なぜ、あなたはぼっち状態になっているのか
今回は、どこに行っても孤立して「ぼっち」になってしまう、「ぼっち体質」の原因と、原因を根本から解消して、自分の思い描いているような状態でぼっちを脱却する方法について解説します。
一人でいる方が好き、楽だと思っていても、この記事を見ているということは、孤独感で辛い、本当は友達や恋人がほしいと、ぼっちでいることに孤独や苦痛を感じて抜け出したいと思っているのだと思います。
ぼっちなのは辛い、でも一人でいたい、 人付き合いは苦痛だ、だけど友達が欲しいしといったジレンマに悩まされている人も多いと思います。
まずは「ぼっち」という状態による苦しみを取り除くことを目指します。
・孤独感、心の飢え
・他人からぼっちだと思われることからくる苦痛
・「自分のような根暗でダメな人間は誰にも相手にされない」みたいな自己否定
・人の目が怖い、どう思われているか不安
・人前に出ると緊張する、人と接するのが苦痛
この記事ではこのような心の苦しみを取り去る方法を説明します。
心の苦しみや抵抗を取り除いた上で、自分が本当にどうしたいかは、個人によって変わってくると思います。
・完全にぼっちを脱却して、リア充のように大勢の人たくさんの友達や仲間を作ってワイワイしたい人
・趣味の合う友達、打ち解けられる友人、恋人、家族など、少数の気が合う人と深い人間関係を築きたい人
・基本一人でいるのが好きだけど、完全なぼっちではなく、お互いの負担にならない、距離感を保った付き合いをしたい人
今までは、苦痛、疲れるから人付き合いを避けていた状態だったのが、これからお伝えすることを実践するうちに、あなたの素の状態でなりたい状態になることができるようになっていきます。
一人でいるのが好きなら一人でいる、人と付き合いたいなら付き合う、抵抗やブレーキや苦痛がなくなるわけです。
よくある、ただ単に、積極的になろう、コミュ力を鍛える、話し上手(聞き上手)になる、おしゃれな服装や髪型にするといった、考え方やテクニック、行動や努力ではありません。
ただ意思の力でこういうことをしても無理だったのはあなたが一番よくわかっていると思います。
「ぼっち体質」のまま、努力や行動をして、人に話しかけようとしたり仲良くなろうとがんばっても、ブレーキをかけながらアクセルを踏んでいる状態なのでなかなかうまくいかないのです。無理をしているので、疲れてしまうのです。
人に話しかけられない
話が続かない
人に心を開けない
打ち解けられない、壁を作ってしまう
人前に出ると緊張して萎縮してしまう
人といると疲れる
悪い気がして人を誘えない
人から話しかけられない
人から無視されやすい
相手にしてもらえない
他人に興味が持てない
人付き合いが面倒
といったことの根本原因を特定して解消していきます。
人に話しかけられない
人に心を開けない
打ち解けられない、壁を作ってしまう
このようなブレーキになっているのは、無意識に”ある信念”を持ってしまっているからです。
その信念とは主に、自分は根暗な人間だ、自分はダメな人間だ、自分は話が下手だ、自分は人から好かれるわけがない、自分には価値がない、といった自己否定の信念です。
そしてこのような信念を持つようになってしまったきっかけとなる体験があります。
親に「なぜできないの?」「お前はダメな子だ」などといつも否定されて育った
幼少期に周囲と打ち解けられず孤立してしまった体験
人前で何か発表などをして失敗して笑われたり馬鹿にされた体験
容姿などにコンプレックスがあり、他人から馬鹿にされた
親がコミュニケーションが苦手でいつも人目や世間体を気にしてビクビクしていた
こういった体験により、自分は根暗な人間だ、自分はダメな人間だ、自分は話が下手だ、自分は人から好かれるわけがない、自分には価値がない、といった自己否定の信念を持ってしまい、10年20年と、それが絶対的な真実だと思い込み続けてしまっているのです。
人間の脳には、心から信じたことを命令して受け取り、そのような人間として振舞おうとしたり、そのように感じるような体験を引き寄せようとする働きがあります。
自分は根暗な人間だ、自分はダメな人間だ、自分は話が下手だ、自分は人から好かれるわけがない、自分には価値がない
ますますその言葉通りの人間として行動を取らせるので取らせようとするので、うまく話そうとしても言葉が出てこなかったり、ビクビクしてコミュニケーションがうまく取れなくなってしまうのです。
