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自分は存在してはいけない、価値がないと感じる原因と解消法

自分は存在していてはいけない
自分には何の価値もない人間だ
自分は生きていてはいけない
消えてしまいたい

なぜ、そう感じてしまうのでしょうか。

  • 自分に価値がないと感じてしまう根本原因
  • 自分には価値がないという感覚を解消する方法
  • そのままの自分に価値を感じられるようになる方法
  • 価値のある人間になる方法
  • 他人が価値を感じてくれる人になる方法

についてお伝えします。

目次

自分はには価値がないと感じてしまう原因

自分は存在してはいけない、価値がないと感じてしまう原因は過去の体験に起因する信じ込みにあります。

多くの場合は家庭環境や親子関係、学校生活での体験によるものです。

親から愛されずに育った
親から否定された
親から拒絶された、無視された、見捨てられたと感じた
学校で他人と比較されて劣っていると言われた
挫折や失敗をした

などの体験によるものです。

例えば、幼少期に「あなたのような悪い子はうちの子じゃありません!」と母親から叱られたとします。

自分は親から拒絶された
自分は悪い子だ

と受け取り、「親から拒絶された悪い子の自分には価値がない」と思い込んでしまいます。。

覚えていなかったとしも、このような心の傷が大人になっても残っていると、事あるごとに反射的に自分は価値がないという感覚が蘇ってきてしまうのです。

自分は存在してはいけない、価値がないと思い込むとどうなるか

自分は存在してはいけない、価値はないと思い込むと次のようなことが起こります。

無意識に価値がない人として行動したり振舞ってしまう

人間の脳は無意識に思い込んだとおりの人間になろうとします。

なので、「自分は価値がない人間だ」と思い込んでしまうと、脳が価値がない人として振る舞おうとします。

何かをやってもうまくできず失敗しまう
やる気が出なくて何事も続かなかい
ミスや失敗をさせる
悪習慣やぐうたらになってしまう
他人に嫌われるような言動をしてしまう

など、脳が無意識に価値のない人として行動をとらせます。

そして「やっぱり自分は価値がない人間だ」とそれを証明することになるのです。

あなたは、何かで失敗したから「自分は価値が無い」と思っているかもしれません。

実は逆で、元々「自分は価値が無い」と思ってたから、脳がその通りに失敗させている可能性が高いです。

例えば、あなたは受験に失敗したから「自分には価値がない」と感じているかもしれませんが、元々「自分には価値がない」と信じていたから、脳が信念通りに受験に失敗させた可能性が高いです。

他人の言動や出来事を自分が価値がないと結びつけてしまう

他人の言動や出来事など全て「それは自分が価値がないからだ」と受け取ってしまいます。

例えば、恋人にLINEを送ったら、既読になってから1日経っても返事が返ってこなかったとします。

そんな時に「自分が価値がないから返事を返さないんだ」と決めつけてしまいます。

他人にちょっと違う意見を言われただけでも「否定された、やっぱり自分には価値がないんだ」と感じてしまいます。

他人から価値がない人間として扱われる

自分は価値がないと思い込んでいると、他人からも価値がない人として扱われることが多くなります。

自分は価値がないと思っていたら、人と接した時に「嫌われないだろうか」とビクビクして挙動不審になってしまいます。

そして、嫌われたり避けられてしまうということが現実になります。

また、人はミラーニューロンという部位で相手の無意識の信念に同調してしまう習性があります。

あなたが自分は価値がないと思っていると、相手も同調してあなたに価値をおいてくれなくなることが多くなります。

「私は価値がない人間です」と言う看板を出しているようなものなのです。

自己犠牲、我慢、演じてまで価値がある人間になろうとする

自分が価値がないと感じていると、無理に自分を作ったり、自分を犠牲にしてまで価値のある人間になろうとしてしまいます。

なんでも引き受けたり、言いなりになったり、自分の意見を言わなかったり、無理に気を使っていい人を演じたりするので疲れてしまいます。

他人にもいい人を無理に演じているのが伝わり、都合のいい人として利用されるだけになってしまいます。

仮にそれで人から認められたとしても、本当のあなたが認められたわけではないので、自分の価値を感じられないのです。

でも、いい人を演じていないと価値がない人間になって嫌われてしまう、という恐れから無理にやり続けて疲れ果ててしまうのです。

過去の体験から持ってしまった自分は価値がないという信じ込みをそのままにしているとこのようなことが起こってしまうのです。

心理ワークで過去の体験から持ってしまった大元の自分は価値がないという信じ込みを解消してしまいましょう。

自分は価値がないという信じ込みを解消するワーク

自分は価値がないと言う信じ込みを持った原因の体験を洗い出す

まずは自分は存在してはいけない、価値がないと感じるようになってしまった原因を洗い出します。

次の質問に答えてください。

質問1.あなたはなぜ自分は存在してはいけない、自分には価値がないと感じますか?その理由を書き出してください。

質問2.自分には価値がないなぁと感じる出来事や自分の行動、性格や容姿や能力やスペックなどを書き出してください。

質問3.あなたはいつ頃から自分は価値がないと感じていましたか?

質問4.自分は価値がない、存在してはいけないと強く感じた体験や、自分は価値がないと感じるようになったきっかけとなる体験を書き出してください。

幼少期から漠然とそう感じていた場合は、家庭環境や親子関係に起因するものが多いです。

質問5.あなたはどういう自分になれば自分は価値がある、存在していていいと感じられると思いますか?

