がないのではありません。

単に楽器をやったことがない人が弾けないのと一緒です。

会話が苦手な人は、習得するまでには地道な反復練習をする必要があります。

ピアノを弾こうとして、たくさんの曲と楽譜を暗記してピアノ調達法という本を読んでも、実際に練習しなければ弾けるようにはならないと思います。

会話とは声に出して話すことなので、上達するには実際に声に出して練習をすることが大切です。

何度も何度も繰り返し反復練習をすることで脳の会話の回路が強化され、様々な言葉が反射的に出てくるようになります。

言葉がスラスラでてくるようになる方法

人や話すことに対するメンタルブロックを解消するには

メンタルブロックとは過去の体験から無意識に入ってしまった、行動を制限するような信じ込みのことです。

人間の脳は何かの判断や行動する時に過去の記憶を参照しています。

「こんなこと言ったら嫌われるのではないか」と恐怖心が湧いてくるのは、過去に話しかけたら嫌われたと感じた記憶があるからです。

例えば、幼少期に親に話しかけたら「うるさい!静かにしてなさい!」と怒られた記憶

があるとします。

だから、「話しかけたら嫌われて傷つくからやめておけ」と脳から指令が出てしまうんですね。

記憶は、事実かどうかは関係なく本人がどう思っているかが重要です。

ある事象に対する解釈は、本人がどうとでもつけることができるからです。

例えば、友達にLINEを送って既読になったまま数日経過したとします。

本人が「嫌われたんだ」と解釈すれば嫌われた記憶になりますし、
「仕事が忙しいだけだろう」と思えば、なんでもない記憶になります。

心理ワークとセラピーで、記憶の内容や解釈を上書きします。

先ほどの、幼少期に親に話しかけたら「うるさい!静かにしてなさい!」と怒られた記憶であれば

心理ワークやセラピーで無意識下にアクセスして

親が笑顔でたくさん話を聞いてくれた体験にやり直す
親が「あの時は怒ってしまってごめんね」と謝ってくれた
今の大人のあなたが「あの時は親は仕事が忙しくてイライラしてついてしまったわけで嫌われたわけでじゃないよ」と教えてあげる

などをして上書きすることで「自分が話しかけると怒らせてしまう」という信じ込みが解消されます。

そうすると「話しかけたら怒らせてしまうのでは」という恐怖心が解消されるので、リラックスして話すことがスラスラ出てくるようになります。

メンタルブロックを解消するワークの具体的な実践方法はこちらの記事を参考にしてください。

語彙力を上げる方法

語弊力を上げるには様々な言葉やフレーズをインプットしましょう。

  • 書籍、小説、漫画
  • テレビ、ラジオ、YouTube
  • SNS、ネットの記事
  • 喫茶店などで聞こえてくる他人の話

ただ無意識に読んだり聞き流していると、大部分を忘れてしまいます。

本を1度読んだだけだと、1日で7割は忘れると言われているからです。

覚えるには何度も繰り返し読むのが効果的です。
じっくり1回読むよりも、流し読みを何度も繰り返すのも有効です。

言葉遣いや言い回しなどを覚えるように意識したり、なぜこの人はこのようなフレーズを使ったのだろうと意識しながら見聞きするのもよいです。

トーク番組を自分だったらこう返す、こう話すと考えながら見るのも良いです。

テレビや動画の会話を聞きながら後を追うように実際に声に出して話すシャドーイングも効果的なのでぜひ取り入れましょう。

会話脳を鍛えて瞬発力を上げる訓練法|アウトプットが重要

高速音読で頭の回転を速くする

会話脳を鍛えて会話の瞬発力を上げるには効果的なのが高速音読です。

本やネットの文章を、自分が読める限界の速さで実際に声に出して音読します。

高速音読をしていると、脳が大量に入ってくる情報を処理しようとして処理速度が速くなります。

そのため会話の反応速度も上がります。

他にも

  • 滑舌が良くなる
  • 記憶力が良くなる
  • 理解力が高くなる
  • 集中力がアップする
  • 頭の回転が速くなる

などの効果があります。

音読する文章は語彙力が高まるような内容の本やネットの記事などが良いでしょう。

多少間違ってもいいので、正確性よりも速さを重視して音読します。。

毎日行うことが大切で最低でも5分、可能であれば30分、時間が取れる時は1時間くらい行うのもよいでしょう。

声に出して会話の練習をする|アウトプット練習

様々な言葉やフレーズをインプットしたら、それを実際の会話で使えるようにアウトプット練習をしましょう。

多くの人が会話のノウハウ本などを読んでも上達しないのは、アウトプット練習をしていないからです。

アウトプット練習をしないまま本番に臨むから、うまく話せず自信がなくなってしまうんですね。

練習が実際に人と話したときだけだと、どうしても場数が少なくなるので上達が遅くなります。

ピアノを上達しようとして、本番の舞台の上でしか練習ができないと考えたら・・・非効率すぎますね。

会話も一人で練習をすることで効率的に上達することができます。

会話力を上げるためには

  • シャドーイング
  • フレーズ練習
  • 連想力トレーニング
  • よく出てくる会話をテンプレを作り発声練習
  • 実際の会話を想定した会話練習

などが効果的です。

こちらの記事に基本から応用まで、会話がスラスラ会話ができるようになるための練習方法を解説していますので参考に実践してください。

実際の会話で実践&フィードバックして改善する

練習したことを意識しながら実際に人と会話をしてみましょう。

一人で繰り返し発声練習をしていると、人と話した時にも以前よりはスラスラ話が出てくると思います。

人と話した後に、できなかったことや苦手な部分を重点的に練習しましょう。

うまく笑えなかったなら、笑顔と笑う練習
質問への受け答えが出来なかったなら、質問の回答を準備して練習しておく
棒読みになってしまっていたなら感情表現をする練習
質問がうまくできなかったら質問をする練習
会話が広げられなかったなら連想力を鍛えて会話を広げる練習


やり方は、会話ノウハウ・練習法のカテゴリの記事を参考にしてください。

本気で会話を上達させたいならば、会話を録音して後から振り返るというのも効果的です。

以前より少しでも上達したら、成長していると喜びましょう。

脳はどんな小さな成功でも一つの成功とみなすので、成功体験が多いほど自分はできるという自信になり、やる気も出て益々会話が上手になって行きます。

会話やコミュニケーションのスキルは一生物なので、少しずつ練習して上達していきましょう。

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