MENU

【HSP】傷つきやすい性格の原因と改善・克服法、対処法

他人の些細な言葉や態度にすぐに傷ついてしまうんです
傷つきやすい性格は生まれつきで直らないのでしょうか?

今回は傷つきやすい性格の原因と改善法、対処法についてお伝えします。

傷つきやすい性格は、改善することができるというのが実感です。

僕自身も以前は些細なことですぐに傷付いていましたが、今は気にならなくなりました。

よくある傷つかなくなる方法として

受け取り方を変えましょう
自分に自信を持ちましょう

というものがありますが、それができないから傷つきやすいのだと思います。

反射的に傷ついてしまうので、意志の力で変えようとしても無理があります。

すぐに否定的に受け取ってしまう、自分に自信が持てない原因の方にアプローチして解消することで傷つきやすい性格は自然と改善されていきます。

また、こんなことが言われています。

「あなたが傷つきやすいのはHSPだからです。
生まれつき繊細で過敏で、深く考える性格だから受け入れるしかありません」

自分はHSPだから直らないと決め付けてしまうのももったいないです。

ほとんどの場合、人により程度の差はあれ改善できると考えています。

僕自身も以前は些細なことですぐに傷ついていました。

すぐに嫌われたのでは、怒らせてしまったのでは、変に思われている、バカにされていると不安になり、人の顔色を伺ってビクビクしていました。

でも今はあまり気にならなくなり、生きるのがとても楽になりました。

また、以前だったら深く傷ついてたこともあまり傷つかなくなったり、傷ついても立ち直りが格段に早くなったというのが実感です。

生きるのが楽になるので、諦めずに解消していきましょう。

目次

傷つきやすい性格の原因

なぜ、些細なことで傷付いてしまうのでしょうか。

それは物事をすぐに否定的に受け取る癖がついてしまっているからです。

例えば、コップに半分の水が入っているとします。

コップに半分の水が入っているという現象には何の意味もありません。

そこにあなたがどんな意味付けをするかによって、あなたの感じることが変わります。

「まだ半分も水がある」と意味づけすれば、安心感や幸福感を感じます。

「もう半分しか水がない」と意味づけすれば、不安や不満を感じます。

同様に、些細なことを否定的に受け取ってしまう癖がついているので、すぐに傷ついてしまうのです。

なぜ否定的に受け取ってしまうのかというと、過去の体験から持ってしまった否定的な信じ込みがあるからです。

例えば、幼少期にはしゃいでいたら、母親が不機嫌そうな顔をしながら「うるさい!静かにしてなさい!」と怒られた体験があるとします。

すると

自分のせいで母親を怒らせて嫌われてしまった
自分がダメな子だから母親を怒らせてしまった

と信じ込んでしまうことがあります。

このような信じ込みを無意識下に保持したままでいると、人と接した時に怒らせて嫌われてしまったのではとすぐに傷ついてしまいます。

親から怒られたり否定された体験
学校でバカにされたりいじめられた体験
人から見捨てられたり裏切られた体験
人前で失敗して恥をかいた体験

これらにより持ってしまった

自分は劣っている
自分はダメで無価値な人間だ
他人は自分を否定してくる
自分は疎まれる人間だ
自分は恥ずかしい存在だ
自分は見捨てられる
自分はどうせ裏切られる
どうせまた失敗する

といった思い込みが、些細なことで傷つきやすい性格を作っています。

「自分は無価値だ」「自分は嫌われる存在だ」などと思っているから、他人の何でもない言動を「自分は嫌われた」と感じてしまうんですね。

ですので、これらの無意識下の思い込みを心理ワークで解消していきます。

そして、ワークで自己受容をして自己肯定感を養っていきます。

自己否定が解消されて自己肯定感が養ってくると、自信がついてくるので、自然と些細なことを否定的に受け取ることがなくなってきます。

それでは傷つきやすい性格を改善、克服するワークに入っていきましょう。

傷つきやすい性格を改善、克服するワーク

傷つきやすい性格の原因の信じ込みを洗い出す

すぐに傷ついてしまう性格がどんな思い込みによって作られているのかを洗い出します。

次の質問に答えてください。

質問1.あなたはどんな場面や他人の言動で傷ついてしまいますか?