まだ脳には他人の信念も無意識に察知して、相手をそのような人間として扱おうとする習性があります。なんかこの人とはとっつきにくいなぁ、なんかオーラが暗くて一緒にいたくないなぁと感じてしまったりするのです。
そして、他人に話しかけようとしても緊張して話せなくて、相手が気を使っているのが分かったり、話しにくいと思われたり、嫌な顔されたり、つまらなそうにされたり、相手が去っていってしまう、といったことが起こります。
そうすると、ますます自分じゃ話が下手なんだ、暗い人間なんだとダメな人間なんだと思い込み、それにより苦痛が発生します。
その状態が何度か続くと、苦痛を感じるのが嫌で人を避けるようになってしまいます。
このようにして「ぼっち」という状態になってしまうのです。
あなたがぼっち状態なのは、過去の体験により、自分はダメだ、暗い、話が下手、価値がない、といった自己否定の信念を持ってしまっているからなのです。
人は、ある体験をするとそれに対して意味づけをします。
これはいい体験だ、これは嫌な体験だ、こう言われたから嬉しい、こう言われたから不快だ、あの人は険しい顔をしてるからあの人から嫌われてる、怒られてるといったように。
例えば、小学校の頃に音読の発表して、つっかえてしまい皆に笑われたとします。それは良いも悪いもなく中立の出来事です。
みんなが笑っている場面を見て、瞬時に「失敗した、馬鹿にされた」と意味づけをしたとします。苦痛や恥ずかしいという感情が湧きあがります。そして「人前で話すのが苦手、自分はダメなのだ、劣っている」といった自己否定の信念が作られます。
同じ状況であっても、否定的な意味づけをしなければ自己否定や苦痛は発生しません。
例えば、お笑い芸人が、同じように発表してつっかえても、逆にそれは笑いの種だ、おいしいと考える人もいるでしょう。
過去の何らかの体験や親に言われたことなどから、自分は暗い、人見知り、コミュ障だ、誰にも相手にされない、価値がない、といった自己否定の信念を持ってしまい、それを10年20年と潜在意識の中に持ち続けているたため、ぼっちという状態が続いているのです。
多くの人は、生まれつき自分はそういう性格なんだ、変えられないと思い込んでしまいます。
しかし、これらの信念は単に思い込んでるだけで絶対的なものではなく、人間の脳もパソコンのハードディスクと一緒で消去したり書き換えることが可能です。
人間の脳は、その情報が絶対的な真実であるかどうかというものは判断しません。あなたが真実だと受け入れたことが真実となります。その真実だと信じたことを命令と受け取ってそういう人間として振舞わせます。
ぼっち体質を作っているような自己否定などの否定的な信念を、肯定的な信念に書き換えることで、自然とぼっち体質は治っていきます。
発表してつっかえて笑われた(体験の記憶)
失敗した、馬鹿にされた、自分はダメだ(体験に対する意味づけや信念)
劣等感、恥ずかしさなどの苦痛(感情)
記憶、記憶に対する意味づけや信念、想起される感情
これらがセットになって潜在意識の中にデータとして格納されています。
これがあるために、行動しようとしたり、似たような体験をしそうなったりすると、その時の苦痛の感情が瞬時に蘇ってきてしまうのです。
この中でも、人生がうまくいくことを阻んでいるブレーキとなっているものをメメンタルブロックといいます。
自分がどのようなメンタルブロックを持っているかを探り、それを解消していきましょう。
ぼっち体質を作っている原因の信念を探る
あなたの脳への「ぼっち状態を作りなさい」という命令となっている、どのような信念を持っているのかを探って明確にしていきます。
紙と鉛筆を用意して以下の質問に対して回答してみてください。
質問1
以下の質問は はい/いいえでお答えください。
(質問で出てくる「他人」は友達、恋人、仲間、クラスメイト、同僚など人付き合いのなる対象のような他人と考えてください。)
・自分は、話が下手、暗い人間、だと思う
・自分は他人を楽しませられない、つまらない人間だ
・自分といると相手を退屈させてしまうと感じる
・自分はうまく話すことができない、暗い人間だ
・他人からうざがられているように感じる
・自分は人から受け入れられないと感じる
・他人を信用することができない
・他人にとって自分は友達になる価値などないと感じる
・他人を楽しませなければいけないと感じる
・ありのままの自分は人から愛されないと感じる
・他人が自分を馬鹿にしたり見下しているように感じる
・他人に対して敵対心を感じる
・人付き合いの障害となる身体、能力等のコンプレックスを持っていますか?
