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人と親密になれない、親密になるのが怖い原因と解消するワーク

人と親密になることができません。どうすれば良いでしょうか?

  • 表面的な付き合いはできるけど親密になることができない
  • 壁を作ったり、親密になることを避けてしまう
  • 緻密になりそうになると不安になって距離を置いてしまう
  • 相手が距離を詰めてくると拒絶してしまう
  • 意識的、無意識的に相手から嫌われるように振舞ってしまう
  • 恋愛関係になるのが怖い、できない

人と親密になれない、なるのが怖い原因と解消、克服法についてお伝えします。

目次

人と親密になれない、親密になるのが怖い原因

人と親密になれない、親密になるのが怖い原因は無意識下の信じ込みにあります。

人と親密になるのが怖い、親密になったら傷付く、嫌なことが起こるという思い込みがあるということです。

人と親密になることを想像してみてください。次のような思いが湧いてくるのではないでしょうか。

  • 本当の自分を知られたら幻滅されるのではないか
  • 相手を楽しませる自信がない
  • ダメな自分を知られたくない
  • 自分なんかと誰も親密になってくれるわけがない
  • 自分のせいで不機嫌にさせ怒られるが怖い
  • 付き合いが面倒、気を使って疲れるのではないか
  • うざい、ムカつくと思われたくない
  • 拒絶され、嫌われるのが怖い
  • ダメ出しや否定されるのではないか
  • 相手に自分より親密な人がいると嫉妬してしまう
  • 親密になっても自分よりいい人がいたらどうせ見捨てられる
  • 裏切られてショックを受けるのではないか
  • 言い争いや喧嘩になるのではないか
  • 親密になっても失うのが怖い
  • 自由がなくなる
  • 親密になるといろいろ面倒なことが起こる
  • 気を使いすぎて疲れるのではないか
  • 自分はつまらない無価値な人間だから親密になれない
  • 自分はどうせ誰からも愛されない
  • 自分は他人より劣っている
  • 人と親密になって楽しんだり、幸せになってはいけない
  • 容姿、性格、能力などへのコンプレックス
  • 自分のことが嫌い
  • 自分に自信がない

次のような思い、感覚、感情が湧いてくるのではないでしょうか。
いくつくらい当てはまるかチェックしてください。

いくつくらい当てはまったでしょうか。

このような感情や感覚が湧き上がってくるということは、そのように信じているということです。

このような信じ込み(暗示)が人と親密になれない、なるのが怖い原因です。

幼少期や思春期などの人間関係での体験から、無意識下に信じ込み(暗示)が入ってしまっているわけです。

どのようにして人と親密になれない、なるのが怖い原因を解消するのか

人と親密になれない、なるのが怖い原因である

対人恐怖
人に対する不信感
人と親密になると傷つく、嫌なことが起こるという思い込み
自己否定、劣等感、無価値観
自信のなさ

これらを作っているネガティブな信じ込みを解消します。

人間の脳は、パソコンのハードディスクと一緒で 信じ込むよ 消去や 上書きをすることが可能です。

これらの信じ込みは過去の体験の記憶に紐付いて脳に記録されています。

例えば、”本当の素の自分を見せたら嫌われてしまう”と感じてしまう原因が

幼少期に親から「いい子にしてなきゃダメでしょ!あなたは本当に悪い子ね!」と叱られた体験の記憶から

いい人でいないと受け入れてもらえない、素の自分を出したら嫌われる
本当の自分はダメで無価値な人間なんだ

このように信じ込みが無意識に入ってしまうことがあります。

だから怖くて人と親密になることができないんですね。

恋愛や結婚などの異性と親密になることに恐怖を感じてしまうのが

両親が仲が悪くていつも喧嘩ばかりしていた

なんて記憶から

恋愛や結婚などをして喧嘩や言い争いが絶えないのではと感じて避けてしまいます。

親から否定されて育った愛情をもらえなかった
見捨てられたという感じた経験をした
学校でいじめられた

などの体験の記憶から、自分はどうせ否定される、愛されない。見捨てられる
と感じて人と親密になることができないのです。

心理ワークでネガティブな信じ込みが外れたら、今度はプラスの方向に自己受容をしていきます。

結局、自己否定があり自信がなく、自分を嫌っているから、そんな自分は他人から受け入れられない、嫌われると感じてしまうんですね。

言い換えると自分と親密になれていない、なるのが怖いから、他人にもそう感じてしまうのです。

心理ワークで、自分の良いところだけではなくダメなところや何かができないところ、弱いところも含めて無意識レベルから自分を認めて受け入れてあげます。

そのままの自分を認めて受け入れて、そのままの自分で価値があるんだと実感できて、自分を好きになってくると、自分に自信がつき自然体の自分で人と深く関わることができるようになります。

