人前で感情を表に出すことができません。感情が薄い、冷たいと言われます。感情を出せるようになりたいです。
人前で感情が出せない
感情を押さえてしまう
感情を出そうとするとブレーキがかかる
いつも無表情、無反応
感情がない、喜怒哀楽がないと言われる
感情が出せないのには原因があり、原因を解消することで感情が出せるようになってきます。
感情を表に出せない、表現できない原因
感情を出すことにトラウマがある
過去に感情を出したことで怒られたり、恥ずかしい目にあったことがトラウマになっていて感情を出すことにブレーキがかかっているケースです。
例えば、幼少期に笑ってはしゃいでいたら親から「うるさい!静かにしてろ!」と怒鳴られた
泣いていたら「泣くんじゃない!」と怒られた等。
心理ワークでトラウマを解消することで、感情を出すことへの恐怖心が弱くなり感情が出せるようになってきます。
感情を出してはいけないと制限している
笑ったりはしゃいだり楽しんではいけない
感情的を出したら他人に迷惑をかけてしまう
感情を出すことはみっともないことだ
自分は真面目で大人しい人間だ
などの思い込みがあり制限してしまっています。
親に感情を出してはいけない、我慢しろということを言われた
親が不幸な状況にあり、笑ったりはしゃいだりすることに罪悪感を感じる
はしゃいでいたら恥ずかしいから止めなさいと怒られた
教育や社会常識などから「いい大人が、男が感情をあらわにするのはみっともない」という信念を持ってしまっている
など、過去の体験から持ってしまった思い込みが原因で、心理ワークで外してあげることで改善されていきます。
感情を我慢、抑圧、感じないフリをしている
小さい頃に「男の子なんだから、お姉ちゃんなんだから泣かないの!」
笑ってはしゃいでいたら「静かにしてなさい!」
などと感情を出すことを押さえつけられたり、我慢させられて育つと、感情を我慢したり抑圧するようになってしまいます。
特に泣いたり悲しむなど、ネガティブな感情は出してはいけないという思い込みがある人が多く我慢して抑圧してしまってる人が多いです。
これは心理ワークで無意識に抑圧されている感情を吐き出し、感情を出してはいけないという暗示を解いて、感情を表現するのは自然なことと無意識に許可をしてあげます。
すると自然に感情が出せるようになってきます。
対人恐怖や自己否定がある
対人恐怖があると人前で極度に緊張して脳が防衛モードに入ってしまうので感情が出せなくなってしまいます。
また、自分が感情を出したら、嫌われる、否定される、馬鹿にされる、変に思われるのではと感じて感情を抑えてしまいます。
これも心理ワークで対人恐怖を改善しながら自己受容をして自己肯定感を養っていくことで、人前で自然体でリラックスしていられるようになり、自然と今までより感情表現ができるようになっていきます。
苦しみを感じないように感情を麻痺させてしまっている
親がいつも怒ったり不機嫌だった
虐待のようなことをされていた
いじめられた
などの環境にいると苦痛の感情を感じているのが辛いので、感情を麻痺させてしまうことがあります。
すると普通の感情をあまり感じないようになりますがしかしこれも抑圧してしまってるんでなくなったわけではありません。
感情に蓋をしてしまっているだけにすいません。
感情は無意識化に蓋をされて残ったままになっています。
この蓋をしたままの感情が残っていると
理由は分からないがなぜか苦しい、死にたいような分になる
鬱、無気力
様々な心身の病気
嫌な人に絡まれたり嫌な出来事や失敗、挫折あかり起こる
これも感情が蓋にされたなかったことにされた感情が無意識に残っているのでそれを解消させようとしている働きによるものです。
この場合はまず心理ワークで徹底的に感情の吐き出しを行います。
真面目でおとなしくていい子で冷静で感情の動きがなかったような人が
感情の掃き出しワークを行なうと、発狂しながら泣き叫んだりします。
それほど我慢して蓋をしていた感情が溜まっていたということです。
自分がこんなにも感情を溜め込んでいたんだということにびっくりすることでしょう。
感情表現力が衰えてしまっている
今まであまり感情を表現してこなかった人は、脳の感情を感じる部位や表情筋などが衰えてしまっています。
使っていない筋力が衰えてしまうように、感情表現も使っていないとその機能が衰えてしまいます。
自分は感情がない、動かないという人がいますが、使ってないから衰えているだけということも多いです。
上の項目で解説したような感情を抑えたり制限するような信念があればそれをまず解消します。
