HSPは生まれつきだから治らないの?
よくHSP気質は生まれつき持った気質だから治らないと言われています。
僕はそんなことはないと考えています。
事実、僕自身も改善した、治った部分もいくつもあります。
変化した人もたくさん見てきています。
なので、生まれつきだから治らないと思考停止してしまうともったいないです。
生まれつきだと思っているHSP気質が、実は後天的なことが原因なことも多いです。
例えば
いつも人の顔色を伺ってビクビクして疲れてしまう
というHSP気質があったとします。
生まれつきではなく、
親がすぐ怒る人で、幼少期にいつも顔色を伺ってビクビクしていた
という体験から、「また怒られるのではないか」という思い込みを持ってしまっていて、それがHSP気質として現れているというケースもあります。
ちなみに僕がこれでした。
心理ワークやセラピーで心の傷やトラウマ、傷ついたままの幼少期の自分を癒したり、記憶を処置することで、上記の例だと「人に怒られるのでは」という恐怖心がなくなるので、人の顔色を気にしてビクビクすることがなくなります。
音や光などに神経過敏になっているのも生まれつきではなく、ある食べ物の摂りすぎ、ある栄養素の不足により神経過敏になっているだけというのも多々あります。
親が長年そういった生活習慣だったので、生まれつき症状が出ることもあります。
一生HSP気質のままでは、生きづらいですし辛いと思います。
改善できるところは改善して、できないところは受け入れて対処しながら生きるというのが良い選択肢だと思います。
僕がHSP気質で改善・克服した項目
- 人の顔色を伺ってビクビクすることがなくなった
- 他人の些細な言動であれこれ考えて落ち込むことがなくなった
- 嫌なことがあっても傷が浅く、立ち直りが格段に早くなった
- 自分を否定したり責めなくなった
- 理由のない罪悪感がなくなった
- 長時間人といてもあまり疲れなくなった
- 自分と無関係なことで他人が怒っていても平気になった
- 暴力的な映画やテレビを観てもほとんどショックを受けなくなった
- 神経過敏、強迫観念がなくなった
など、以前の自分に比べたらかなり変化しました。
もちろん全てのHSP気質が完全に克服できたわけではありません。それに僕は元々繊細で内向的な性格です。
ただ、生きづらさはかなり改善されました。
人間ですから、もちろん批判や否定されたら傷付いたり嫌な気持ちになりますし、腹が立つこともあります。
でも、以前であれば強いショックを受けて何日も立ち直れなかったのが、傷ついても傷が浅く、次の日にはケロッとしている感じになりました。
僕がHSPになった原因と、HSPを改善・克服した経緯と体験談
もともと僕は幼少期から内向的な性格で、大勢といるより少数や一人で何かに没頭するのが好きでした。
繊細で感受性が豊かな方だと思います。だから作曲をしたり、美術の成績が良かったり、一人で探求、研究、データ分析とかが好きで向いています。
この辺のところは生まれ持った気質だと思います。
それ以外に、ずっと苦痛で辛く、生活や人間関係に支障をきたすので、治したかったHSP気質がありました。
僕は次のようなことで辛く生きづらさを感じていて、人間関係も苦痛でうまくいきませんでした。
人の顔色を伺ってビクビクしてしまう
変に思われないか、嫌われないか気になって自分を出せない
他人の些細な言動を否定的に受け取って傷付く
あんなこと言って不快にさせてしまったのでは?と思い悩む
少し否定されると強いショックを受け何日も立ち直れない
他人のネガティブな感情の影響を受けてしまう
些細なことで自分を責める
理由の分からない罪悪感、自己処罰的な思いがある
人と会っていると異常に疲れて、休日は何もする気が起きない
刺激や環境の変化に異常に疲れる
人に見られていると緊張と動揺で頭が真っ白になる
神経過敏、強迫観念がある
これらのHSP気質は生まれつきではなく、後天的に作られたものでした。
そうなってしまった発端は幼少期の家族関係にありました。
僕の父親は、寡黙で頑固で気難しい性格、いつも無表情なので不機嫌そうに見えました。
全く話さないのに、突然よくわからないことでキレて怒鳴られました。
なので、父が怖くていつも顔色を伺ってビクビクと怯えながら過ごしていました。
それが原因で
自分は嫌われている
自分のせいで人を不機嫌にさせてしまう
自分はダメで無価値な人間だ(だから父を怒らせ嫌われたのだ)
自分は拒絶され、見捨てられた
自分は愛されていない
このような信じ込み(メンタルブロック)が無意識に作られてしまいました。
これが大人になっても解消されていなかったので、人前に出ると反射的に嫌われるのでは、怒らせるのでは、拒絶されるのではとビクビクしてしまっていたのです。
心理ワークとセラピーで
幼少期の傷ついた自分を癒す
脳内の父親に対するイメージを書き換え
抑圧していた感情の解放
ネガティブな思い込み、トラウマの解消
嫌な記憶の意味づけや解釈の変更、無力化
などを行い、自分は嫌われる、怒られる、拒絶される、見捨てられる、価値がないといった信じ込みを解消していきました。
そして、「父や他人の言動に関係なく自分はそのままで価値があるんだ」という、自己受容を行っていきました。
それまでは父が怖くて仕方なく、話しかけることもできず、全く話さないのに頭ごなしに怒鳴る父のことが大嫌いでした。
それが父を嫌う気持ちが消えて、父のことが全然怖くなくなり普通に会話をするようになりました。
そして父のこと以外にも、HSPの原因となっている否定的ネガティブな信じ込みを一つ一つ解消していきました。
そして
自分はそのままで価値があるんだ
自分はそのままでも十分に素晴らしい
そのままの自分を受け入れ、認め、好きになる(自己受容)
他人の言動、他人との比較、何かができるできない
などの条件で自分の価値が上下しない、ぶれない自信を養なっていきました。
すると、他人にどう思われているか、嫌われるかどうかというのがあまり気にならなくなりました。
他人の些細な言動や感情に敏感に反応したり、思い悩むことがあまりなくなりました。
他人がどう思っていても自分には関係ない
他人と考えや意見が違っても、それはその人の考え
嫌われたとしても、その人と会わなかった縁がなかった
それと自分の価値には全く関係ない、そう思えるようになりました。
だから人の顔色を伺って気を使ってビクビクすることがなくなり
人と会っていても気を使いすぎて疲れることがあまりなくなりました。
もちろん人間ですから指定されたり着られれば傷つきますが木津が浅く立ち直りが格段に早くなりました。
まだまだ完全に解消されたわけではなく、発展途上中です。
それでも以前の自分と比べたら大きな変化でです。
以前に比べたら苦痛や生きづらさもだいぶ解消されました。
HSP気質を克服改善や克服するためにすることなどは、このサイトで色々書いています。