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すぐ泣くのをやめたい人へ|すぐ泣く原因と克服する実践ワーク

すぐ泣いてしまう自分はダメなのではないか
・人前ですぐ泣いてしまう自分が恥ずかしい
・人に迷惑をかけてしまっているのではないか
・すぐ泣いてしまう自分はメンタルが弱いのではないか
・嘘泣きだと思われて辛い

と悩んでいる方向けに、すぐに泣いてしまう原因と克服法について解説します。

すぐに泣いてしまうこと自体は悪いものではありません。

想像力や感受性が豊かで、人の気持ちが分かる共感力が高い証拠です。

怒り、寂しさ、悲しみなどを感じた時に泣くことは、感情を消化し、ストレスや緊張状態を緩和させる働きがあるので、メリットがあります。

すぐ泣いてしまうのは生まれ持った気質の場合もありますが、後天的な要因も多々あります。

後天的な要因を解消すればすぐに泣くという性格も克服できます。

主に、人前で些細なことで泣いてしまうということに悩んでいるのだと思います。

職場で少し注意されると泣いてしまう
自分の気持ちや言いたいことを伝えようとすると涙が出てしまう
他人から何か言われたり、言い合いになると泣いてしまう
泣くことで怒りや悲しみなどの感情を相手にぶつけてしまう
泣くことで自分を責めてしまっている

泣くことで、無自覚に相手をコントロールしようとしてしまっているというケースもあります。

このような場合は人間関係のトラブルになったり嫌われてしまうことがあるので克服してしまいましょう。

目次

ケース別のすぐ泣いてしまう原因

人間が泣くのは、感情が高ぶった時に緩和させたりストレスを解消するためです。

涙は何らかの感情の代理表現です。例えば、嬉し涙、悔し涙、悲しい時の涙、怒った時の涙などがあるように、泣くことで何らかの感情を表現して解消しているのです。

ですので、すぐに泣いてしまう人は、何らかの原因で、些細なことで感情が高ぶるスイッチが入りやすい状態になってしまっているということです。

嬉し涙や感動した時の涙などは良いですが、問題なのは、すぐにネガティブな感情のスイッチが入って泣いてしまうことです。

自分の気持ちを伝えようとすると涙が出てしまう

自分の気持ちを伝えようとすると感情が高ぶって言葉が詰まって泣いてしまうというケースです。

感情を抑圧していたり、些細なことで自分が責められてる、急かされてる、否定されていると感じて感情が高ぶってしまうことに原因があります。

これは過去の体験、特に幼少期の親子関係に起因してることが多いです。

小さい頃に親に「どうしてそんなことをするの!?」と責められた

「いったいどうしたいの!?早く言いなさい !」とせかされた

自分の気持ちを伝えると「そんなこといけません!」と否定された

そしてわんわん泣いていると「どうして泣くの!?静かにしなさい!」と怒られた。

そういった体験から、些細なことで他人に責められている、急かされているような感じがして涙が出てしまうのです。

この場合、後述の心理ワークで幼少期の傷ついた自分を癒してあげることで解消されていきます。

怒り、悲しみ、寂しさなどを感じるとすぐに泣いてしまう

些細なことで怒りや悲しさや寂しさなどの感情が高ぶって泣いてしまうというケースです。

これも

怒り、悲しみなどの未完了の感情を溜め込んでいる
過去の傷付いた自分が癒されていない
自己否定の信じ込みを持ってしまっている
本当の気持ちを押し殺して我慢している

といったことに原因があります。

そのため些細なことで否定的に受け取ってしまったり、溜め込んでいる感情が誘発されて感情が高ぶって泣いてしまうのです。

この場合も幼少期に親に否定されたり、学校で仲間外れにされたりいじめられたといった体験が原因になっていることが多いです。

当時の自分が癒されておらず、怒りや悲しみの感情が残ったままになっていたり、自分は価値がない人間なのではと信じ込んでしまっていることで、些細なことで否定されたと感じて感情が高ぶって泣いてしまうのです。

無意識に他人をコントロールするために泣く

この泣き方はちょっと特殊です。

自覚がある人もいるかもしれませんが、無自覚のうちに行ってしまっている人も多いです。

・泣くことで自分の言い分を押し通す
・怒られた時などに泣くことで相手にこれ以上責められにくくする
・泣くことで自分が被害者になり相手を悪者にする
・自分はこんなに苦しんでいるんだと相手に分からせるために泣く

何かを避けるため、メリットを得るために泣いているということです。

自分は相手をコントロールするために泣いてるんじゃないと思っている人でも脳が無意識にやってしまっている場合があります。

これは幼少期などの体験から、泣けば自分のわがままを押し通せる、自分を守ることができると脳が学習してまっていることにより起こります。

例えば、

泣いて駄々をこねたらおもちゃを買ってもらえた

兄弟喧嘩をした時に、お兄ちゃんに叩かれてワンワン泣いたら
親が「そんなことしちゃダメでしょ!!」とお兄ちゃんを怒ってやめさせてくれた

泣けばお母さんからよしよしと愛情をもらえた

泣かないと自分の欲しいものが得られない、分かってもらえない、自分を守ることができないと思い込んでしまっているので、心理ワークでそれを解消します。

これをやってしまっていると人間関係のトラブルになったり、周囲から嘘泣きをしていると思われて嫌われてしまうので、自覚がある人は解消した方が良いでしょう。

もしやってしまっていたとしても自分を責めないでください。幼少期の自分は、自分を守るためにそうするしかなかったからです。

過去の自分を癒すことで克服することができます。

すぐ泣いてしまうのを克服する実践ワーク

すぐ泣いてしまう裏にある信じ込みを洗い出す

泣くということは感情が高ぶった時に起こるので、感情を高ぶらせる原因となっている信じ込みがあるのでそれを探ります。

次の質問に回答してください。

質問1. あなたはどんな場面ですぐ泣いてしまいますか?