そして、意識的に感情を出したり表現する練習をして感情を動かす能力を鍛えていきます。
また、形だけでも笑顔を作るなども有効です。
感情は動作に引っ張られるという特徴があるからです。
楽しいから笑顔になるだけでなく、笑顔を作ることで心が後から付いてきて楽しくなるということも研究で分かっています。
どんどん脳の感情を感じる部位や表情筋などが活性化されて、自然と感情表現が豊かになってきます。
感情を表現する訓練方法は後述しています。
どうやって感情を表現するのか分からない
小さい頃からあまり感情を表現しないせずに大人になると、どうやって感情を表現したらいいのか分からないままになってしまいます。
これは自転車に乗ったことがない人が乗れないのと一緒で、どのようにしていいのかわからないからできないということです。
自転車に乗るのも繰り返し練習すれば、頭で考えなくても無意識に乗れるようになれます。
それと一緒で、感情表現も繰り返し練習していれば体が覚えて自然とできるようになります。
先ほどの脳の感情を司る部位も活性化されてきます。
感情を我慢、抑圧、感じていないフリをすると弊害が起こる
人間が感情を感じるのは自然なことです。我慢したり抑圧したり感じていないふりをすると様々な弊害が起こります。
感情はきちんと感じて表現することでエネルギーが消化されて消えます。
感情を我慢したり抑圧感じてないふりをしたり、ごまかしたり他のことで紛らわせるたりしていると無意識下に残ってしまいます。
これをやり続けてると、感情が溜まり続け、いつもイライラしたり、限界が来て感情が爆発したりします。
我慢しているとストレスがたまり心身の病気として現れることがあります。
また、脳が感情を解消させようとして感情を誘発させる出来事を呼び寄せようとします。
例えば怒りの感情を抑圧していると、無意識に躓いて転んだり、失敗やミスをさせたりするなどして怒らせるように仕向けます。
他人もミラーニューロンで同調して、あなたを怒らせるような言動してきたりします。
いつも、嫌な人に絡まれたり、嫌なことばかり起こるという人はため込んだ感情が原因である可能性が高いです。
まずは心理ワークで今まで抑圧して溜め込んだ感情を解消します。
そして感情を出すことへの恐怖や感情を出してはいけないと言った制限の信じ込みを心理ワークで解消します。
ポジティブな感情を表現してると不機嫌そうな顔をされたり
家族とか周囲の人が不幸そうにしていて、自分だけ楽しんだり喜んではいけないという思い込みなどから来ています。
小さい頃に親などから感情を出してはいけないと押さえつけられた
常に苦痛を感じるような環境に身をおかれ、感情を感じないように麻痺させている
自己否定や劣等感などの感情を感じたくない
などが理由で感情を抑圧したり、感じてないふりをしてしまいます。
これも心理ワークで抑圧された感情を解放したり今自分が感じている感情を素直に感じて表現する練習をしていくことでどんどん感情を表現できるようになってきます。
感情を表現すると不都合なことが起こると思っている
自分が感情を表現したら、叩かれた、バカにされた、否定、批判された
はしゃいでいたら「調子に乗るんじゃねえよ」と言われたなど
自分の感情を表現したら人間関係のトラブルになった
笑い方や笑顔をバカにされた
など自分が感情を表現すると、否定される攻撃されるという思い込みがあり感情が出せなくなってしまっているケースです。
これも心理ワークで過去の感情表現したら、何か嫌なことがあったという記憶を書き換えたり無力化することで感情を表現することへのブレーキが外れていきます。
感情を表わにするのは恥ずかしいという思い込みがある
感情を表現するのは恥ずかしい、いい大人が感情をあらわするのはみっともない
親や学校の社会の教育や価値観などから来ていることが大きいです。
これも心理ワークで思い込みを外し、無意識に感情を表現するのは自然で素晴らしいことという新しい信じ込みに置き換えることで会社をされます。
人前で感情を出せるようになるためのワーク
感情を表に出せない原因のメンタルブロックを解除する
過去の体験から持ってしまった
感情は出してはいけないという思い込み
感情を出すことに対する恐怖心
など心理ワークで解消します。
感情を表に出せない原因のメンタルブロックを洗い出す
次の質問に答えてください。
質問1.あなたは人前でどんな感情を出すことができないですか?
質問2.あなたが人前で質問1で挙げた感情を出そうとするとどんな思いや感情が湧いてきますか?