質問2.質問1で書き出した場面で頭によぎる思いや感情を書き出してください。


質問3.質問2で書き出したような思いや感情が湧き上がってくるのかを書き出してください。


質問4.過去の体験で、質問2で書き出したようなことを強く感じた体験を書き出してください。


質問5.あなたはいつ頃からすぐに傷つくようになりましたか?きっかけとなる体験があれば思い出せる範囲で書き出してください。

自分が持っていた思い込みを自覚する

先ほどの質問に答えて書き出した内容を見てみてください。

そして自分は「あーなるほど自分はこのように思い込んでいたのか」と客観的に見て自覚してみてください。

そうすることで思い込みが外れやすくなります。

次に心理ワークを用いて思い込みを外していきます。

傷つきやすい性格の原因の信じ込みを解消するワーク

傷つきやすい性格の原因である、無意識下の否定的な信じ込みを解消していきます。

信じ込みは過去の体験の記憶に紐付いています。

体験の記憶
母親から「どうしてできないの!?あなたはダメな子ね!」と言われた

記憶に対する意味づけ
母親から否定された、嫌われた

湧き上がってくる感情
劣等感、無価値感

信じ込み
自分はダメで無価値な人間だ、人は自分を否定する

心理ワークを用いて、記憶の内容や意味づけを変更したり記憶を無力化させてしまいます。

記憶の内容の変更
記憶に対する意味づけの変更
過去の体験から気づきや学びを得て昇華させる
記憶そのものを無力化する


無意識下にアプローチして、意味を付け替えたり、あのおかげで成長できたといったようにポジティブに置き換えます。

そうすることで否定的な信じ込みが外れていきます。

過去の体験から持ってしまった信じ込みを解消する解消するワークの実践はこちらの記事を参考にしてください。

自己受容と自己肯定感を養う

些細なことで傷ついてしまうのは、自己否定が強く、自己肯定感が低いことが挙げられます。

自分は劣っている
自分はダメで無価値な人間だ
自分は疎まれる人間だ
自分は否定される
自分は恥ずかしい
自分は見捨てられる
自分はどうせ裏切られる

だから他人の些細な言動を否定的に受け取ってしまうわけです。

自分には価値がないと思っていると、例えばLINEを送って既読になって1日返事がないと「すぐに返事がもらえないのは自分に価値がないからだ」と受け取ってしまいます。

先ほどのワークで自己否定の信念を解消してブレーキを外しつつ、プラスの方向に自己肯定感を養って行きます。

無意識の信念を

自分には価値がない → そのままの自分で価値がある


といったように置き換えます。

そうすることで、些細なことで傷つかなくなってきます。

物事を肯定的に受け取ることができるようになり、人から何か言われて傷ついたとしても、ダメージが少なかったり、すぐに立ち直れるようになります。

自己肯定感を養うにはこちらのワークを参考にしてください。

些細なことで傷付かないようにする対処法

傷つきそうになったら意識的に問いかける

対処法を効果的におこなうには、前項のワークである程度自己否定の信念を解消して、自己肯定感を養っておくことが重要です。

今までは些細なことを反射的に否定的に受け取り、何も考えずに反応して傷ついてしまっていたと思います。

他人の言動に反応して不快な気持ちになりそうになったら、意識的に「これは本当にそうなのだろうか?」と自分に問いかけます。

例えば、LINEを送ってしばらくしても返事がない時に、今までは「嫌われているのでは」と傷ついていたとします。

そこで意識的に「それは本当にそうなのだろうか?」と自分に問いかけます。

忙しくて返してないだけではないだろうか
単に忘れているだけではないか
その人は空いた時間や返したい時にLINEを返す人なのではないだろうか

このように相手の視点で考えてみます。

何か物事に対して否定的に感じたら毎回このように脳に癖をつけていきます。

今までに、相手から嫌われていると思ったら、相手が好意的に話しかけてきたなんて経験ありませんでしたか?

