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「幸せになりたい」と思っているあなたが幸せになれない理由

多くの人が「幸せになりたい」といるのに、幸せになれていないのはなぜでしょうか?

特に日本人は、自分のことを幸せだと思ってる人の割合がとても低いそうです。

たくさんの物や肩書きや人間関係を手に入れて、幸せそうに見える人でも、実は幸せを感じていなくて、無理矢理自分は幸せだと言い聞かせている人もいます。

なぜ、多くの人が「幸せになりたい」と思っているのに幸せになれないのでしょうか?

それは、脳の仕組みにあり、間違った命令を脳に出してしまっているからです。

実は、「幸せになりたい」と思うことも、脳に不幸な状態を呼び寄せなさいという命令をすることになっています。幸せになりたい、と思っているはずなのに、不幸になるような命令を出してしまっているのです。

人間の脳は、心の底から(無意識レベルで)信じていることを、命令として受け取り、信じていることをそのままあなたの人生で証明したり体現しようとして働く機能があります。

信じていることが脳への命令となるなら、なぜ、「幸せになりたい!!」と強く心の底から思ってるのに幸せになれないのでしょうか?

脳は強く信じていることを命令と受け取り、信じていることを人生の中の体験として呼び寄せようとする働きがあります。

よーく考えてみてください。「幸せになりたい!!」と思うのはどんなことを信じている人でしょうか?

それは、「私は今幸せでない」と信じている人です。

今、自分のことを幸せだと思っていたら「幸せになりたい」などと思わないからです。

「幸せになりたい!」と思うと脳はこのように判断するのです。「あなたは今自分は不幸だと思っているのですね、では、命令どおり(信じている通り)ますます「幸せになりたい」と思うような状況(不幸だと感じる状態)を呼び寄せてあげよう」と。

○○がないと不幸だという思いから何かを手に入れようとすると、幸せになれない

あなたは、自分が不幸なのは○○がないせいだ、○○を手に入れれば幸せになれると思って、がんばってそれを手に入れようとすると思います。

しかし、それだと、対象がなかなか手に入らなかったり、がんばって手に入れても、満たされるのは一瞬だけで、幸せを感じられなかったり、手に入れたことでかえって不幸になってしまうのです。

「今自分は不幸だ、だから○○を手にしたい」と考えると脳は次のように判断するのです。

「あなたは、不幸だから○○を手にしようとしてるのですね、あなたは、”今それがない自分は不幸”だと信じている、
○○を手にした結果不幸になるようにしよう
○○が手に入ったら幸せを感じてしまうから手に入らないようにしよう

例え必死に頑張って○○を手にしても、脳はちゃんと命令どおりにあなたを不幸にします。

○○を手にしたい理由が、私は不幸であるが前提になっているからです。「不幸だから○○を手にする」と信じているのですから、信念どおり不幸ということを脳が呼び寄せようとするのです。

満足するのは一瞬で、満たされずまた次のがほしくなる
幸せな状態を壊してしまう(得たものを失う)
失う恐怖に怯える(なぜなら、それがなくなると不幸だと思っているから)
手に入れたことでかえって不幸になる(例えば恋人を手にしても、冷たくされたり、浮気されたり暴力を振るわれたりなど)

では、脳に、あなたが本当に幸せだと感じる状態を呼び寄せてもらうように行動を取ってもらうにはどのようにすればよいのでしょうか。

「今、私は不幸です」と信じて苦痛を感じる → 脳が不幸な状態を呼びせる

「今、私は幸せです」と信じて幸せを感じる → 脳が幸せな状態を呼び寄せる

ですので、幸せな状態を呼び寄せたいなら、「今、私は幸せだなあ」と信じて、先に幸せを感じてしまえばよいのです。

すると脳は、今私は幸せを感じている(自分は幸せだと信じている)、それが命令となり、ますますあなたが幸せだなぁと感じる出来事を呼び寄せようと働きだします。

今あること、恵まれてることに目を向けて幸福感を感じるのは、宗教でも何でもなく、脳の仕組み、習性に基いた幸せになる方法なのです。

幸せになるためのワーク

脳の働きと習性に従って、脳にあなたが幸せになるような無意識に行動を取ってもらうための実践ワークを紹介します。

脳は、信じていることを人生の中に呼び寄せようとする働きがあるので、「今、既に私は幸せである」と信じて、幸福感を感じてしまえばよいのです。結果、つまり幸福感を先に感じてしまうということです。

今ある状況で幸福感を感じられる自分になるためのワークになります。

「今私は幸せです!」と言い聞かせるのではありません。実際に”幸福感を感じる”ことが重要で、いくら「今私は幸せです!」と思い込んでも無意識で私は不幸だと感じていれば、脳はそっちを真実と受け取って不幸な状態を呼び寄せようとします。