人と親密になれないなるのが怖いのを克服するワーク

人と親密になれない、なるのが怖い原因の信じ込みを洗い出す

まずは人と親密になれない、なるのが怖い原因の信じ込みを洗い出します。

次の質問に答えてください。

質問1.あなたが人と親密になれない、なるのが怖いというのは具体的にどうなれない、なるのが怖いと感じますか?

例:
複数人で会うのはできるけど、二人でお互いの家に言ったり旅行などをするのは躊躇する
うわべだけの知人どまりで、仲の良い友達ができない
恋愛関係になるのが怖い、不安、自信がない

質問2.質問1で書き出した各答えに対して、なぜそれができない、怖いのですか?その理由や湧き上がってくる思いや感覚や感情を書き出してください。

例:
プライベートを見せたくない
どうせ自分など仲良くしてもらえない
素の自分を見せたら幻滅される
ケンカ、言い争いになるのが怖い
どうせ自分よりいい人がいたら見捨てられる

質問3.質問2で書き出した各答えに対して、なぜそう思うのかを掘り下げて書き出してください。

例:
プライベートを見せたくない → 恥ずかしい、幻滅されるのでは
どうせ自分など仲良くしてもらえない → 自分はコミュ障でつまらない人間だから
素の自分を見せたら幻滅される → 素の自分はダメでつまらない価値がない人間んだから
ケンカ、言い争いになるのが怖い → 両親がよくケンカしていたから
どうせ自分よりいい人がいたら見捨てられる → 過去にいい感じだった異性を友人に奪われた

質問4.質問1~3で書き出した各答えに対して、いつ頃からどんな体験がきっかけでそのように思うようになりましたか?覚えている範囲で書き出してください。

物心ついた時からそう感じていた場合はその頃の家庭環境や親子関係が原因なことが多いです。

感情や思いを紙に書き出す

人と親密になれない、なるのが怖いことに対して思うこと、不安、恐怖、感情、自分や他人、環境、過去など言いたいことなど何でも良いので書きなぐってください。

親友が欲しいけどどうせ自分には無理だ自分なんか何の価値も魅力もないし、一緒にいても相手を楽しませる自信がないどうせ自分といてもつまらないからすぐに疎遠になる。それに親友なんか作っても色々面倒くさそうだし時間が自由な時間がなくなるだけだ、だったらうわべだけの付き合いだけでいい