質問3.あなたが人前で感情を出せない理由は次のどれに当てはまりますか?(複数回答可)
1.感情を出すのが怖い
2.感情を出すのが恥ずかしい
3.感情を出してはいけないと感じる
4.感情を抑えたり我慢してしまう
5.感情が動かない、感じない
6.その他(理由を書き出してください)
質問4.質問3で選んだ理由をなぜそう感じるのか掘り下げてください。
例えば、感情を出すのが怖い ならなぜ感情を出すのが怖いのか、感情を出したらどのようなことが起こることを恐れているのか理由を書き出してください。
感情を出してはいけないと感じる ならなぜ感情を出してはいけないと感じるのかを書き出してください。
感情が動かない、感じない の場合もなぜ感情が動かないのか感じないのかを思い返してみてください。理由がわからない場合はわからないで構いません。
質問5.質問4書き出したことをいつ頃から感じるようになりました。また感じるようにそう感じるようになったきっかけとなる体験があれば書き出してください。
これで人前で感情を出せない原因である信念、メンタルブロックがある程度明らかになったと思います。
後ほど心理ワークを用いて、傷ついた自分を癒したりメンタルブロックを解消します。
未完了、未消化の溜め込んでいる感情を吐き出す
人前で感情を出さない人は感情を溜め込んでしまっている可能性が高いです。
感情は湧き上がってきたらきちんと感じて表現しないと無意識化に抑圧されて残ってしまうからです。
感情を感じないという人も、感じないフリ、抑圧、ごまかしてなかったことにする癖がついているだけということも多々あります。
感情を溜め込んでいると、些細なことで感情的になったり
脳が感情を吐き出させようとして嫌な人や出来事を呼び寄せたり
ストレスになり心身の病気やトラブルなどの形で出てきてしまうことがあります。
ですので溜め込んでいる感情をきちんと吐き出してしまいましょう。
溜まっていた感情を吐き出すことで、心がクリアになりニュートラルに戻り、今感じているその都度感情を感じたり表現できるようになります。
感情が湧き上がってきたら素直に感じて表現してその場で解消するという癖もついていきます。
誰にも迷惑をかけずに感情を消化して吐き出すのに最適なのが紙に書きなぐるという方法です。
紙と鉛筆を用意してください。
そして感情や思いの丈を紙に書きなぐってください。
内容は人前で感情を出せないことに対する
愚痴や文句や不満などやっぱり誰かや自分に対する批判や罵倒など何でも構いません。
もちろん他のことがテーマでも構いません。
湧き上がってくる思いや感情を否定したり抑えたりこんなことを感じたり書いちゃダメと制限せずにそのまま書き出してください。
バカくそ死ねと言ったどんな汚い言葉でも構いません。
どんな些細なことでも、遠い昔の出来事でも嫌だムカついたと思ったらそれをそのまま正直に書き出してください。
感情が治って各意欲がなくなってきたら終了してください。
書いた紙は水に濡らして読めないようにぐちゃぐちゃに破って捨ててください。
何か抑えていた感情が出てきた時に行ってください。
エンプティチェア
過去の体験、主に人間関係で抑圧されたままのになっている未完了、未消化の心の奥の感情を吐き出します。
親との不仲、毒親、虐待、支配、ネグレクト
学校でのいじめ
恥かしい、惨め、屈辱的な体験
恐怖を感じた体験
などで我慢したり、飲み込んでなかったことになっている過去の感情を吐き出すのに有効なワークです。
トラウマ、心の傷、メンタルブロックの解消にも効果的です。
道具として椅子が2脚以上必要と、椅子を色々な場所に配置するためそれなりの空間が必要です。
クッションやぬいぐるみや座椅子など他のものでも代用は可能です。
本来なら会議室など椅子が多い場所でセラピストに誘導してもらいながら行うワークですが一人でできる方法を紹介します。
エンプティチェアのやり方はこちら
普段湧き上がってくる感情その場で手放すワーク
普段湧き上がってくる感情をその場で感情をエネルギーを消化するワークを紹介します。
本来であれば感情はその場で感じて表現することでエネルギーが消化されてずっと消えます。
感情を我慢したり抑えたり感じてはいけないと制限している人は、感情が溜まってしまっています。
このマークをすることで溜め込んでいた感情や感情を解消するとともに
その場で湧き上がってきた不快な感情を溜め込んだり後に引かずにその場で解消してしまうワークです。
このワークを行うことでその場で感情を超過してしまうという癖をつけましょう。