傷つきやすい人には必ず勘違い、取り越し苦労だったという経験があるはずです。
僕も何度もありました。

あれこれグルグルと考えを巡らせるのは不毛だし疲れてしまいます。

いくら考えても相手の本当の気持ちは分からないし、考えや行動はコントロールできないと理解しましょう。

あなたがすぐに傷付いてしまっていたのは、相手のせいでも自分のせいでもなく、過去に持ってしまった否定的な信念の通りに反応していただけだったんです。

否定的な信念を解消したら、意識的に否定的に受け取る癖を直していきましょう。

否定的な感情や思いが湧いてきたらセドナメソッドで手放す

そして否定的な感情や思いが湧いてきたらセドナメソッドでその場で手放します。

セドナメソッドとは、不快な感情や考えをその場で手放すことが出来るワークです。

簡単にセドナメソッドの手順を解説します。

1.他人の些細な言動などに否定的な思いや感情が湧いてきたら、それを十分に感じます。

2.次に、心の中で自分自身に次へのように問いかけます。
「今感じている思いや感情を手放すことはできますか?」と問いかけ「はい」と答えます

3.「手放しますか?」と問いかけ「はい」と答えます。

4.「いつ?」と問いかけ「今!」と答えます。

このワークは単純で馬鹿馬鹿しく感じますが、感情をや感情や思いをその場で手放すのにとても効果的なワークです。

心の中で今と言った瞬間に不快な気持ちや思いがスーッと解放されてすっきりします。

セドナメソッドについては詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

物事を肯定的に受け取る癖をつける

今まで物事を否定的に受け取る癖がついていたのを、意識的に肯定的に受け取る癖をつけていきます。

最初は意識的に物事を肯定的に受け取ることをおこなうことで、習慣になって無意識に肯定的に受け取る癖がつきます。

コップに半分の水が入っているとします。

これの現象は中立で何の意味もありません。

もう半分しか水がない、という意味づけをすれば不満や不安な気持ちが湧いてきます。
まだ半分も水がある、と意味づけをすれば安心感や幸福感が湧いてきます。

日常の中で様々なことを意識的に肯定的に受け取る癖を付けていきましょう。

人間の脳は自分が信じていることをどんどん拡大したり、集めようとします。

物事を否定的に受け取る癖があると、全ての物事が否定的に感じてしまいます。

他人から褒められたり、良くされても、嘘だ、騙されている、利用しようとしているというようにして否定的に感じてしまうことさえあります。

そして脳は信じていることを証明するためにますます否定的に感じるような出来事を呼び寄せます。

日常の些細なことに肯定的な意味付けをしていきましょう。

朝起きた時に、「とても良い朝だ、今日も良い一日になりそうだ」と意識的に声に出してみます。

食事をするときに、「こんな美味しいものが食べられてありがたいなぁ幸せだなぁ」と感じてみます。

電車やバスに乗った時も、「便利でありがたいなあ、恵まれているなぁ」と感じてみます。

店員さんや宅配の人などに、「彼らがサービスを提供してくれるから便利に暮らせる、ありがたい」と言ったように有難さや肯定的に感じてみます。

このようにして肯定的な肯定的に受け取る癖をつけていくことで、些細な他人の些細なことなど気にならなくなってきます。

何より些細なことで、幸福感を感じられるようになります。

すると、脳がますます幸福に感じるような人や出来事を呼び寄せようと働き出します。

肯定的に受け取る癖が付くと、肯定的な出来事が多くなり、幸せな人生になっていきます。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次
閉じる