このような感じに自由に自分の思いを書き殴ってください。

こうすることで自分の信じ込みや本音が自覚できます。

自覚してないことは変えたり手放すことができないからです。

人と親密になれない、なるのが怖い原因の信じ込みを解消するワーク

先ほどの質問に答えた内容と 思いや感情を書きなぐった紙を見てください。

あなたの信じていることや感情などが明らかになっていると思います。

それを元に 心理ワークで 信じ込みを外したり、 上書きしていきます。

心理ワークとセラピーで無意識にアクセスして、

記憶の内容の変更
記憶に対する意味付けの変更
過去の体験から学びや気づきを得て良い記憶に昇華させる
記憶の重要度を下げて無力化する

などを行ないます。

幼少期に親から「いい子にしてなきゃダメでしょあなたは本当に悪い子ね」
心理ワークで無意識にアクセスして過去に遡って

当時の両親に自分の気持ちを伝えたり謝罪してもらう
両親から肯定、信頼され、愛情を貰って育てられた体験にやり直す

「親は、ただ勢いにまかせてイライラしてそういう怒ってしまっただけであなたは、そのままで価値がある子なんだよ」と言い聞かせてあげる

などをすると、過去の記憶が変わりそれに対する意味付けも変わります。

他にも信じ込みや抑圧していた感情や トラウマを解消するワークや
嫌な記憶を日常の何でもない記憶と同じくらいに重要度を下げる マークなどを行います。

ネガティブな信じ込みの解消 や 書き換えをするワーク はこちらの記事を参考に実践してください。

自己受容をして自己重要感と自己肯定感を養う

前述のワークでネガティブな信じ込みがある程度外れたら、今度はプラスの方向に自己受容をして自己肯定感を養っていきます。

結局のところ、自分を否定して嫌っているから、他人からも否定され嫌われるのではと感じてしまうんですね。

ですので 、自分の良い部分だけではなく ダメなところや できないところが弱い自分も含めて 、今のそのままの自分を 認めて受け入れる ワークを行います。

今までずっと自己否定が強かった人は、なかなか自分を受け入れることができないと思います。

それでも日々日常の中で少しずつ自己受容をしていくと、だんだん無意識が受け入れてくれるようになります。

そうすると気づいたら自分を否定したり責めることがなくなったりして、根拠のない地震のようなもので満たされるようになります。
自分を好きになって愛しているような満たされた感覚が養われます。

自分はそのままでも素晴らしいんだ、いいところがあるんだ、価値があるんだ、ここにいていいんだ生きていていいんだという満たされた感覚になってきます。

自分でそのように思ってるわけですから、人前でも自然体でその自分で心を開いて人と接することができるようになります。

そうするとあなたの本来の魅力が発揮されるようになります。

なので相手も心を開いてくれて、あなたと波長や気の合う人と自然と仲良く親密になることができるようになります。

自己受容、自己肯定感、自己重要感を養うワークはこちらの記事を参考に実践してください。

人と親密になってどうなりたいのかを明確にする

人間の脳は今までの現状維持をしようとする働きがあります。

だから人と親密になってどうなりたいのか、何を感じ、何を体験したいのかを具体的に目標をはっきりとさせることが大切です。

例えば、ただ漠然と旅行に行きたいと思っているだけでは、脳がどうしていいのかわからず働いてくれません。

目的地はどこか何を体験したいのか、などを明確にすることで、それに必要な例えば経路とか料金とか持ち物とかがはっきりとしてきて、目標の実現に向かって行動が起こります。

人と親密になるとはどういうことか
何のために人と親密になりたいのか
どんな人と親密になりたいのか
一緒に何をしたいのか
何を体験したいのか
どんな感覚を感じたいのか

を明確にして書き出してください。

注意点として、何か嫌なことを避けたいからという目的にはしないようにしてください。

何かを避けたいということは、「その避けたいことが今目の前にあると信じている」ことなので、脳がそちらに向けて行動をしてしまうからです。

例えば、「孤独なのが嫌だから人と親密になりたい」というのは適当ではありません。

孤独は嫌 = 私は孤独な人間です → 脳が思い込み通り孤独な状態を作る

無理にがんばって親密になれても、見捨てられたら孤独になる恐怖に怯えることになってしまいます。

人と親密になるとはどういうことか
何のために人と親密になりたいのか
どんな人と親密になりたいのか
一緒に何をしたいのか
何を体験したいのか
どんな感覚を感じたいのか

これらを明確にすることでそれが脳にとっての命令となり、脳がそれを実現させるにはどうすれば良いのかを計算して意識的、無意識的に行動を促してくれます。

会話力とコミュ力を上げる

今まであまり人と親密に接してこなかった人は、会話やコミュニケーションが苦手だという人も多いと思います。

やはり会話力とコミュ力が高い方が人と親密になりやすいです。

相手を楽しませるような相手本位の会話やコミュニケーションスキルを身につけましょう。

コミュ障向けの会話やコミュニケーションスキルの学習や練習法は、こちらの会話ノウハウ・練習法|コミュ力アップのカテゴリを参考にしてください。

少しずつ人と親密になることに慣れていく

ここまでのワークを行って人と親密になることへの抵抗や共振が弱まってきたら実際に人と少しずつ親密になっていきましょう。

今までやってこなかった慣れていないことなので、最初は抵抗感を感じるのは当たり前です。

それでも病的な恐怖心などが軽減されていれば、今までより抵抗なく人と親密に接することができると思います。

人のいる場所に出て行って色々な人と交流を持つ
人から誘われた時には素直に参加してみる
自分から人を誘ってみる

など少しだけ抵抗があることをしながら慣れていきましょう。

もちろん誰とでもすぐに仲良くなれるわけでもありません。

親密になれる人は一握りです。

それでも、色々な人と接していく中であなたと波長や気の合う人がきっと現れるはずです。

縁がある、波長が合う人と少しずつ親密な関係を築いていきましょう。

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