セドナメソッド&マインドブロックバスター
人前で感情を出せない原因のメンタルブロックを解消するワーク
先ほどの質問に答えた内容を見てください。
あなたが人前で感情が出せない原因の過去の体験から持ってしまった信じ込みやそのように信じるようになってしまった原因ががだいたい明らかになってると思います。
新年や感情は過去の体験の記憶と紐付いています。
記憶:幼少期に笑ってはしゃいでいたら親から「うるさい!静かにしてろ!」と怒鳴られた
感情:恐怖
信念:ポジティブな感情を出したら怒られる
これがメンタルブロックやトラウマとして無意識に残ったままになっていると、人前で笑ってはしゃごとすると怒られるのではと恐怖心が湧いてきて感情を抑えてしまうので詰。
そこで心理ワークを用いて無意識にアクセスし
記憶の内容の変更
記憶に対する意味づけや解釈や意味づけを変える
過去の記憶から学びは気づきを得て良い記憶に昇華させる
記憶の重要度を下げて無力化する
といったことを行うことで記憶に紐付いていた
先ほどの例なら「ポジティブな感情を出したら怒られる」という信念が外れます。
するとだんだん人前でポジティブな感情を出すことが平気になってきます。
それで実際に人前でポジティブな感情を出して楽しい体験をすることで今度そちらがその記憶がポジティブな感情を出すと楽しく過ごせるという信じ込みになりますます感情を出すことができるようになります。
人前で感情を表に出せない原因となっているトラウマやメンタルブロックを解除するワークのやり方はこちらの記事を参考に実践してください。
自分の感情を認めて自己受容、自己重要感を養う
こんな感情を感じてはいけないと自分の感情を否定してしまっていると、自分の一部を否定することになるので苦しいし、感情を我慢して抑えてしまうので苦しくなってしまいます。
自分はダメで無価値で価値がないと自分を否定していると自分が何か感情を表現したら嫌われる否定されるのではないかと恐怖を感じてしまいます。
あなたが今まで抑えていたり我慢したり感じてはいけないと禁止していた感情を感じたら
その感情できるだけ感じて、感情を感じてもいいんだよ、表現してもいいんだよ
と自分に言い聞かせてあげてください。
例えば怒りを我慢して抑圧していたのなら
「怒ってもいいんだよ、だってあんなことがあったんだから怒るのは当たり前だよ
怒るのは自然なことだよ」と小さな子供に言うようなに行ってあげてください。
右手を左肩に左手を右肩に向いて自分を抱きしめるようにして行なったり
ぬいぐるみはクッションをもう一人の小さな自分に見立ててやるのも良いでしょう。
そして少しずつありのままのそのままの自分を受け入れて認めてあげてルワークを日常の中で行って肯定感を養っていきましょう。
そのままの自分を受け入れ認めてあげることができると自分が感じる感情も認めて受け入れることができるようになります。
日常生活の中で自己重要感を養っていくワークのやり方はこちらの記事を参考に実践してください。
感情を感じたり表現する練習をする
感情があまり動かない、今まで感情が渡してこなかったので感情を感じる能力が衰えてしまっていると感じる人は感情を感じたり表現する練習をしましょう。
ポジティブな感情が人前で出せないという人は毎日笑顔を作ったり声に出して笑う練習や表情筋トレーニングを行いましょう。
日常で何か面白いことがあったり
テレビとか漫画などを読んでいて少しでも面白いと思ったらあえて大げさに笑う
自分が感じたことを独り言のように声に出してつぶやく
笑顔を作る練習、表情筋トレーニング
YouTubeで検索すると色々出てきます。
3分間笑い続ける
3分間声に出してひたすら笑います。
映画を見たり小説を読む
小説は文字だけで登場人物の感情を伝えるために様々な感情表現が描かれています。
そこで登場人物の感情をいろいろ想像しながら見たり読んだりしましょう。
少しずつ人前で感情を出すことに慣れていく
ここまでのワークを行って人前で感情を出すことへのブレーキを外してことができたら少しずつ人前で感情を出すようにしていきましょう。
怒りとかネガティブな感情に対しては人前で出したりできないという場合もあるでしょう。
本当に自分が傷つけられたり嫌な思いをして怒るのは正当なことです。
本当に正当な理由があれば怒ることも全然問題ありません。
とはいえ、人前でネガティブな感情を出したり人にぶつけたりすることができない場合もあるでしょう。
そういった場合は先ほどの紙に書き出すワーク、セドナメソッドやマインドブロックバスターで感情を溜め込まずに解消してしまいましょう。