- 真面目な人間をやめたいのにやめられない
- 人から真面目な人と思われるのが嫌
- 真面目に振舞わないといけないと感じる
- 人前で真面目に振舞って疲れる
- 何でも完璧にこなさないと気がすまない
- 真面目にしていないと怒られると感じる
- 砕けた言動をしようとするとブレーキがかかる
なぜこのような状態になってしまっているのでしょうか?
あなたの真面目すぎる性格を作っている原因
あなたが真面目すぎる性格をやめたいのにやめられない理由
真面目にしていないとダメだ、人から嫌われるという劣等感や恐怖心の原因
これらの原因を解消して、自然と真面目な人をやめられる方法についてお伝えします。
真面目すぎる性格がやめられない原因とは?
あなたが真面目すぎる性格でになり、やめることができないのは、脳に「真面目な人になりなさい」という命令が出された状態になっているからです。
人間の脳はパソコンと一緒で、プログラムどおりにCPUである脳が働いて結果が出力されます。
脳に「私は真面目な人間です」「真面目な人間として振る舞いなさい」という指令となるのは潜在意識の中に記録されている信じ込みです。
自分は真面目な人間だ
規則やルールは絶対守らなければならない
何事も完璧に行わなければならない
本当の自分を表現したら人から攻撃される
冗談を言ったりはしゃいだら怒られる
真面目に生きなければいけない
真面目でないと自分には価値がない
真面目にしていないと人から怒られる、嫌われる、見捨てられる
潜在意識の中にこのような信念を持っていると、脳が命令と受け取って強制的に真面目な人として振る舞ってしまいます。
いつも気を張っていて真面目で完璧でいようとするのは疲れますし、真面目じゃない自分はダメだ、嫌われると感じて怯えながらやってるので苦痛を感じます。
他人からもこの人融通が効かない、真面目すぎてつまらないと近寄りがたい雰囲気が出てしまい距離を置かれてしまうこともあります。
そして適当でいい加減で楽観的に皆に囲まれて生きている人を見ると羨ましいと感じ、真面目な自分はダメなのではないのかと感じ、真面目に生きなければいけないという信念とぶつかり葛藤が生じます。
しかし「真面目な人間になりなさい」と言うデータが潜在意識の中に入ったままになっていると真面目な人間をやめることができないのです。
では脳に「真面目な人間になりなさい」という命令となる信じ込みはどのように作られるのでしょうか。
親例えば小さい頃に親から「あなたのような悪い子はうちの子じゃありません!」と叱られた
はしゃいでいたら「うるさい!静かにしてなさい!」と怒鳴られた
親から立派な人になりなさいといわれて、勉強、塾、習い事、躾、作法などを完璧に叩き込まれた
両親が真面目で立派で完璧主義者だった
これらの体験から、
真面目な人間でいなければいけない
真面目で完璧でないと自分には価値がない
真面目にしていないと怒られる、嫌われる、見捨てられる
というような信じ込みが作られてしまうのです。
これらの信じ込みを大人になっても持ち続けているから真面目な人間をやめることができないのです。
これらの信念は解消してしまいましょう。
真面目すぎる性格を自然と止めるためのワーク
真面目すぎる性格を作っている原因の信じ込みを洗い出す
真面目すぎる性格を作っている、真面目であることに苦痛を感じさせる原因の信じ込みを探ります。
次の質問に答えてください。
質問1.あなたは自分のどんなところが真面目だと思いますか?
質問2.あなたは真面目な自分に対してどのように思いますか?
質問3.あなたはなぜ真面目な人を辞めたいと思うのですか?
質問4.あなたは真面目な自分が嫌いとか嫌だと言う思いはありますか?あるという人はなぜ真面目な自分が嫌いなのかを書き出してください
質問5.あなたの真面目でない部分をどのように思いますか?
質問6.もしあなたが真面目な人間をやめたらどんなことが起こると思いますか?
質問7.本当のあなたはどんな人間だと思いますか?
その本当のあなたを人前で表現したらどのようなことが起こると思いますか?
