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自分で決められない性格の本当の原因と治し方

自分で決めることができないません。どうすれば自分で決められるようになるでしょうか?

・日常のことまで人の意見に左右されたり相談しないと決められない
・進学、就職、結婚など人生に関わることまで他人に言われるままに決めてしまう
・本当は嫌なのに他人に言われるままに流されてしまう
・自分で決めるのが不安、怖い
・どうやって自分で決めたらいいのか分からない

今回は「自分で決めることができない性格」の本当の原因と治す方法についてお伝えします。

目次

自分で決められない性格の原因

自分で決められない原因はメンタルブロック(無意識下の信じ込み)にあります。

自分で決めてはいけない
物事は他人に決めてもらうもの
自分で決めるのが不安、怖い
自分で決めると否定される、怒られる
自分で決めると嫌なことが起こる
自分で決めると失敗する

という無意識下の信じ込みがあると、それが脳への命令となるため自分で決めようとすると抵抗や不安を感じてしまうのです。

無意識の強制力は意識の何十倍もあるので、自分で決めようするとブレーキがかかってしまいます。

上記のような信念が作られるのは、ほとんどの場合幼少期の親子関係に起因しています。

・親が何でも決めていた
・親が「ああしなさい、こうしなさい」と口出ししていた
・自分で決めて何かやろうとすると「それはダメ!」と否定された
・自分で決めて失敗すると「ほら!だから言ったでしょ!」と怒られた

このような体験から、先ほどの信じ込みが作られ

自分で決めるのが怖い
自分で決めると誰かに否定されたり怒られる感覚がする
誰かに決めてもらわないと不安
どうやって決めたらいいのか分からない

という状態になってしまいます。

でも、本当は自分の意思で決めて、自分の人生を生きたいと思っているはずです。

そして今からでもそれは可能です。

もう人に決めてもらう人生はやめて、自分の人生を取り戻しましょう。

自分で決められない原因を解消するには

自分で決められない性格を直すには、主に幼少期の親子関係で作られた

物事は他人に決めてもらうもの
自分で決めてはいけない
自分で決めたことは否定される
自分で決めると失敗して怒られる
自分の人生を生きてはいけない
親の言うとおりの人生を生きなければならない

などの無意識下の信じ込みを心理ワークで解消します。

それには、幼少期に何でも親に決められたことへの不満、怒り、悲しみ、絶望、無価値感などの未完了の感情を吐き出して、傷ついてたままの幼少期の自分を癒してあげます。

すると「自分で決めてはいけない、自分で決めると失敗する、怒られる」などの信念が外れます。

無意識下に、自分で決めてもいい、自分で決めても大丈夫、という感覚を養っていきます。

そして、小さなことから自分で決めて脳に学習させ、成功体験を積むことで自分で決められる性格に変化します。

あなたは自分で決めないことでメリットを得ている

あなたが自分で決められないのは嫌だと思いながら止められないのは、メリットを得ているからです。

・人に決めてもらえば楽、安心
・何かを決めることへの不安や恐怖を感じなくて済む
・否定されたり、怒られなくて済む
・自分で決めたことによる結果や責任を負わなくて済む

他人に決めてもらえば楽です。失敗しても人のせいにできます。

自分で決めないことでメリットを得て、嫌なことを避けられているわけです。

何かメリットを得たり、不都合を避けていたことを自覚することで、自分で決められない性格が改善に向かいます。

ワークでもこの辺を掘り下げることで無意識下の信念を自覚していきます。

それでは自分で決められない性格を直すためのワークに入っていきましょう。

自分で決められない性格を直すためのワーク

自分で決められない性格の原因(未完了の感情と信念)を洗い出す

次の質問に答えてください。

質問1.あなたが「自分で決められない」というのは具体的にどのようなことが決められないのですか?

質問2.自分で何かを決めようとするとどんな思いや感覚や感情が湧いてきますか?

質問3.何かを決めなれなければならない時、いつもどうしていますか?

質問4.人に決めてもらうことにどんなメリットを感じますか?

質問5.自分で決めることにどんな不安や恐怖、デメリットや嫌なことが起こると感じますか?

