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嫌な感情を消す方法|正しい感情の取り扱い方

いつも負の感情や嫌な感情が湧き上がってきて苦しいんです
感情を消すことはできないのでしょうか?

今回は負の感情、嫌な感情を消す方法についてお伝えします。

目次

多くの人が間違っている、感情の正しい取り扱い方

多くの人が嫌な感情が湧き上がってきた時に間違った扱い方をしてしまっています。

我慢する
無理やり押さえつける
感じてないふりをする
そんなことないよとごまかす
他のことをして気を紛らわせる

これをやることで、一時的に感情が治まったように感じるかもしれませんが、心の中に抑圧されて残り続けてしまいます。

感情はきちんと感じて表現することでそのエネルギーが消化されてスーッと消えるからです。

感情が溜まり続けると、脳が感情を解放しようとして苦しみが湧き上がってきたり、些細なことで嫌な感情が誘発されます。

それでも我慢したり抑えていると、やたら攻撃的になって誰かを批判したくなったり、心や体の病気となって現れることもあります。

マイナスの感情は人前で表現してはいけないと親や学校でも教えられています。

こんなことを感じてはいけない、恥ずかしいことだ、いい大人が感情を表現するなんて未熟だと頭で押さえつけてしまいます。

特に日本人は感情を素直に表現できず、空気を読むので感情を我慢したり押さえつけてしまいやすいです。

特に我慢してしまうのが怒りの感情です。

感情はエネルギーなので、一度湧き上がってきたらきちんと消化して解消しない限り心の中に残り続けてしまいます。

怒りの感情を溜め続けると、何かのきっかけで怒りが爆発したり、病気になったりしてしまいます。

正しい感情の取り扱い方

感情はエネルギーであり、きちんと感じて表現することで消化されてスーッと消えていきます。

抵抗したり押さえつけたりせず、きちんと感じて表現することで、溜め込まずにすみ後にひかなくなります。

でも、マイナスの感情などは人前などで表現できないこともあります。

そんな時の効果的な感情の消化方法は後述のワークで紹介します。

なぜ繰り返し嫌な感情が湧き上がってくるのか?