質問8.あなたはいつ頃から真面目な人でしたか?何かどんな出来事がきっかけで真面目な人になったと思いますか?
質問9.あなたは親から真面目な人や完璧であることを求められていましたか?
または親自身が真面目で完璧な完璧主義者でしたか?
はいという人はそれが具体的にどんなことだったのかを書き出してください。
信じ込みを受け入れて覚して受け入れる
先ほどの質問の答えを見ながら第三者視点で淡々と「なるほど、自分はこのようなことがきっかけでこのような信じ込み思ってしまっていたから真面目な人を演じてしまっていただけなのだ」
というように呟いてみてください。
信じ込みは自分が持っていたことを認めて受け入れると外れやすくなります。
真面目な性格を作っている信じ込みを解消するワーク
先ほどの質問の回答からあなたが真面目すぎる性格を作っていてやめられない原因となっている信念が明らかになったと思います。
これらの信念はもういらないので心理ワークを使って解消してしまいましょう。
信じ込みは、過去の体験の記憶と紐付いて脳に記録されています。
犬に吠えられた体験の記憶 → 犬は攻撃してくる怖い生き物
騒いでいたら「いい子でいなきゃダメでしょ」と親から叱られた記憶 →
真面目でいい子にしてないと怒られて嫌われる
脳はそれが事実だったかどうかは関係なく信じて受け入れたことを事実と判断してその通りに動きます。
これを利用したのが多くのオリンピックの金メダリストが実際の練習と同じくらい真剣に行っているイメージトレーニングです。
自分はこのように完璧に演技をして金メダルを取っていると記憶を作ってそれが事実であると信じ込むことで脳が金メダルを取るように動いてくれるという原理です。
記憶の内容の変更
記憶に対する意味付けの変更
体験から学びや気づきを得て昇華させる
記憶の無力化
心理ワークで真面目な性格を作ってしまっている原因となった記憶と底についてる意味づけを変更することで
真面目ないい子でいなければならない、不真面目なのは悪いことなのだ、真面目でない自分はだめなのだ、というような信じ込みが外れ、自然と真面目な人間をやらなくても平気になってきます。
信じ込みを解消するワークの具体的な実践方法はこちらの記事を参考に実践してください。
[st-card myclass=”” id=302 label=”” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on”]
真面目すぎる自分自身を受け入れ認める【自己肯定感を養う】
真面目すぎる自分が嫌だと抵抗しているとなかなか変化が起こりづらくなります。
なぜかと言うと先ほど言った通り人間の脳は信じている信じていることを命令として受け取るからです。
「真面目すぎる自分が嫌だ!変えたい!」と強く思うということは「自分は真面目です」と固く信じていることになりますね。だから脳が余計に真面目な人間になろうとして強制されてしまうのです。
今の真面目な状態をまずは受け入れることで、ありのままの本当の自分を表現して生きても良いと許可ができるようになります。
真面目ということは良い面もたくさんあります。自分の真面目な部分を意味嫌うのではなく、受け入れることで真面目な部分の良さも残しながら、真面目なときと気を抜いて適当さを出す時のオンオフを切り替えられるようになり、あなたの個性や長所としても活かしながら本当の自分を表現して生きていくことができるようになります。
・真面目なことの良い面や長所と感じる部分を書き出してください。
・今の真面目な性格で良かったと思うことを書き出してください。
自己肯定感を養うワーク
真面目すぎる性格を辞めたいと思っている人は
真面目すぎる自分が嫌だ、ダメだと嫌ってしまっている状態
真面目にしていない本当の自分はダメだ、価値がないと嫌っている状態
つまり、自己肯定感が低い状態にあります。
今は真面目すぎてしまう自分でもそれも仕方ないよいいんだよと認めてあげたり
真面目にしていない素の自分でも価値があり素晴らしく大切な存在だよと認めて愛してあげます。
そうすることで真面目すぎるというコンプレックスが消えたり、真面目にしてないと駄目だという不安や恐怖心が消えて自信がついて安心感で満たされるようになります。
自己肯定感を養う方法はこちらの記事を参考にして実践してください。