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感謝法のやり方と効果|感謝は脳科学的にも効果がある

感謝法とは、心の苦しみや満たされない心の原因の一つである、不平不満や足りない部分に目を向けるのが習慣になってしまっている思考を意識的に変えていくことで、心が満たされて満足感や幸せを感じられる自分になるためのワークです。

宗教、オカルト、道徳、倫理といったものではなく、ちゃんと精神、肉体に影響を与え、物理的な現実を変える効果があります。

感謝をしている時は、幸せを感じるホルモンや、心身を安定させるホルモンが分泌されたり、心が満たされて前向きな気持ちになったり、ストレスが解消されたり、免疫力や自然治癒力が高まることも医学的にも証明されています。

脳は信じていることを現実に呼び寄せようとする働きがあるので、感謝で満たされると、脳は感謝にフォーカスするようになり、人生の中にますます幸せだと感じることや感謝したくなるような素晴らしい出来事を呼び寄せようとします。

脳が働いて無意識に感謝したくなるような出来事に向かって行動をしてしまいます。また、あなたの言動や立ち振る舞いやオーラのようなものが変わり、他人に伝わり、他人からいろいろ良くしてもらえることが増え、感謝したくなることが多くなります。

逆に自己否定、あらゆることに否定的、不平不満、足りないところばかり見て文句を言う、などの状態だと、脳はそれにフォーカスしてますますそう感じるような出来事を呼び寄せようと働きます。

するとますます嫌なことばかりが頭に湧いてきて、出来事や人や自分に対して否定的に捉えるようになります。嫌な情報や出来事ばかりが目に止るようになり、嫌な人や出来事を呼び寄せようとします。

いつもネガティブや不満や嫌なことばかり考えていると、脳の苦痛を感じる部分が活性化したり、悪いホルモンが出たり、免疫力が落ちたり、ストレスで心身に不調が出たりします。

そして、ますますネガティブに考えるようになってしまうという悪循環に入ってしまいます。それを意識的に断ち切ってプラスの方向へ歯車を回そうというのがこの”感謝法”です。

目次

感謝は脳や精神、身体にとても良い影響を与える

感謝法は、宗教やオカルトということではありません。実際に脳や精神や身体、そして現実の出来事や人間関係にとても良い影響を与えます。

人間が感謝している時の脳や精神、身体は、最高に良い状態になることが様々な研究でもわかっています。

感謝をしている時に起こる効果

心が癒されて満たされる
体の免疫力が上がる
人体によいホルモンが出る
ストレスが軽減される
前向きになりやる気が湧いてくる
優しい気持ちになる

安心感で満たされる
愛や幸福を感じる

不平不満、嫌なことばかり考えるとこのこれの真逆のことが起こります。

だから、感謝を意識的に行うことで、習慣にすることで、逆転させ、脳や心と体を良い状態に保つことができます。

精神も肉体の状態もよくなるので、いろいろなことがうまくいくようになり、脳は信じていることを引き寄せようとするので、感謝したくなるようなことをたくさん人生の中に呼び寄せようとします。

感謝はどんな状況でもできる

感謝は意識すればどんな状況でもできます。

よく例えられるのが、コップに入った水です。

コップに半分まで水が入っていたとします。

・まだ半分もあると感謝する
・もう半分しかないと不満を持つ

どちらにも受け取ることができます。

感謝法は、日常のあらゆることに対して、「まだ半分もある」というプラスの視点で見ることで意識的に感謝を行うというものです。

私達は、意識しないと足りないところや不平不満ばかりに目を向ける癖があります。

日本は、衣食住は揃っていて、命の危険にさらされることもそうそうありません。海外には住む所もなく、ボロボロの服を着て、その日の食べ物も食べられるかどうかという人がたくさんいます。

人は衣食住が満たされると、今度は小さなことに不満が出てきます。

自分より優れている他人と比べて、自分にはないと目を向ける癖もあります。

それが心が満たされず苦しい、人生がうまくいかない原因の一つになっています。

習慣になってしまっているので、最初は意識的に変えていく必要があります。

今までは、長年ネガティブのことに目を向ける習慣になってしまっているので、面倒だなぁ、バカバカしい、くだらないと感じるかもしれません。それも長年のネガティブな習慣による抵抗です。最初は意識でやることが必要ですが、習慣にすると無意識にできるようになってきます。