質問2
なぜ、あなたはぼっち状態にあると思いますか?
質問1の内容ととかぶっても良いのでいくつでも思いつく限り詳細に書き出して下さい
1人なのが好きだから、人付き合いが面倒だから、他人といると疲れるから、相手に合わせるのが苦痛だから、一人の方が自由で気楽だから、好きなことできず時間が奪われるから
など何でも書き出して下さい。
質問3
質問1で はい と答えた回答と、質問2で書き出した内容一つ一つに対して、なぜそう思うのかを書き出して下さい。
例えば質問2で出た答えが「人付き合いが面倒だから」でしたら、なぜそう感じるのかを思いつく限り書いてください。
質問1で はい と答えた回答と、質問2で書き出した内容一つ一つに対して、何が原因でそうなったと思うか、いちばん最初にそう思ったのは、いつどんなことがきっかけだったか、もう書き出して下さい
例えば、質問2で出た答えが「人付き合いが面倒だから」でしたら、最初にそう感じたのはいつ、何がきっかけだったのかをできるだけ思い出して書いてください。
最初にそう思った体験が、幼少期などで思い出せない場合もあります。幼少期からそう感じていたということは、ほとんどの場合親との関係によるものです。幼少期に人間関係があるのはほぼ親だからです。
その場合、体験としては思い出せなくても、親に対して何か不満や怒りを持っている場合が多いので、それを書き出してみてください。
先の質問で、自分がどのような信念を持っているか、その信念が過去のどんな出来事がきっかけになって作られたかがだいたい分かってきたと思います。
それらの信念を書き換えたり、我慢、抑圧していた感情の解放などを行います。
そして、そうするとブレーキになっている状態がニュートラルに戻るので、今度はこれまでと逆に肯定的な信念や意味づけ、自己肯定感などを入れていきます。
ぼっち体質からリア充体質になるためのワーク
ぼっち体質からリア充体質に変化して行くための実践ワークとそのやり方を解説します。
メンタルブロックの解放ワーク
先ほどの質問や、その質問に対してさらに掘り下げて、あなたのぼっちを作ってぼっち状態を作っているどんな信じ込みがあって、だいたい何時どのようなことがきっかけになってそれが付けられてしまったのかをだいたい認識できたと思います。
その題材一つ一つに対してメンタルブロックの開放を行っていきます。
普段の生活の中で表面に沸き上がってくるような信念や嫌な感情などは、セドナメソッドで逐一その場で解放します。
無意識、潜在意識の領域にあるメンタルブロックは、タイムラインセラピーで解放していきます。
ここれを行うことで、記憶の無力化、記憶に対する意味付けや信念の変更、抑圧したり我慢していた感情の解放を行うことができます。ブレーキとなっているメンタルブロックが解消されてくると、人を避けたり、嫌われる行動を取ったり、人に避けられたりといったことがだんだんなくなっていきます。
セドナメソッドのやり方はこちらの記事で説明してますのでこちらを参考にして行ってください。
タイムラインセラピーのやり方はこちらの記事で説明してますので、参考にして行ってください。
本物の自己肯定感を作るためのワーク
リア充体質と書きましたが、必ずしもリア充にを目指す必要はなく、自分の素質や性格などに合わせた負担のない形で自然な人づきあいが出来るようになることを目指します。
メンタルブロックの解放ワークを行うことで、今までブレーキになってしまっていた信念をある程度外せたら、今度はプラスの信念に持っていくためのワークを行います。
他人と楽しく円滑な交流ができるようになるためには「本物の自己肯定感」を持つことが重要になります。
「本物の自己肯定感」というものは、欠点やダメな部分やコンプレックスも含めてありのままの自分自身を認めて受け入れて愛せている状態です。
自分はありのままで素晴らしい、魅力的だ、自分は価値がある、無意識の領域から思えている状態です。
ありのままで素晴らしいのだから、成功や幸せになることも許可できている状態です。
これは、容姿、学歴、能力、肩書、地位などに依存しない真の自己肯定感です。
自分が自己肯定感を持っていると、他人に対しても愛情や優しさ肯定感を持つことができます。
自分を否定していると、他人も否定したくなります。
