会話が上手くなるコツと上達するためのコツと練習法についてお伝えします。
会話の知識やコツを学んでもなぜ上達しないのか?
会話の知識やノウハウは、書籍やネット、Youtubeなどにたくさん転がっています。
それでいくら学んでも、会話が上達しないと悩んでいるのではないでしょうか?
なぜ上達しないのかというと、練習をしないまま本番に臨んでいるからです。
どんなことでも習得するまで地道に練習する必要があります。
例えば、ギターを上手く弾く5つのコツという記事を読んでも、繰り返し練習しなければ上手に弾けるようにはならないと思います。
会話も同じです。知識を入れただけでは、会話がいつもよりは話せたけど盛り上がらずに終わってしまったとなりがち。
そのうち、忘れて今までの習慣や癖に戻ってしまいます。
よく「わかるとできるは全く違う」と言いますが、会話も同じです。
日本語の読み書きができるのだからすぐできるでしょと思うかもしれません。
日本の語の読み書きができて単語を知っていること
頭の中の考えやおしゃべり
文章を書くこと
スピーチや原稿を読むこと
と会話は全く別物です。
会話が上達しない理由:一人で練習を行わないから
何事もまずは一人で繰り返し基礎から練習すると思います。
会話となると、一人で練習する人はほとんどいません。
なぜなら、会話をするには相手が必要だと思っているから。
会話も一人で練習して実力を付けることは可能です。
知識だけではなく、実践で使える技術を身につけることが大切
机上で知識を学んだだけでは、実践ではあまり通用しません。
例えば、今までは相槌を「へぇ、そうなんですか」程度しかしえいなかったとします。
本に「共感の相槌を入れましょう」と書いてあったので
「それは驚きですね」「それは大変でしたね」と相槌を覚えたとします。
しかし、無表情で小さな声でボソッと言っただけでは「この人本当に驚いてるのかな?」と逆効果になりかねません。
目を見開いて体を仰け反らせながら
「えぇ~!?ホントにぃ~~↑??」
というのではまったく相手に与える印象が違います。
知識だけだと、実際の会話で使えるほどの応用力が身に付かないんですね。
このようなオーバーリアクションも練習せずにいきなりできるわけありません。
抑揚とか表情とか身振り手振りなどもセットで、サッと自然に出てくるくらいまで反復練習しておく必要があります。
会話を上達させるにはどうすれば良いか
会話を上達させるのも楽器やスポーツなど他のことと一緒です。
一人で繰り返し練習する
上手な人の会話を模写する
本番を想定した模擬練習をする
実際に他人と会話して練習したことを実践する
本番での会話を振り返って苦手な部分を練習する
これらを繰り返し行なうことで、少しずつ上達していきます。
今まで人との会話が苦手で避けてきてしまった人は、上達には時間がかかります。
数ヶ月、1年と地道に練習を続けることで、上達していきます。
物事を上達させるのに、
まっさらの状態からゼロから学ぶのと
自己流でやっていて変な癖が付いてしまっている人
では、後者の方が矯正するのが大変なこともあります。
長年の性格や話の曲がついてしまっていると矯正に時間がかかるかもしれません。
会話を上達させるための効果的な練習方法
相手がいないと会話の練習ができないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
一人でできる会話が上達のための練習方法を紹介します。
発声練習、ボイストレーニングをする
今まで会話が苦手だった人は、声帯や発声のための筋肉が衰えてしまっています。
発声練習やボイストレーニングで、大きくてハキハキと通る声が出るように訓練しましょう。
スポーツでいう、柔軟や走りこみ、基礎練習みたいなものです。
発声練習とボイストレーニングのやり方
表情筋、笑顔トレーニング
会話が苦手な人は、表情の変化が乏しかったり、あまり笑っていないという人が多いはず。
会話はコミュニケーションで相手が楽しいと感じるのは、話す内容が1割程度、表情、身振り手振り、声のトーンや抑揚などが9割と言われています。
なので表情や笑顔はとても大切です。
表情筋のトレーニング、笑う練習をします。
他人の話で笑えない、笑おうとすると顔がひきつってしまうという人もいるでしょう。
それは今まで笑ってこなかったので、脳の笑う部分の回路が衰えてしまっているだけです。
普段から笑う練習をしていると、笑いのツボがどんどん浅くなって些細なことで自然と笑えるようになります。
僕も昔は会話中にほとんど笑うことがありませんでしたが、今では些細なことでも自然と笑えるようになりました。
こちらが笑うと相手も笑ってくれて、パッと場の空気が温まるのを感じるでしょう。
よくある会話フレーズの練習
会話でよく出てくる内容を、あらかじめ作って一人で声に出して練習しておきます。
仕事
趣味
得意なこと
好きな食べ物
出身地や住んでる地域