習慣づけることで、心が楽になり、満たされ、人生の様々なことがうまくいくようになっていくことでしょう。

感謝法の実践のやり方

・感謝できることを紙に100個書く
・日常のあらゆることに意識的に感謝をする
・自分の体やパーツ、生きていること、自分という存在そのものに感謝をする
・「ありがとう」「ありがたいなあ」といった感謝の言葉を唱える
・これまでに接してきた人の一人一人に感謝をする
・嫌なことや不満に対してもプラスに置き換えて感謝をする

これらのことを無理せずに楽しみながらできることをやります。

感謝できることを紙に100個書く

これは、感謝法を始めるときに最初にやると良いでしょう。

今までは足りないところや不平不満ばかりに意識が行っている状態だったので、逆の視点、ある、という視点を持つことで自分はこんなに恵まれていたのだと感謝なるからです。

脳のデータが「私の人生には感謝することがたくさんある」と感謝で一杯なると、感謝の気持ちや、幸福感、安心感、満足感を得えると共に、脳がますます感謝したくなるようなことを呼び寄せようとします。

今の自分の身の回りにあるものやどんなに小さなことでも良いので感謝できることを100個書き出して下さい

暖かい布団がある
雨風をしのける家がある
毎日食物が食られる
外を自由に歩ける
水が出る
スマホがある

このような、普段の当たり前だと思っていることでも良いのでどんどん書きだしてください。

このような当たり前のような事でも、これが一つでも無くなったらとてつもなく大変なのことになると思います。

自分の体
身の回りにあるもの
置かれている環境
生活
身の回りにあるものを作ったり生活を支えてくれている人
家族や友達や周囲の人

それこそたくさんあると思います。

100個書き出したら、書き出したもの一つ一つに対して、紙を見ながら、なぜありがたいのか、もしそれが無くなったらどうなってしまうのかを考えてください。

そうするとより感謝の気持ちが湧いてくると思います。

最初は心がこもってなくても、「おいしい食事が食られてありがたいなぁ」と意識的に思ったり、声に出して言ってみましょう。

一つ一つを意識しながら感謝をしてみてください。

ネガティブに考える習慣がある人は、この紙を時々見返して、意識しながら上記のような感謝を行ってみましょう。新しく感謝できることが見つかったらどんどん追加して下さい。

朝起きたとき、夜寝る前にこの書き出した紙を見ながら、その中から5つずつくらいで良いので、それがあることに対する感謝の気持ちを感じてみてください。「これがあるのはありがたいなぁ」「〇〇さんありがとう」と言ったように声に出しても構いません。

日常のあらゆる場面で意識的に感謝をする

日常な日常の中であらゆる出来事に対して意識的に感謝をしながら生活をします。

水を飲む時に「水があってありがたいなぁ」
食事をするときに「おいしいものが食べられてありがたいなぁ」

食事を作ってくれた人や運んでくれる人に感謝したり

掃除をする時に掃除機に「便利でありがたいなぁ」と思ったり

電気があってありがたいなあ、

など1人でしたら声に出して言ってみても構いません。

店員さん、運転手さんなど街中で出会った人に心の中で感謝をする(もちろん実際に「ありがとう」と言葉で伝えるのもよいです)

最初は意識的に、そのうち無意識になるまでやりましょう。無意識までの習慣になってしまえば、意識的にありがとうと思わなくても、心が感謝を感じている状態になってきます。

自分の体やパーツ、生きていること、自分という存在そのものに感謝をする

体の各パーツや、内臓、身体機能や能力、自分自身や自分の存在にありがとうと感謝をします。

体のパーツや内臓に、一箇所ずついつも働いてくれてありがとうみたいに感謝をしてみましょう。

最初は難しいですがコンプレックスに感じる部分にもやるとよいです。少しずつコンプレックスが気にならなくなったり、長所に思えるようになったり、コンプレックスの事象そのものが改善、解消されることもあります。

これまでに接してきた人ひとりひとりに感謝をする

今まであなたが生きてきた中で、接してきた様々な人の1人1人に対して感謝を行うということを行います。

両親、兄弟、友達、など関わりが深い人から、今まで接点があったわけ今は付き合いがないけど、過去に接点があったあった人に対して感謝を行っていきます。

まずは、嫌いな人に対して感謝するのは難しいので、好きな人やできそうな人から行いましょう(嫌いな人は、可能な人だけ後で別のワークで行います)

まず1人ずつ、その人を思い出しながら、その人をにしてもらったこととか、思い出とか嬉しかったことなどに対してそれを思い返して1つ1つにできるだけ気持ちを込めながら感謝をしてみましょう。先ほどと同じように、何々をしてくれてありがとうと言ってに声に出しても構いません。感謝の気持ちが湧いてこないという人は口先だけで良いので声に出してみると良いでしょう。