自己否定が強いと、それにより満たされないために苦痛を感じ、他人からの愛情や賞賛の言葉を過度に求めたり、他人を自分の思うようにコントロールしようとしたり、他人を否定したり、悪口を言ったり、馬鹿にしたり、見下したりして心の平安を保とうとしてしまうのです。
このような状態では人から嫌われてしまい、人間関係もうまくいかないですよね。
本物の自己肯定感を持つ事は、ぼっち状態を脱却するだけではなく、人間関係、恋愛、仕事を、お金、健康、夢や目標を叶える、自己実現など人生の様々なことをうまくいくために重要なこことになります。
本物の自己肯定感を持つための各種ワークややり方については、火気の記事を参考にしてください。
【超重要】自己肯定感を高くするには?自己否定の原因と改善する方法
信念を潜在意識に植えつけるためのワーク
どうなりたいか目標を明確にする
メンタルブロックが外れて、ある程度自己肯定感が高くなってくると、今まではリアルに思い描くことすらできなかった、友達ができたり人に囲まれている状態を描くことができるようになってきます。
あなたがこれからリア充のようになってどのようになりたいのか、どのようなことをしたいのかを明確にして、それを潜在意識に植え付けて行きます。
そうするとそれが脳への命令となり、そのような体験を引き寄せようと働いたり、行動したくなったり行動を促してくれたり協力をしてくれるようになります。
あなたがなりたい状態、目標を紙紙に書き出してみてください。(現現時点のなりたい状態ですので後から少しづつ変わっていくかもしれませんがそれでも構いません。)
学校などで、すでにぼっち状態が定着してしまっていて、描きづらいと感じる場合もあるかもしれませんが、それでもイメージしてみましょう。
今の環境では無理だと感じる場合は、クラス替えや進学後などの新しい環境、学校や会社の外で友達を作っているなど理想の状態をイメージしてみてください。
目標を1~2個書き出してください。
・気の合う友達を3人以上作る
・趣味仲間を作作る、一緒に趣味のイベントに行ったりしたい
・学校やクラスに友達を作る
・いつも連絡し合って、時々飲みに行ったり遊んだりできる友達を作る
・理想の恋人を作る
できるだけ1つか2つぐらいに絞った方が良いです。
なりたい状態や目標を決めたら、その状態がもうすでに叶っている、真実であるという信念を潜在意識に植え付けていきます。
そうすると脳はそれを命令として受け取り、その状態を引き寄せようとする働きだすので、その状態が叶いやすくなってきます。
いろいろな方法がありますが、人によって向き不向きもありますので自分の好きなやり方をおこなってみてください。
アファメーション
自分がなりたい状態を声に出して唱えることで、信念を植えつけることができます。
今まで「自分はダメな人間だ」とか10年20年と、意識、無意識にずっと言い続けてきているのを逆転させるわけです。
自分がなりたい状態がすでに叶った時につぶやくような言葉にするのが最も効果的です。
「素晴らしい友達に囲まれて毎日楽しいなあ、ありがたいなあ」
「気の合う人たちばかりに囲まれて幸せだなぁ」
潜在意識にとっては、”今”しかないので、今自分がそうなっている状態、ありがたい、楽しい、嬉しい、幸せだな、などそれを表す感情も一緒につぶやきます。
「今私はそうなっています(友達ができて幸せな状態です)」と宣言していることになるので、脳はそれを命令として受け取ってその状態を引き寄せようと働き出します。
「友達がほしい」というはうまくいきません。
「友達がほしい」と言うのはどのような人でしょうか。それは今友達がいない人ですよね。
「今私は友達がいません」と宣言していることになり、脳はそれを命令として受け取り、信じているとおりに友達がいない状態を呼び寄せてしまうのです。
アファメーションは、自分の声を録音してそれを繰り返し聴くという方法もあります。
目標を紙に書く
自分がなりたい状態を箇条書きで何何度も紙に書くというワークです。
これもすでに達成したような現在形か過去形で書くのが最も効果的です。
「私は気の合う友達と楽しい毎日を過ごしています」
このように既にそうなっているものとしての文章にします。
一つの事を15回書いてそれを朝晩行うと効果が高いです。
イメージング
イメージングは、ぼーっとして約2状態ですすでに達成した状態を自分が今経験しているかのようにイメージするという方法です。
