知識・理論

自分で自分を傷付けていることの証拠

「他人の言葉で傷ついた」という表現があります。

人の暴言や酷い言葉に傷つき、あの人はなんて酷いこと言うんだと怒りを覚えたりするのは、ごく普通の一般的なことで、誰もがそう信じて止みません。

その気持ちはとてもよくわかります。傷つくようなことを言う人は酷いと思いますし、自分も意識的にそれをしようとは思いません。僕自身もそういうことを言われたら傷つきます。

しかし、もしあなたが、
・他人からの言葉であまり傷つかないようになりたい
・傷ついても、すぐに立ち直れるようになりたい
・他人から酷いことを言われる回数が減ってほしい
相手にそういうことを言わないように変わってほしい
・いつも酷いことを言う人と縁を切りたい

と思っているならば、相手の言葉(相手のせいで)傷ついたという認識を180度変える必要があります。自分の方に原因を見出し、解消することで初めて変わることができます。

人は、他人の言葉により傷ついているのではなく、自分で自分を傷つけています。

もし他人の言葉で深く傷つかないようになりたい、自分を傷つける人と縁を切りたい、相手に変わって欲しい、そう思うのであれば、少しでも良いのでそんなもんなんだと思ってみてください。

他人から傷つくような言葉を言われて傷つくのは、あなたの中にそれを起こさせている原因があるよ、それを解消なさいというサインでもあるのです。

人は自分で自分を傷つけている

人は、ある言葉を聞いた時に、自分が馬鹿にされている、罵倒されている、否定されている、見下されている、といった否定的な意味付けしてそれを受け入れたときに、人は傷つきます。

自分がそう受け取らなければ傷つきません。

まず、自分自身で自分を傷つけているということを知るために1つの例を挙げてみましょう。

例なので、一般的な人の反応として読んでみてください。

仲の良い友達が突然あなたを頭ごなしに批判して罵倒してきました。それを聞いてあなたは嫌な気持ちになり、とても傷つきました。

しかしそれはドッキリだったのです。後からドッキリだと聞かされたあなたはホッとして安心しました。

ドッキリだと知らされる前、あなたは本気で罵倒されてる訳では無ない(演技であり事実ではない)のに傷つきました。

今度は、同じように友達から罵倒されますが、事前に別の友達から「これから○○に罵倒されると思うけど、あれはドッキリだからね」と聞かされていたとします。

友達が罵倒してきましたが、ドッキリだと分かっているので傷つかず、「演技がうまいな~」とか心の中で笑っていられると思います。

実はこれ、ドッキリではなく、友達は本気であなたを罵倒していたのです。別の友達が気を使ってあれはドッキリだと嘘を言っていたのです。

ドッキリだと思っているあなたは、実際に罵倒されているのにもかかわらず全く傷つかずに心の中で笑っていられたのです。

このように、それが真実かどうかにかかわらず、あなたがそれを真実だ(自分は罵倒されている)と決めた瞬間に傷つくのです。つまり、自分で自分を傷つけているということです。

「バカ」と言う言葉があります。

「バ」「カ」という文字を順番に並べただけ、音の組み合わせです。

この音を聞いて、自分が見下されている、罵倒されていると、あなたが認定したときに腹が立ったり、傷つくのです。

もし、人間が"バカ"という言葉で絶対に傷つくというならば、どんなシチュエーションでも、その音が耳に入ったら傷つくはずです。

テレビから「おいバカ!」という言葉が聞こえてきたら傷つくでしょうか。他人が言われていても不快になるかもしれませんが、傷つきはしません。日本語を知らない外国人も傷つきませんね。