他人に対して、無意識に否定的な感情や不満を無意識に持ち続けていると、他人もそれを察知してそのように扱われる傾向が高くなります。逆に他人に無意識に感謝していると他人に良くされること(他人に感謝したくなること)が多くなってきます。

ですので、無意識に溜まっていた他人に対する否定的な感情や不満などが浄化されていくと、人間関係がよくなるという効果があります。

家族、恋人(元を含む)、長年の友人、仕事関係者など、係わり合いの深い人に対しては、とくに個別に重点的にやるとよいでしょう。

嫌な人や出来事に対して、プラスに置き換えて感謝をする

これは、人によっては絶対無理という人もいるでしょう、そのような人はこの項目は無理にやらなくてもかまいせん。

嫌な出来事や嫌な人に感謝するといっても、「嫌なことをしてくれてありがとう」と感謝するのではありません。嫌いな人や過去の辛かった嫌な出来事から、何かを学んだり、教訓にしたり、プラスの面を見つけてそれに対して感謝を行うということです。

嫌な出来事、辛い体験に対する感謝

あれは嫌な出来事だったけど、あのおかげで強くなれた、あれがあったからがんばることができて今がある、他人の気持ちを思いやれる人になれた、成長できたみたいにプラスの視点にフォーカスして感謝をおこないます。

例えば、風邪をひいて辛かったけど、

・健康のありがたさに気づいた
・体を酷使していたことに気付いた
・これからは風邪をこじらせないように気をつけようと思った
・予防法や治療法を学ぶことができた
・他人に治療法を教えてあげることができる

このように辛い出来事でも、その中から何かプラスのものを見出すことができると思います。

学生の時にバカにされて辛かったけど、悔しくてバネにしてがんばることができた、そして自分は人をバカにしない、人の痛みや気持ちが分かる優しい人間になれた、というようにプラスに変換します。

これまでの人生で自分の中でわだかまりになっている、昇華できてないと思われる出来事に対して行ってください。

嫌いな人に対する感謝

これは難しいかもしれませんが、心の浄化や現実に対する効果は高いです。

嫌な奴がいる、と無意識に強く入っていると、腹が立ったり嫌な気持ちになるだけではなく、「嫌な人がいて自分に嫌なことをしてきます」と信じていることになり、脳が嫌な人を呼び寄せようと働いてしまったりするからです。

これをすることで、嫌な人が、嫌なことをしてこなくなったり、嫌な人でなくなったり、謝ってきたり、縁が切れてどこか行ってしまったりと言うことが起こることもあります。

嫌いな人に対する感謝も、嫌な出来事に対しての感謝と同じように、嫌なことをしてくれてありがとうという感謝ではありません。

それによって自分が何に気づけたのか何を学んだのか、どんな経験や教訓を得たのか、道を踏み外さずにすんだという反面教師も含めてです。

自分はそのようなことを人にしない、自分は人に優しくしようとお守りを乗って自分はあれがあったおかげで優しい人間になることができた

親が暴力を振るう人だったら、自分は絶対に暴力を多く振るう人にはならない、子供に対して優しくすると誓えた。

嫌な人のおかげで、自分の(嫌なことをされた)原因や欠点に気づくことができたといったことでもよいです。

ありがとうと感謝を出なくてもいいので、そのおかげで自分はこうなることができたというようにポジティブに捉えるということをします。

過去に、新たに嫌なことをしてきた、嫌いな人1人1人に対して行ってみましょう。

自分の中で昇華できると、不快な気持ちが湧いてくなくなったりします。

今までは、嫌な人だったのが、自分を成長させてくれた人みたいに脳の中で変換されるからです。

「ありがとう」「ありがたいなあ」といった感謝の言葉を唱える

脳は無意識に強くインプットされている情報を命令として受け取り、それを呼び寄せようとします。

“ありがとうございます”の意味は、”有り難いこと(あり得ないような素晴らしいこと)が今ここにあります”という意味なので、潜在意識の中に、「私の人生にはありがたいことがたくさんある」とインプットされます。

そうすると、脳はあなたがありがたいと思うような出来事を呼び寄せようと働きます。

ミラーニューロンやあなたの言動や立ち振る舞いや雰囲気から他人にも伝わって、他人もあなたが有り難いと思うような言動をしてくれることが多くなります。

普段の何かあったときでも、何もない時や空いた時間、テレビを見ながらでも「ありがとう」「ありがたいなあ」などと繰り返しつぶやいてみましょう。

実際に感謝の気持ちが湧いてきたり、精神が安定したり、ありがたいと思うような出来事が引き寄せられたりします。

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