質問6.あなたはいつ頃からどんな体験がきっかけで「自分で決められない性格」になったと思いますか?幼少期からずっとそうで体験は覚えていないという場合は、幼少期の親子関係に原因があることがほとんどです。

思いや感情を紙に書いて吐き出す

紙と鉛筆を用意してください

自分で決められない性格に関することをならどんなことでも良いので、思っていることや我慢していること、嫌なこと、親に対する怒り、決められない自分に対する不甲斐なさなど自由に書き殴ってください。

これをやることで本音、我慢、抑圧していた感情を吐き出しすとともに、信じ込みが明らかになります。

こんなことを思ったり書いてはいけないと制限せずに、どんな汚い言葉でもドロドロしたものが出てきても構わないので、出てきたものは自由に書き出してください。

自分で決められない性格を直すには、今まで何でも親に決められてきた、不満、我慢、怒りなどをきちんと感じて表現することが大切です。

「うるさい!いちいち口出しするな!あんたのせいで自分で決められない性格になったんだ!私の人生を返せ!」

といったように怒りなどが出てきたらそれもそのまま書き出してください(もちろん無理にやる必要はありません)。怒れるようになったのはむしろ良いことです。それも自分の意思で決めたことですし「自分で決めたい!」という意思表示だからです。

思いや感情を書きなぐってスッキリしたら終了してください。

抑圧している感情はなかなか出てこないこともありますが、浅いところが解放されると段階的に出てくることもあります。

それでも少しでも自分の本音や感情を吐き出すことで、自分の本当の気持ちや感情が自覚でき、それが克服の手がかりとなります。

未完了の感情を吐き出し自分を癒すワーク

本当は自分で決めたいのに何でも親に決められて、自分では何も決められないと思い込んで傷ついている幼少期の自分を心理ワークで癒していきます。

先ほどの質問に書き出した内容と思いや感情を書き殴った紙を見てください。

そこにあなたの決められない性格の原因である未完了の感情や傷ついた自分、信じ込み(ビリーフ)、それを作った過去の体験などが露になっていると思います。

それを元に心理ワークを用いて未完了の感情を吐き出し傷ついた自分を癒し、信じ込みを解消します。

今までは嫌なのに親に言いなりにされ自分の決めたことは否定され、我慢して怒りを感じていて、その過去の体験の記憶が現在のこととしてありありと未解消のままになっています。

心理ワークで未完了の感情を吐き出し解消することで、過去の記憶に対する意味づけや認識が変化します。

すると、無意識下の信念が外れ

私は親の意見には従わない
自分のことは自分で決める
自分で決めた結果は自分で責任を取る
何で他人に従わなくちゃいけないの意味がわからない

というように認識が変化します。

具体的なワークのやり方はこちらの記事を参考に実践してください。

少しずつ自分で決める行動をして慣れていく

心理的なブレーキが外れてきたら、小さなことから自分で決めて行動する習慣をつけていきましょう。

今までは自分で決めたことがなかったので、最初は自分で決めて行動することに不安や違和感などを感じます。特に大きな決断になるとそうです。

初めてやることに不安を覚えるのは自然なことです。

でもブレーキが外れているので今までより抵抗なく自分で決めて行動ができるようになっているはずです。

不安などがでてきたら抵抗せずに「今自分は不安を感じてるんだな」と第三者視点で感じきって解消したり。

「何に対する不安?何が怖いの?」と問いかけて自分の思い込みを探りましょう。自覚するだけでも弱くなります。

小さなことから自分で決めて行動することをしていくうちに脳が慣れたり学習して、自分で決めて行動ができる人に変化していきます。

自分で決められない性格の長所は残しておこう

自分で決められない性格は短所ばかりではありません。

他人の意見も含めて吟味して、慎重に行動ができるというメリットもあります。

他人の意見を聞かずに即決断、行動する人は、思わぬ損害やトラブルに合うことがあるという短所もあります。

また、何でも自分が決めてしまうことで、相手と衝突することもあります。

今までの性格も活かすことで、他人の意思も尊重したり、意見も考慮してメリットやデメリットもきちんと調べた上で、最終的に自分で決めるというバランスの取れた決断をすることができるようになります。

自分で決められない性格も悪いことばかりじゃなかったんだなと腑に落ちることで、自分を肯定できるようになります。

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