バカを褒め言葉だと思ってる人もいます。

バカと天才は紙一重という言葉もありますように、バカとか頭のおかしいと呼ばれている人が世界を変えたり、革新を起こしたりしています。

平凡でいたくない、一般人とは違うすごい人になりたいと思っていたりする人などは、バカと呼ばれると喜んだりします。

その人にとって、バカ=平凡ではないすごい人、という意味づけがあるからです。

「○○バカ」というのは、その事がすごく好きで熱中している人、そのことに長けている人という意味もあります。

このように同じ「バカ」という音声を聞いても、人によってや、同じ人でも状況によって傷ついたり傷つかなかったりするということは、自分で自分を傷つけている証拠です。

言葉でも音でも映像でも何でもいいのです。
五感から入った情報を、あなたが自分が馬鹿にされた、と認定した瞬間に腹が立ったり傷つくのです。

つまり、自分で自分を傷つけているのです。

自分で傷つけていたんだ、そう自覚することで始めて改善が可能です。○○は不快だ、という信念を持っている限り、それに遭遇するたびに一生嫌な気持ちになり続けることになります。

自信のなさ、自己否定、コンプレックスが強いと傷付きやすい

自己肯定感が高く、自分を丸ごと認めて受け入れていて、無条件に認めて愛せている人は、人から何か否定的なことを言われても、あまり傷つかないか、嫌な気持ちになっても、すぐに普通に戻ったりします。

自分に絶対的な自信と自己肯定感があるため、他人の否定的な言葉など何の力もなく、自分の事として受け入れずに跳ね返しているから、傷つかないでいられるのです。

一方自己否定が強い人は、自分のことだと過剰に受け取ってしまい、ものすごく深く傷ついたり、長い間立ち直れなくなったりします。

自己否定が強くて自尊心が低く、自信がない人は、自分に対して否定的なので、他人からの言葉も否定的に受け取りやすいので傷つきやすいのです。なんでもない普通の言葉や、肯定的な言葉さえも否定的に受け取って傷つけてしまったりします。

街中で笑い声が聞こえただけで、自分が笑われていると傷つく人さえいます。

傷つきやすい人は、自分が持っている信念に基き判断した結果。自分が傷付けられたと認定する沸点、敷居が低い状態なのです。

否定的に受け取らないようにするためには、自己否定、自信のなさ、自尊心の低さ、コンプレックスなどを作っている信念を解消していく必要があります。

それらを解消する方法は別のページで詳しく解説しているのでそちらを参考にしてください。

他人の自分を傷つける言動を呼び寄せてしまう

自己否定の信念があると、他人の言動を何でも否定的に受け取りやすいと共に、自分を傷つけるようなことを言う人を呼び寄せたり、人から傷つけられる言葉を引き出しやすくなってしまいます。

人間の脳には、自分が心から信じていることを人生の中で体現、体験しようとする働きがあります。

例えば「自分はダメ人間である」「何の価値もない」「必要とされたない」といった自己否定の信念を持っていると、脳はそれを命令として受け取り、物事が上手くいかなかったり、失敗したり、自信がなくビクビクオドオドしたり、他人に媚びたり、承認を求めたり、といったように振舞ってしまいます。だから、他人からバカにされたり、酷い扱いを受けたりといったことが多くなります。

良い悪いではなく、脳は命令、プログラムに従って働いているだけなのです。

人間には、相手が無意識に自分自身に対してどのような信念を持っているかを察知してその通りに扱うという習性があります。

例えば自分はどうしようもないダメ人間だという信念を持っていると、他人はそれを察知して馬鹿にしたり、見下したりしてダメ人間扱いされる傾向が高くなります。

つまり、他人はあなたがあなた自分自身に対して思っているようにあなたに接してくれるのです。

あまり傷つかないようになりたい
他人にあまり酷いことを言われたくない

というのならば、自分の中にある自己否定の信念を変えていかなければならないのです。

自分の中に傷つくという状態を呼び寄せる原因(信念)を解消すると、他人から何か言われても傷つかなくなったり、腹が立つのは一瞬ですぐに持ち直したりするようになるばかりか、不思議なことに相手が傷つくようなことを言ってこなくなったり、そういうことを言う人が自然と離れていったりします。

自己否定の信念を克服して自分を変えていくためには、次の記事を参考にしてみてください。

なぜ、あなたは他人から軽く扱われるのか?【大切に扱われる人に変わる方法】

【超重要】自己肯定感を高くするには?自己否定の原因と改善する方法

嫌な人・嫌なことをする人を変える、止めさせる、消す、遠ざける、縁を切る方法

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