でも、私には何も幸せなことなどない、辛いことばかりだ、と思うかもしれませんが、それはあなたが今まで、足りないところや、嫌なところばかりに目を向ける習慣がついてしまっているからです。(そしてそれを脳が命令として受け取ってしまっているので、よけいに嫌なことや辛いことばかり起こっているのです。)

これから、足りているところ、恵まれてるところ、幸せだと思うこと、感謝できることにフォーカスするようになるための訓練をおこなって行きます。するとだんだん自然とポジティブな方に意識がいくようになります。

紙と鉛筆を擁してください。

あなたの身の回りには、よくよく考えると恵まれていること、幸せだと思うこと、感謝できることがたくさんあるはずです。

あなたの身の回りで恵まれていること、幸せだと思うこと、感謝できることをできるだけたくさん書き出してください。どんな小さなことや当たり前だと思っている事でも構いません。

あなたが当たり前と思っている事でも、よく考えたら当たり前のことではないんですね。

あなたが当たり前と思っている食物があるといったことでも、大昔の時代であれば満足に食られすらしなかったわけです。

雨風しのげる家がある
毎日暖かい布団の中で寝ることができる
毎日美味しいものが食られる
毎日バスや電車が時間通りに来てくれる
自分が欲しいものが近くの店で売っている
目が見える
音が聴こえる
内臓が健康に働いてくれる

よく考えたら、恵まれてること、幸せなこと、感謝が出来る事はそれこそ無数にあると思います。

できれば100個以上書き出してください。そうすることで、あなたの脳は、私にはこんなに恵まれているところ、幸せなこと、感謝できることがたくさんあると判断します。そして、幸福感や感謝の気持ちも湧きあがってくることでしょう。

脳は、幸せなこと、感謝できることの事柄の大小は区別をしません。数がたくさんあれば、「私の人生には幸せなことや感謝できることがたくさんある」と判断するのです。

そうすると脳はどのような行動を取るかは、もうおわかりですね。ますますあなたが幸せだと感じるような、感謝したくなるような出来事を呼び寄せようと行動を取るのです。

そして、他人の脳もミラーニューロンで無意識にあなたの信念を察知してそのとおりにあなたに対する行動を取りたくなるという傾向があるので、「私は幸せだ」と感じていると、他人から優しくされたり、あなたが幸せだなぁと感じたり感謝したくなるようなことをしてくれる割合が多くなってきます。

これが当たり前になるまで、普段も意識して行うとよいです。例えば食事をした時に、おいしいものが食べられて幸せだなあ、ありがたいなあ、と意識的に思ってみたください。

空いた時間や寝る前に、先ほどの書いた紙を見ながら感謝や幸福感に浸るというのも効果的です。

これをやる気がでないのは、脳が抵抗しているのもあります。
その理由の一つに、無意識で「私は不幸である」「○○がないと不幸だ」と信じているので、脳にとって命令に反する、幸せになったら困るからというのがあります。

今まで何十年と、不幸を感じる割合が多く、足りないところに目を向ける習慣がついていたので、それを逆転させるのですから、最初は抵抗がでてきたりします。

習慣になるまでは、恵まれていること、足りていること、感謝できることに目を向けることを意識的にやりましょう。そのうち習慣になって楽にできるようになってきます。

自己否定の信じ込みを手放して、自己肯定感を養う

自己否定が強いと、どんなに恵まれている状況でも、なかなか幸せを感じることができません。

人と比べてどんなに恵まれている状況にあっても、無意識で自分にはなんの価値もないと思っていれば、幸せを感じることが難しいからです。

人は、幼少期の親の言動や育てられ方などがきっかけとなり、自分は愛されていない、自分には何の価値もない、自分は不幸になる人間だ、自分は虐げられて当然だといった信念を持ってしまっている場合があります。

自己否定が強いと、物事を何でもネガティブに受け取ってしまいがちなので、そういった自己否定の信念も多くあわせて手放しましょう。

今まで何十年もの人生で、過去に嫌なことや、失敗したりひどい目にあったり、人から酷いことされたりしているうちに、自分や他人や世の中などに否定的な信念を持ってしまっています。

そのような信念を手放して、あなたに今でも影響を与え続けている過去の嫌な体験の記憶を、影響を与えないように処置するといたこと必要になってきます。

自己肯定感を養うためにはこちらの記事を参考にしてください。
過去の嫌な体験の記憶を処置するためにはこちらの記事を参考にしてください。

自己否定がなくなり、ありのままの自分のことを肯定して好きになれると、人はそれだけで幸せを感じられるようになっています。

自己肯定感が強くなり、小さなことで幸せが感じられるようになると、脳はますますあなたを幸せにしようとして無意識でも意識的にも幸せになれるような行動をどんどん取っていくことができるようになってきます。

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