学校の休み時間にみんなと話したりしている場面
友達の家にみんなで集まってゲームをしている場面
喫茶店やファミレスなどでみんなで集まってワイワイ談笑してる場面
旅行や、趣味のイベントなどにみんなで出掛けてる場面
そういった場面を今自分が経験しているかのようにイメージします。そうするとその時の楽しい感情が湧いてくると思います。それがとても重要です。
脳は現実と想像したことの区別がつかないため、そうなったと喜んでいるとそれが現実だと思いこみ、その状態をますます引き寄せなさいという脳にとっての命令となるのです。
なりきる
これは、普段の生活の中ですでに自分は、リア充であるかのようになりきって生活します。
今の自分がどんな状況であったとしても自分はもうそんすでにそうなっていると言う事を意識して日々の生活を行うというものです。
ワーク実践時の注意点
これらのワークを行っていると、無意識に抑圧されていたものが表に出てきたり、今までの自分に戻ろうとする抵抗が出てくることがあります。
過去の感情が甦ってきたり、普段より余計にネガティブになったり、無気力ややる気がなくなったり、バカバカしく感じたりします。急に仕事が忙しくなるといった邪魔が入ったりすることもあります。
習慣を変えようとすると、最初は抵抗があってなかなか変わらないと思いますがそれと一緒です。
ゆっくり休んだり、解放ワークを行ったりしながら、アファメーション自体もメンタルブロックを書き換えるやり方の1つですので抵抗勢力に負けずに続けていきましょう。
抵抗ややる気がなくなったからといって、完全にやめてしまうと元の木阿弥ですので、諦めない姿勢を持つようにしましょう。
現実の行動の実践
行動の妨げになっていたブレーキを外して、本物の自己肯定感が身についてくると、現実に行動することに対してもそれほど抵抗がなくなってきます。
とは言え、今までにほとんど経験したことないことですから、人間は初めて行う事はううまくできないですよね
一人で出来る練習を行います。
イメージトレーニング
先ほど説明したイメージングとほぼ一緒です。友達と仲良く遊んでいる場面、みんなと打ち解けてわいわいやっている場面を今現実に起こっているかのようにイメージして、そしてその時の楽しい、嬉しい、満たされている感情も一緒に味わいます。
寝る前など静かでリラックスできる場所と時間で行いましょう。
寝る前に布団の中で行い、そのまま良い気分のまま寝てしまうのがよいでしょう。
会話、コミュニケーションの練習
ぼっちの人だと分かると思いますが、丸一日とか何日も他人と話していないと、話そうとしても声がうわずったりしてきちんと出なくなってしまったり、いざ人と話すときに何も言葉が出てこなくなったりすると思います。
他人とあまり会話をしていない人は、場慣れしていないのと、頭で考えたことを瞬時に言葉にする訓練ができていないので、人前で話すときに言葉が出てこないのです。
メールやチャット、ネットに文章で書き込みをしたりするときはすらすら出てくるのに、実際の会話となると、頭が真っ白なで何もでてこないと言う人もいるでしょう。
スポーツや楽器演奏などでも練習やリハーサルして場慣れしておかないと本番で出来ないのと一緒です。
まずは一人でできる会話の練習を行ってみましょう。
テーマを決めて1分間スピーチをする
一人で、様々なテーマを作って、そのことについて話すと言う事を行います。
1分間で自己紹介をする
1分間あるテーマについて話す
映画の感想、
政治問題(少子化問題、年金問題など)
好きな食べ物
など何かテーマを決めて1分間誰かにスピーチをするのを想定してやってみましょう。
会話が苦手な人でも自分の趣味の事はスラスラ話せるという人もいるので、そういうテーマは避けましょう。
録音して聞き返すことをするのも効果的です。
ヴァーチャル会話
実際の身近な人物、好きな芸能人やアイドル、偉人など、その人と話しているかのように会話をします。自分が何かを言って、相手が何かを返してくることを想像して、それに答えるように会話をします。
好きな芸能人など、その人物のことをよく知っていると、どのように返答が返ってくるかがだいたい予想付くため、リアルにできます。
パソコンやスマホの画面に人物の顔アップ画像を表示させてやるのも効果的です。
テレビやラジオと会話をする、会話をなぞる