自分が持っていた信じ込みを受け入れる

先ほどの質問に書き出した紙を見てください。

そして

「なるほど、自分は過去にこのような体験をしたから自分は価値がないと思い込んでしまっていたのか、そう思い込んでしまったために価値がない人として振舞ったりそういう現実が呼び寄せられていたのか」

と淡々と認めて受け入れてみてください。

そうすることで、信念が外れやすくなります。

自分は価値がないという信じ込みを解消するワーク

自分は価値がないという信じ込みは過去の体験の記憶に紐付いています。

過去にこういうことがあったから、他人にこういうことを言われたから、自分は価値がないんだとなっています。

心理ワークで無意識にアプローチして

  • 記憶の内容の変更
  • 記憶に対する意味づけや解釈の変更
  • 過去の体験から学びや気づきを得て昇華させる
  • 記憶の重要度を下げ無力化する

と言ったことを自分がしっくりくるやり方で行うことで、記憶に紐づいていた自分は価値がないと言う信じ込みが外れます。

記憶を処置して信じ込みを解消するワークのやり方はこちらの記事を参考に実践してください。

○○な自分になれば価値がある自分になれるというのは幻想

あなたは、こんな自分の価値を感じられると思って一生懸命頑張っているかもしれません。

しかし、多くの場合が幻想で終わってしまいます。

自分の○○な部分は価値があるけどそれ以外は価値がない

このように自分の価値を限定してしまうと、苦しみが多い人生になってしまいます。

例えば、高学歴の自分であれば価値がある

その価値観で必死に勉強していい大学に入ったとしても、その裏では学歴以外の自分には何の価値もないという劣等感が常に付きまといます。

学歴にしがみつき誇示し、自慢したりマウンティングしたり、相手を見下すようになってしまいます。

なぜかというと、自分の学歴に優位性がないと自分の価値がなくなってしまうと怯えているからです。

他人に勝っていれば、他人より優れていれば価値がある

自分より優れている人に劣等感を感じ、いつも他人に負けないように、転落して負け組にならないように怯えながら必死に頑張り続ける人生になってしまいます。

キラキラして人気者の自分なら価値がある

例えばSNSなどで、ブランド品で着飾り、みんなに囲まれたパーティーをしている写真などを投稿し、フォロワーやいいねが少ないと不安になる。

常にキラキラした自分を演じていないと、価値がない自分になって人が去ってしまうという恐怖心から演じ続けなければならなくなってしまいます。

スペックの高い恋人がいれば自分の価値を感じられる

スペックで恋人を選び、他人の恋人と比較して一喜一憂したり、恋人から捨てられたら価値がない自分に戻ってしまうと怯えながらすごすようになってしまいます。

恋人に愛されていれば価値がある

恋人に愛情表現を求めたり、少し自分に愛情を感じられないと不安になり相手を責めたり束縛してしまいます。

人によっては自分を犠牲にしたり、我慢して相手に媚びるようになります。

恋人から愛されなくなったら自分の価値がなくなってしまうからです。

このように○○の自分であれば価値があるという制限付きだと、幸せになることができないのです。

自分の欠点も含めて受け入れることが大切|自己重要感を養う

本当に価値がある人になる、自分の価値を感じられる人になるには、自分の一部だけではなく欠点も含めてそのままの自分に価値を感じられるようになることが大切です。

欠点、弱い部分、情けない部分、腹黒い部分なども含めて、これが自分なんだと認めて受け入れてあげることを自己重要感と言います。

例えば、ペットの動物は毎日ただで餌をもらって遊んで寝ているだけです。

人間だったら、何の存在価値もないどうしようもない駄目人間だと感じても仕方ない状態です。

ですが飼い主にとっては存在自体に価値があるかけがえのない存在だと思います。

それを自分自身にしてあげるということです。

今までは自分は価値がないとずっと思い込んでいたので最初はなかなかできないかもしれませんが、少しずつ自己重要感は自分で養うことができます。

自己重要感を養うことで、どんな自分でも価値があると自分の価値を認めていることになります。

そうすると、どんな自分でも価値がある、そのままで自分は存在していていいという感覚で満たされるようになります。

本来は、幼少期に親から適切な愛情を受けてどんなあなたでも愛されて信頼されて育つとこのような自己重要感が養われます。

でも今からでも遅くありません。

自分は価値がないと感じるようになった体験の記憶を処置して、自分は価値がないという信じ込みを解消します。

そして少しずつ自己重要感を養っていくことで、「どんな自分でも価値があるんだ、自分はそのままで存在していていいんだと」いう感覚が養われます。

そうすると最初で説明した通り、あなたは価値のある人間になってしまいます。

自分は価値のある人間だと思い込むと脳は価値がある人間として振る舞おうとするからです。

脳が価値のある人間になろうとするんで物事がうまくいくことが多くなったり、もっと自分を成長させよう、いろんなことにチャレンジしようという意欲が湧いてきます。

価値がある人間としてもっと自分を大切にしてあげよう、もっと楽しませ、喜ばせ、幸せにしてあげようという気持ちになります。

だから嫌なことや我慢することはしなくなり、自分の好きなことや楽しいことをできるようになります。

人と接した時にも、「嫌われないだろうか」という恐れから無理に価値のある人間になろうとしていい人を演じることもなくなります。

自然体の本来のあなたで人と接することができるようになるので、相手も居心地がいいので価値がある人として受け入れてくれるようになります。

そしてミラーニューロンで相手はあなたの無意識の信念に同調してあなたを価値がある人として扱ってくれるようになります。

自己重要感を養っていくワークのやり方はこちらの記事を参考にしてください。

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