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根暗な性格の原因と治し方|根暗を治したい人へ

根暗な性格を治したいです。どうすれば良いのでしょうか?

僕も以前は根暗な性格でした。

人と一緒にいてもほとんど話さずたまにボソッと一言だけ話す程度
みんなが楽しそうに笑っていても一人だけ無表情
明るく振舞おうとしてもブレーキがかかってできない
抑揚がなく棒読み
真面目で堅い話しかできない

そんな状態でした。

それが今では、人と楽しく会話したり、些細なことで笑ったり、初対面の人に話しかけたり普通に会話ができるようになりました。

その体験から根暗な性格を治す方法をお伝えします。

根暗な性格には原因があり、原因を解消すれば改善、治すことができます。

目次

根暗な性格の原因

根暗な性格は次の3つの原因から作られています。

根底のメンタル的な原因を解消しないと、人と話そうとすると恐怖と緊張でブレーキがかかってしまいます。

なので、根暗な性格の根底にあるメンタル的な原因を解消することが大切です。

ブレーキを外しつつ、一人で会話の学習と練習をしてコミュ力を身につけ、場数と経験を積むことで根暗な性格は改善していきます。

根暗な性格の根本原因であるメンタルブロックとは?

メンタルブロックとは、行動へのブレーキをかけるような否定的な信じ込みのことです。

根暗な性格を作っているメンタルブロックとは次のようなものです。

嫌われるのではないか、変に思われるのではないか
自分はダメで無価値で嫌われる人間だ
人は自分を攻撃する
否定される、拒絶されるのではないか
相手を不機嫌にさせるのではないか
人と接するのが怖い
どうせ裏切られ見捨てられる
自分は根暗で無口な性格だ

このような、メンタルブロックは過去の体験により作られます。

幼少期に親から否定されて育った
十分な愛情をもらえなかった
親が無口な性格だった
他人と比較されてダメ出しをされて育った
いつも怒られて育った
無視された、拒絶された、裏切られた、見捨てられた
学校で馬鹿にされた、いじめられた、仲間外れにされた

などの体験から作られた

など対人恐怖、自己否定、劣等感、無価値感からきています。

これらのメンタルブロックを心理ワークやセラピーで無意識下にアクセスして解消していきます。

メンタルブロックが解消されると、人に対しての恐怖心や、嫌われるのでは、変に思われるのではという恐れが軽減されます。

会話とコミュ力のスキル不足

今まであまり会話をしてこなかった人は、会話やコミュニケーションのスキルが身についていません。

日本語の読み書きができることと会話やコミュニケーションは全く別物です。

なので、今のあなたは英会話が話せないとか、楽器が弾けないのと同じ状態だと思ってください。

今まで、書籍やYouTubeで会話ノウハウを学んでも、うまくいかなかったのではないでしょうか。

それはそのはずです。

書籍を読んだだけでは英語が話せたり楽器が弾けるようにならないですよね。

会話の上達には、楽器やスポーツなどと一緒で、基礎から学習して、反射的に出てくるようになるまで繰り返し練習する必要があります。

会話は内容だけでなく、ノンバーバル(表情、声の大きさ、口調、抑揚、言い方、イントネーション、タイミング)なども重要です。

ボソッと暗い感じで言っても盛り上がらないですよね。

コミュニケーションでは言語情報が1割、ノンバーバルが9割と言われています。

なので根暗かどうかを決めるのはノンバーバルが全てと言っても過言ではありません。

会話はノンバーバルも含めて反射的にできるように練習しておかないと、実際の会話で使えません。

場数・経験不足

根暗の人は、楽しく会話やコミュニケーションをした場数や経験が足りてない状態です。

今までは心理的なブレーキを掛けたまま、会話のスキルがないままで人と接していたので場数を踏んでも治らなかったのです。

人と話すことへの恐怖心など心理的なブレーキが外して、
ある程度の会話とコミュニケーションのスキルを身につけたら

あとは人と接して場数を踏み、楽しく会話できた成功体験を積んで自信がつくことで、根暗の性格は改善していきます。

根暗な性格を直すための実践ワーク

メンタルブロックを解消する

まずは根暗な性格を作っている根本的な原因であるメンタルブロックを特定して解消します。

メンタルブロックを洗い出す

次の質問に答えてください。

質問1.あなたが「自分は根暗な性格だ」と思う特徴や言動を挙げてください。

例:
自分から話しかけられない
話が続かず沈黙になる
無表情、笑おうとすると引きつる
話そうとしても頭が真っ白になり無言になる
人の顔色を伺ってビクビクしてしまう
まじめな話しかできない

質問2.質問1で上げたあなたの根暗な性格だと思う言動や特徴に対して、なぜそうしてしまうのか、それをしている時どのような感覚、思い、感情が湧いてくるかを書き出してください。

例:
変に思われる、相手を不機嫌にさせるのではないか
うざいと思われるのではないか
自分の話などどうせつまらない
自分は嫌われているのではないか
人が怖い

質問3.あなたは自分自身をどのように思っていますか?自分の性格、容姿、能力、経歴、価値観などについてどう思っているかを書き出してください。

例:
暗くてつまらない人間だ
ダメで何の魅力も価値がない
人より劣っている
容姿に自信がない

質問4.あなたは他人からどのような人間だと思われていると思いますか?