なぜ繰り返し嫌な感情が湧き上がってくるのかと言うと、その原因は二つあります。

  • 未消化になっている感情を溜め込んでいる
  • 嫌な感情湧き上がらせる源泉を持ったままにしている

未消化になっている感情を溜め込んでいる

嫌な感情を我慢したり押さえつけてしまうと、未消化のまま心の中に残り続けてしまいます。

感情はエネルギーなので、きちんと消化しないと心の中に溜め込まれていきます。

そうすると脳が感情を消化しようとして嫌な感情を湧き上がらせようとします。

また、脳が溜め込んだ感情を解放させるために嫌な出来事を呼び寄せます。

例えば、怒りを溜め込んでいると、脳が無意識のうちに失敗やミスをしたり。つまずいて転んだりして怒りを怒らせて解消させようとします。

他人の怒りたくなる言動を引き出してしまいます。
ネットで怒りたくなるようなニュースやゴシップ記事を見たくなったりします。

そうやって溜め込んでいる怒りを発散させようとしているのです。

嫌な感情を湧き上がらせる源泉を持ったままにしている

嫌な感情を延々と湧き上がらせる厳選を持ったままにしていると、当然ながら延々と嫌な感情が湧き上がってきてしまいます。

嫌な感情を湧き上がらせる厳選とは、否定的な意味づけや信じ込みのことです。

例えば、コップに半分まで水が入ってるとします。

この出来事は中立で何の意味もありません。

そこに

「もう半分しか水がない」と意味づけをすれば、不安や不満などの嫌な感情が湧き上がってきます。

「まだ半分もある」と意味づけをすれば、安心感や幸福感や感謝の気持ちなどが湧き上がってきます。


自分、他人、環境、物事に対して否定的な意味付けが多い人は、延々と嫌な感情が湧き上がってきてしまいます。

特に大きいのが、自分への否定的な意味づけ、つまり自己否定や劣等感です。

自分は愛されていない
自分は無価値な人間だ
自分は生きていてはいけない
自分はダメで何の魅力もない


自分というのは常に一緒にいるので、延々と嫌な気持ちが湧いてきてしまいます。

特に他責思考(全て他人や環境のせい)の人は、他人や出来事に対して否定的な意味付けをするので延々と嫌な気持ちが湧いてきてしまいます。

実は他責思考も自己否定から来ていることが多いです。

自分のダメなところや自分の非を認めたくないから、それを他人や環境に責任転嫁して責めているわけです。

自分を縛ったり我慢していると、それをやっている人をみるとイライラして批判したくなります。

このような自分、人、物事に対する否定的な意味付けは過去の体験により持ってしまったものです。

否定的な意味付けや信じ込みは解消することが可能です。

自分、人、物事への否定的な意味付けが少なくなっていけばいくほど、当然ながら嫌な感情になる頻度も減っていきます。

嫌な感情を消す方法、実践ワークの解説

嫌な感情が湧き上がってこなくするための実践ワークを解説します。

もちろん人間なので負の感情を完全に消すことはできませんが

  • 嫌な感情が湧き上がってくることが少なくなる
  • 嫌な感情になってもすぐに立ち直れてニュートラルに戻れる
  • これまでに不快になっていたことでも何とも感じなくなる

となっていくので、比べて生きるのがとても楽になると思います。

負の感情を消化、解放するワーク

今まで我慢したり溜め込んでいる感情を解放するワークです。

感情は感じて表現することで消化されてスーッと消えていきます。

かといって他人に感情をぶつけたらトラブルになってしまいます。

一人で簡単にできて効果が高い方法が、感情を紙に書きなぐるという方法です。

紙と鉛筆を用意してください。

あなたがこれまでに我慢して溜め込んでいた、怒り、悲しみ、憎しみ、後悔、罪悪感、自己嫌悪などの感情を紙に書き出すことで表現します。

文句、批判、罵詈雑言などでも構いません。

クソ上司テメェ能無しのくせにいばってんじゃねーよ!ほんとクズ野郎だな○ね!

あー嫌だ嫌だ会社に行きたくない辞めたいなんであんな嫌なことしなくちゃいけないんだ毎日毎日朝起きて同じことの繰り返しでもう嫌だ

といったように感情を出てくるままに言葉にして紙に書き出してください。

こんなことを思ってはいけない、こんな汚い言葉を使ってはいけないと押さえつけず、でてきたものは素直に表現してください。

感じてしまうものは仕方ないです。

我慢したり理性で押さえてしまうと、抑圧されて、残り続けていずれは何らかの形で解消しなければならないのですから、今吐き出してしまうほうが心身にとって健全です。

心の中に残り続けていたら四六時中文句を言っているのと同じなので、それでしたら1度表に出して吐き出して解消してしまった方が健全です。

湧き上がってくる嫌な感情をその場で解消するワーク

日常で不快な感情が湧き上がってきた時にその場で消化してニュートラルに戻ることができるワークを紹介します。

それはセドナメソッドとワークで、感情が湧き上がってきた時に一人ですぐに簡単にできます。

例えば、駅でおじさんに足を踏まれて無言で去って行ってしまってムカッとしたとた時などに、セドナメソッドを行うと、まあいっかと笑みがこぼれてくるほどです。

トラウマのような過去の体験からくる持続的な強い感情やケンカの最中などにはむきません。

嫌なことがあったり嫌な感情が湧き上がってきた時に、我慢してしまうと感情が残ってしまうので、セドナメソッドで逐一解消してしまいましょう。

やり方は簡単で、こんなことでと馬鹿馬鹿しく感じるかもしれませんが、とても効果的なのでぜひマスターしてください。

嫌な感情がたくさん溜まっていたり、嫌な感情の源泉を持っている人は解放しても何度も上がってくるかもしれませんが、玉ねぎの薄皮をはがすように少しずつ解放されていきます。