質問2.質問1で書き出したような場面で、あなたはなぜ泣いてしまうと思いますか?自然と涙が出てくるという人も、怖い、悔しい、悲しい、寂しい、分かってほしいといった裏にある思いや感情を書き出してください。

質問3.質問1で書き出したような場面で泣くことで、避けられることや、メリットだと思っていることがあれば書き出してください。

質問4.質問3で答えた人は、それが避けられた、メリットが得られた具体的な体験があればそれを書き出してください。

質問4.あなたはいつ頃からすぐに泣くようになりましたか?

質問5.幼少期に大泣きした記憶はありますか? それはどんな画面でどんな理由で大泣きしていましたか?

質問6.過去に泣くことを我慢したり制限させられた体験はありますか?
あるという人は具体的にどんな大変だったのかを書き出してください。

質問7.すぐに泣いてしまう自分をどのように思いますか? 他人からどのように思われていると思いますか?

質問8.あなたが泣く時の感情(悲しみ、寂しさ、怒り、悔しさ、思い通りにならないこと、我慢していること(我慢=怒りです)を書き出してください。

ここで出てきた過去の傷ついた自分、未完了の感情、否定的な信じ込みは後に解説するワークで解消します。

涙の原因の感情を表現して吐き出す

あなたが心の中に溜め込んでいる感情を紙に書き出すことで解消します。

紙と鉛筆を用意してください。

自分の気持ちや我慢していたこと、怒り、悲しさ、寂しさ、不安といった感情を紙に書き出して表現してください。

親、学校、社会、環境、会社の人、上司、恋人、過去の出来事、自分自身などに対して、思っていることや言いたいことや口でも文句でも批判でも何でも構いませんので、紙に書き出してください。

もちろん思いっきり泣いて構いません。

あなたの心の中で様々な感情がごちゃごちゃになって混乱していた状態なのを吐き出して表現することで吐き出してすっきりします。

これは感情が高ぶった時に定期的に行うと感情のお掃除になってスッキリします。

泣いてしまう原因の信じ込みを解消するワーク

先ほどの質問に回答した紙を見てください。

自分がどんな信じ込みを持っているからすぐ泣いてしまうのかがだいたい明らかになったと思います。

例えば小さい頃に親から
「いったいどうしたいの!?早く言いなさい!」

自分は人に責められている、自分が駄目だから人に責められているのだという信じ込み思ってしまった

そして人に何か言われるとそれが蘇ってきて感情が高ぶって泣いてしまう

その時の記憶と記憶に対する意味づけがそのままになっていて小さい頃の傷ついた自分が残ったままになってしまっています。

ですので心理ワークを用いて過去の記憶にアプローチすることで小さい頃の自分を癒してあげます。

記憶の内容を変更する
記憶に対する意味づけを変更する
今の自分が過去の傷ついた自分を癒す
過去の体験から学びや気づきを得て昇華させる
記憶そのものを無力化する

といったことをすることで、

泣かないと欲しいものが得られない
泣けば相手から責められなくなる
自分は価値がない人間だから否定される
自分の気持ちを伝えたら嫌われる

といった信じ込みが弱くなったり外れていきます。

そうすると些細なことで感情が高ぶらなくなり、泣いてしまうということも減って行きます。

過去の自分を癒し、 否定的な感情を解放しネガティブな信念を外すワークのやり方はこちらの記事を参考に実践してください。

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自己肯定感を養う

すぐ泣いてしまう一因として、些細なことでネガティブに受け取ってしまうため感情が高ぶって泣いてしまうということがあります。

自己肯定感を養い、自分を大切にして好きになって愛せるようになってくると、満たされて自信がついてきます。

すると他人の些細な言動でネガティブに受け取ることが少なくなり、感情が揺れなくなってくるので、些細なことで泣かなくなります。

そしてすぐ泣いてしまう自分を肯定的に受け入れられるようになって、一人で上手に泣けるようになります。

自己肯定感を養って行く実践ワークのやり方はこちらの記事を参考にしてください。

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泣きたい時は一人で思いっきり泣こう

泣くこと自体は全く悪いことではありません。

ただ、過去の体験からネガティブに受け取る癖がついてしまい、泣いて人に感情をぶつけるなど、少し間違った泣き方をしてしまっていただけです。

泣くというのは人間が持っている大切な感情の一つです。

辛い時や悲しい時に思いっきり泣くことも、自分を大切にしてあげることになります。

怒りや悲しみなどの感情が湧いてきた時に泣くことは感情をやわらげストレスを解消することになるのでむしろ良いことです。

泣きたい時には一人で気が済むまで思いっきり泣いてください。

特に男性は、男は泣いてはいけないと親や社会に教えられてきたので、泣くのは恥ずかしいことと我慢してしまうことが多いです。

それでかえってストレスを抱え込んで心身を崩してしまったりします。

辛い時、寂しい時、苦しい時は我慢せずに思いっきり泣いて、スッキリして気持ちを切り替えましょう。

もちろん嬉しいとき、感動したときに泣けてきたら抑えずに思いっきり泣きましょう。

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