例:
暗い人
喋らない、無口
真面目でつまらない人

質問5.あなたはいつ頃からどんな体験がきっかけて質問1~4で書いたような言動をしたり、思う、感じるようになりましたか?覚えている範囲で書き出してください。

物心ついた時からそうだったという場合は、幼少期の家庭環境や親子関係に起因していることが多いです。

紙に書き出して本音と感情を洗い出す

紙と鉛筆を用意してください。

あなたが根暗な自分の根暗な性格なことに関することならどんなことでも良いので本音を紙に書きなぐってください。

自分自身や他人に対する言いたいこと、親、友達、過去の出来事、環境、根暗な性格にさせた相手への文句、愚痴、後悔、などなんでもかまいません。

感情を吐き出してすっきりするとともに、自分がどのような感情や思い込みを持っていたのかが明らかになります。

メンタルブロックを解消するワーク

心理ワークやセラピーで無意識下にアクセスしてメンタルブロックを解消します。

メンタルブロック(否定的な信じ込み)は過去の体験の記憶と紐付いています。

例えば

人に話しかけようとすると怒らせてしまうのではと感じて話しかけられない
人前で笑おうとすると引きつってしまう

という状態だったとします。

幼少期に親にはしゃいで話しかけたら「うるさい!今忙しいんだから静かにしてろ!」と怒られた体験の記憶があり

そこに

自分が話しかけると相手を不機嫌にさせ怒らせてしまう
はしゃいだり笑ったら怒られる
怒られたのは自分がダメで悪い子だからだ

という意味が付いていることが原因だったりします。

ですので心理ワークとセラピーで無意識にアクセスして、

記憶の内容の変更
記憶に対する意味付けの変更
過去の体験から学びや気づきを得て良い記憶に昇華させる
記憶の重要度を下げ無力化する

ということを行います。

先ほどの例なら、無意識にアクセスして

あの時の親は仕事で忙しくてつい起こってしまっただけであなたの価値とは関係ない

両親に言い返す
両親に謝ってもらう
話しかけたら笑って一緒に遊んでくれた体験にやり直す

脳は現実の体験と無意識レベルから臨場感を持ってイメージした体験に区別をつけないのでそちらが真実となります。

ハードディスクを消去したり上書きするように

自分が話しかけると相手を不機嫌にさせ怒らせてしまう
はしゃいだり笑ったら怒られる
怒られたのは自分がダメで悪い子だからだ

このような信じ込みが解消されます。

次にそのままの自分つまりダメなところやできないところへ弱いところも含めて認めて受け入れるという自己受容のワークを行います。

自分を否定して嫌ったり劣等感を感じているから、自分が話しかけたら嫌われるのでは受け入れてもらえないのではと感じてしまうのです。

本当の自分を否定して嫌っているから、素の自分を見せたら嫌われる拒絶される、見捨てられて人が去っていくと感じてしまうのです。

心理ワークでそのままの自分を認めて受け入れられるようになると、そのままの自分で価値があるんだという自信に満たされるようになります。

だから自然体の素の自分で人と話したり接することができるようになります。

会話とコミュニケーションスキルを身につける

根暗な性格で今まで会話やコミュニケーションをしてこなかった人は、会話とコミュ力が十分に身についていない状態になっています。

その状態で、練習せずにいきなり人と話すのは無理な話です。

会話が苦手でほとんどできない人は、英会話や楽器の習得と同じくらい基礎から地道に学習と練習が必要です。

会話は相手がいることなどで練習できないと思うかもしれませんがそんなことはありません。

会話も楽器やスポーツと一緒で一人で練習して上達させることができます。

それから根暗な性格の人はノンバーバルが全くできていないので、合わせて練習する必要があります。

根暗かどうかを決めているのはノンバーバルだからです。

いくら会話のネタを覚えても、小さな声でボソッと話すのでは意味がありません。
相手が話しているのに反応が小さく、無表情で全く笑わなければ、相手はしらけてしまいます。

会話の基礎からノンバーバル表現も含めて練習をしましょう。

ボイトレ、表情を作る、笑う練習、感情表現の練習などをします。
一人で、適切な表情、抑揚などで感情表現をしながら話す練習します。

スキルが身につき、先ほどのメンタルブロックを解消していれば、人前でノンバーバル表現をすることにも抵抗がなくなります。

コミュ障向けの会話の学習を基礎からの学習法と一人でできる練習法は、会話・コミュニケーションのカテゴリを参考に実践してください。

場数と経験を積む

メンタルブロックを外し、会話をの学習と練習をしてある程度スキルを身につけたら
今までより人と接したり話すことに抵抗がなくなっているはずです。

そしたら実際に人と接して話すことで慣れて行きましょう。

もちろん今までやってこなかったことなので最初から上手くはできませんし、緊張もします。

それでも心理的ブレーキが外れ、練習してスキルが身についていれば、今までよりすんなりできるはずです。

そして今までの自分より上手くできたことで自信がつき、もっとできるようになります。

自己否定や対人恐怖が解消され、自己受容ができていると、自然体で心が開いた状態になるので、相手も心を開いて行為的に接してくれるようになります。

こちらがビクビクと怖がって心を閉じてしまっていたから相手もギクシャクしてしまっていたんですね。

こちらが自然体で接すれば相手の反応も変わるはずです。

最初はうまくいかないこともありますが、会話を振り返って苦手な部分を改善していくことでだんだん上達していきます。

実際に上手く話せたり、相手も笑ったり楽しそうにしているのを経験してどんどん自信がついて人間関係が得意になっていきます。

学校や職場などで根暗キャラが定着してしまっている場合は、

挨拶を元気にするなど基本的なことから徐々に変えていく
一番気が合う、仲が良い人から攻略していく
新たなサークルや趣味の集まりなど過去の自分を知らないところで会話を磨く

など行なっていきましょう。

メンタルブロックが解消されて、ビクビクした暗いオーラが解消され、自分の内面が変われば周囲の対応も変わってきます。

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