セドナメソッドの実践手順

1.今湧き上がってきた不快な感情や思いを抵抗せずに感じてください。

2.心の中で自分自身に次のように問いかけてください。

「今感じている感情を認めることはできますか?」

心の中で「はい」と答えます。

同様に次のように問いかけて答えてください。

「いま感じている感情を手放すことができますか?」

「はい」

「手放しますか?」

「いつ?」

「今!」

これで手順は完了です。

やってみると分かりますが「今!」と宣言した瞬間に嫌な感情がすーっと消えて笑みがこぼれたりします。

慣れると10秒ぐらいで感情が消化されてスッと消えていきます。

まだ残ってる場合や再び出てきた場合はこの手順を繰り返し行なってください。

感情はきちんと感じたり表現してあげれば、ひとつの感情は本来10秒ぐらいしか続かないと言われています。

それを我慢したり抵抗したりすると心の中にたまり続けて、長引いてしまいます。

セドナメソッドは、トラウマのような強く持続している強い感情や、ケンカの最中のような感情が高ぶっている時などにはあまり向きません。

ケンカなどの時は出来事が終わった後に行なってください。

トラウマや過去の嫌な出来事から繰り返しやな感情が湧いてくる場合は、その後述するワークでトラウマや過去の体験の記憶を無力化してしまいます。

また、まれに経絡(気の通り道)が詰まっていて、感情がうまく解消されにくい人がいるようです。その場合は効果が感じにくいかもしれません。

嫌な感情を湧き上がらせる源泉を解消するワーク

嫌な感情を延々と湧き上がるせる源泉とは、あなたが無意識に持ってしまっている否定的な信じ込みです。

コップに半分の水の入っているのを

「もう半分しか水がない」と否定的に受け取るか
「まだ半分も水がある」と肯定的に受け取るか

否定的に受け取れば嫌な感情が湧いてきます。

否定的な信じ込みがたくさんあると、自分、人、物事を否定的に受け取ってしまいます。

何でも否定的に受け取る癖があると嫌な気持ちになることが多くなります。

否定的な信じ込みとは過去の体験から持ってしまったものです。

例えば幼少期に親から「どうしてできないんだ!お前は本当にダメだな」と叱られたとします。

そうすると「自分はダメで価値がないんだ」と信じ込んでしまうことがあります。

この信じ込みをそのまま保持していると、自分はどうせダメだと何でも否定的に受け取ってしまうので不快な気持ちになることが多くなります。

幸い一度持ってしまった信じ込みでもパソコンのハードディスクのように書き換えることが可能です。

心理ワークを用いて無意識の否定的な信じ込みを解消します。

そして自己肯定感を養っていきます。

自己否定や劣等感があると、自分とは常に一緒にいるわけですから、些細なことでどうせ自分はダメだと嫌な感情が湧いてきてしまいます。

心理ワークで自己否定や劣等感を解消して自己肯定感を養っていきます。

否定的な信じ込みは過去の体験の記憶に紐付いています。

例えば、過去に親から「どうしてできないんだ!?お前は本当にダメだな」
と怒られた記憶に否定的な意味づけが付いているため、「自分はダメで無価値な人間だ」という信じ込みが作られています。

ですので記憶にアプローチして

・記憶の内容の変更
・記憶に対する意味づけを変更
・体験から気づきや学びを得て昇華させる
・記憶を無力化する

どういったことを行うことで否定的な信念が外れます。

もう半分しか水がない(否定) → まだ半分も水がある(肯定)

というようにラベルを張り替えます。

自分は無価値な存在だ → 自分はそのままで価値がある

と言ったように無意識下の信じ込みが変更します。

そうすることで嫌な感情が湧き上がってくることがなくなってきます。

過去の記憶を処置して否定的な信念を解消するワークのやり方はこちらの記事を参考に実践してください。

自己肯定感を養う

強く自己否定や劣等感があると嫌な気持ちが四六時中湧いてきてしまいます。

自己否定や劣等感を解消しつつ、自己肯定感を養っていきましょう。

他責思考の人も自己否定や劣等感の裏返しであることが多いです。

自己否定で自分に対して自分を責めたり自己否定や劣等感を感じるのは苦痛だからそれを他人に投影して点火して他人を責めるということです。

他人を責めて他人を批判して他人を下げることで自分の心の中で他人を下に下げて自分を総体的に自分をあげることで嫌な感情をごまかしているわけです。

自己肯定感を養うと自分自身や他人に対する否定的な気持ちが湧き上がってくることが少なくなります。

自己肯定感を養うワークの実践方法はこちらの記事を参考にして実践してください。

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