テレビやラジオの出演者が言ったことに対して答えたり、ツッコミを入れたりする形で会話をします。
テレビやラジオの出演者の会話を真似る
テレビやラジオの出演者が言ったことをそのまま繰り返して発音します。
自分が話がおもしろいと感じる人のラジオのトーク番組がよいです。
間合いやテンション、イントネーションなどもできるだけ真似て話すようにします。
連想ゲームをする
会話のキャッチボールが得意な人は連想が得意です。
連想して発言をすることで、会話が広がったり、話が思いもない方向に飛んだり、冗談になったりして、円滑に会話を進めています。
現実や目の前のこと、正しいこと、論理的なことばかり話すと、すぐ話題がなくなったり、まじめなだけの会話になってしまい、会話がつまらなくなってしまいます。
相手「毎日暑いですね」
自分「そうですね」
だとそれで終わってしまいます。
“暑い”から何かを連想して返すことで話を広げていきます。
例えば”暑い”から”アイス”を連想して、「暑くてアイスの消費量が半端なくて昨日なんて10個も食べちゃいましたよ」
アイスの話になって、あれが好き、あれがおいしいとか広がったりします。
“暑い”から”海”を連想して、「今年は海に行った?」と質問を返したり
“暑い”から”クーラー”を連想して、この前「電車に乗ったらクーラーが壊れてて地獄だった」とか体験談を話したり
相手の見た目や雰囲気から連想して「英語が得意そう、英語話せるでしょ」などと発言したりします。
相手からの「えー、話せないよ。でも話せるようになりたい」と答えが返ってきたら、「何で話せるようになりたいの?海外とか行くの?」などと話を広げていきます。
そこからまた何かを連想して話を繋げていきます。
この時に、上の例のように相手の話題を中心で連想していく方が話が続きやすく、相手にも楽しんでもらいやすくなります。
訓練をして連想して発言が瞬時にできるようになると、何を話そうと考えなくてもその場その場で会話が広がって行きます。
ある言葉から、思いつく限り連想してみましょう。
連想がすぐに出来るようになったら、連想したことを題材に簡単に話にしてみましょう。
連想して話す、ということが訓練されてくると、実際の会話でも無意識に瞬時にどんどん出てくるようになります。
人のいる場所に出向く
ぼっちから脱却するためには、やはり人と接することに慣れることが大切です。できるだけ意識的に人のいるところに出向いて交流をすることで人と接することに慣れていきましょう。
ここで抵抗が出る場合は、まだブレーキとなっている自己否定などの信念が強いか、心から変わることを望んでいないのかもしれません。
ぼっち状態から脱却したいという気持ちと、今のままでいたいという気持ちのどちらが強いかだと思います。今はまだ抵抗があっても変わりたいと思う人は、再度メンタルブロックの解放や、自己肯定感を身に着けるワークなどを実践して抵抗やブレーキを外しましょう。
最初は、店員さん、ショールームや展示会の案内の人など、必ずあなたと会話してくれるような人と接するのがよいでしょう。
彼らにとっても、ボーッと立ってるよりも、話していた方がいいと思いますし、接客や商品説明のスキルが身につきますし。気兼ねせずに話しかけてみましょう。
ここで相手から談笑、笑いが引き出せるようになるととてもいい感じです。
これまでに各種ワークでメンタルブロックを解放したり、自己肯定感を身についていれば、今までに比べて抵抗はかなり少なくなってると思います。
人は、高い自己肯定感を持っている人を好意的に感じると言う習性があります。人から話しかけられやすい雰囲気にもなっていると思います。
初対面の人が集まるような場所では、あなたもそうであるように、最初はみんな話しかけられず、相手から話しかけられたい、と思っているものです。
続けていれば、話したり、話しかけられたりして、連絡先や名刺の交換をする人が出てくるでしょう。
このような形で、何かしらでも良いので人前に出て少しでも交流を続けていき、小さな成功体験を積んでいくと無意識のうちに自信が付いていきます。
そのうち無意識のうちに普通に人付き合いができるようになっていくことでしょう。
今の環境では変化が難しいと考えている場合は、高校デビューみたいに進学や就職など環境が変わったら対応できるように、今のうちから訓練しておきましょう。