休日の過ごし方
マイブーム、最近ハマッていること
過去のこと(子供の頃、学生時代、前職など)
このようなことをあらかじめ会話を作って声に出して練習しておきます。
自分の話
相手に質問する内容
この両面から会話の文章を考えて、サッと出てくるように繰り返し練習しておきましょう。
好きな食べ物だとしたら
「カレーです」
と一言で終わらせるのではなく
「カレーが好きです。最近○○のチキンスープカレーにハマッていて、チキンが柔らかくてルーのバターが濃厚でめっちゃくちゃ美味しいんですよ~」
「カレーが大好きで、毎日三食カレーでもいいくらいです笑」
といったようにエピソードやちょっとしたユーモアを入れるのが効果的です。
単に情報だけだと、堅苦しくお互いの距離が縮まらず会話が温まらないので、あなたの人柄がわかるエピソードはユーモアを入れるようにしましょう。
会話の文章を作って一人で練習して引き出しを増やす方法はこちらの記事も参考にしてください。
会話文の作り方と会話の引き出しの増やし方
会話のシャドーイング(上手い人の会話の模写)
会話が上手い人の動画や音声を聞きながら、そっくり真似をするという練習方法です。
どんなことでも上手な人の真似から入ることが多いはず。
これは会話上達にも使えます。
上手い人の会話には、基礎から応用まで技術が詰め込まれています。
会話の内容だけでなく、表情、抑揚、言い回しまで勉強になります。
会話のシャドーイングのやり方
お手本にしたい人が二人で会話をしている動画や音声を用意してください。
音声を再生して、お手本にしたい人が話したら後について同じように発声します。
発言の内容だけではなく、声のトーン、大きさ、抑揚、表情、身振り手振りなどもできるだけ真似しましょう。
テレビや動画などで毎日のように聞いているのに、やってみると声の抑揚など、自分と全く別物であることに驚くでしょう。
この練習方法は基礎から応用まで実際の会話で使える技術が自然と身に付きます。
会話を想定した模擬練習
一人で他人と会話をしている体で声に出して会話をする練習をします。
架空の相手のプロフィールを作ります。
実際の友人、知人、職場の人、SNSの知らない人、芸能人、アニメ、漫画などのキャラクター、でも良いです。
そしてその人と会話をするのを想定して、その人に話しかけるように一人で声に出して話します。
対象人物の写真があると良いです。
その人の服装、髪型、持ち物などからも話題を作ることができるからです。
相手にとっては自分の話題なので、会話が盛り上がることが多いし、話題がなくなった時に使えるので練習しておきましょう。
一人で相手が目の前にいるのを想定して、話題を振ったり質問をします。
そして答えが返ってきたと想定して、リアクションをとったり返答したりします。
どんな答えが返ってくるかと想像するのも、連想力を鍛え、いい会話の訓練になります。
恥ずかしいかもしれませんが、一人でできないことを人前でうまくできないと思います。
実際に人と会話をして実践する
一人で練習をして自信がついたら、実際の会話の中で使ってみましょう。
練習と本番との違いは
緊張してしまうことと
想定外の反応や話題になったりすること
最初は緊張したり、想定外の反応や話題を振られたりして、うまくいかないことも多いでしょう。
繰り返し練習と場数を踏んでいくうちに緊張しなくなりますし、想定外の反応や話題にも対応できるようになってきます。
振り返りを行い苦手な部分を補強する
人と別れて家に帰ってからそれまでの会話を振り返って、振り返りを行います。
うまくいかなかった部分は何が足りなくて上手くいかなかったのかを洗い出して足りない部分を練習します。
振り返りは録音してそれを聞きながら行うのが最も効果的です。
会話をした内容を忘れてしまいますし
人は意外と自分ができていると思っています。
自分ではハキハキと喋っていると思ったのが、声が弱々しく小さくて聞き取りにくい
こんな会話じゃ相手はつまらなかっただろうなと感じたりします。
実際に会話をするとこんなにもできていないということに唖然とすると思います。
今の等身大の自分と向き合うのは苦痛ですが、やったほうが上達はしますなる
会話の録音に抵抗が無いという人はやってみてください。
会話を上達させるには地道に練習を続けるしかない
会話を上達させるには他のことと同じように一朝一夕にはできません。
できるだけ毎日少しずつでもコツコツ練習をすることで、上達して行きます。
会話やコミュニケーションは一生常につきまとうものなので身につけておいて損はないはずです。
会話が上手ければ人間関係が良くなりますし、人間関係が充実すれば、楽しみも増え、
ストレスも軽減され、恋愛、仕事などもうまくいくことが多くなります。
無理せずに自分のペースで、少しずつ上達していきましょう。
僕も重度のコミュ障でしたが、上達しているのを実感しています。一緒に会話上手を目指して練習して行きましょう。