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HSPで生きるのがつらい人へ|HSPの生きづらさを解消する方法

毎日生きるのが辛いんです。どうしてこんなにしんどいのでしょうか

HSPの人はその繊細さゆえに生き辛さを感じてしまっている人が多いです。

生きづらさを感じる原因や、生きづらさを解消して楽に生きられるようになる方法をお伝えします。

僕もHSP気質で生きづらさを感じていましたが、原因を解消して考え方が変るうちに、以前に比べたらかなり楽になりました。

目次

なぜ生きるのが辛くなるのか、生きるのが辛い原因

無理をしてしまっている

自分の体力やメンタルの強さ、能力に対して、キャパオーバーの無理なことをしているのかもしれません。

真面目に考え過ぎてしまったり、義務感や責任感、世間体や人に迷惑をかけないように無理をしていないでしょうか。

できないことをやろうとしている

他人にできることができない自分は未熟なのではないかと、できないことをやろうとしてしまっているのかもしれません。

できないことをやろうとすると、辛く心身が疲弊してしまいます。

変えられないことを考えたり、変えようとしている

変えられないことに対してあれこれ思いを巡らし、不満を持ったり変えようとしてしまっているのかもしれません。

他人の言動や考え方、国や社会、法律、ルール、常識など、あなた個人ではどうにもならないこともあります。

他人が変わることもありますが、コントロールできない不確実なことです。

そこにフォーカスしてあれこれ考えると心が消耗してしまいます。

一人で抱え込みすぎる

他人に迷惑をかけてしまうと感じて断れずに無理をしてしまっているのかもしれません。

やらなければいけないと、自分のキャパ以上の仕事や作業を抱え込んでしまっているのかもしれません。

遠慮してしまって他人に相談することができず、何でも一人で抱えすぎてしまっているのかもしれません。

一人で抱えてしまう原因は「迷惑をかけてはいけない、断ってはいけない、完璧でなければいけない、そうしないと見捨てられる」といった思い込み(メンタルブロック)からきていることがほとんどです。

メンタルブロックを解消することで、自然と断れるようになります。

苦手なことをしている

無理に苦手なことをしてしまっているのかもしれません。

人にはそれぞれ特性や得意なこと苦手なこと得意なことや苦手なことがあります。

義務感や責任感、他人の期待などで無理に苦手なことをしているのかもしれません。

もちろん苦手なことを克服しようとするのは立派なことですが、あまり無理をすると疲れてしまいます。

あれこれ考えすぎてしまっている

ああすればよかった、こうした方が良いかな、変に思われたかな、
あの時あの人はどう思ったんだろう、あんなことを言わなければよかった

過去や未来、他人のことをあれこれ考えすぎてしまっているのかもしれません。

些細なことに気にしすぎてしまう

あの人はどう思ってるだろうか、これ言ったら不機嫌にさせないか
自分が何かしたののかな、相手に迷惑をかけてしまうのではないか、完璧にやらないと

些細なことや細かいことに気にしすぎて辛く感じているのかもしれません。

これも多くの場合生まれつきではなく、例えば幼少期にいい子にしていないと親が不機嫌になったなどが原因でメンタルブロックが作られているのが原因です。

メンタルブロックは解消することができ、解消すれば自然と人の目が気にならなくなってきます。

当たり前のことができない、するのが辛い

人付き合い、仕事、家事、育児など他人にできていることができない、それをするのが辛いと感じたり、できない自分を責めてしまっているのかもしれません。

人間誰でも苦手なこともできないことがあって当たり前です。それが人付き合い、仕事、家事、育児なことだってあります。

できて当たり前、できるのが大人であるという社会の価値観や義務感から、無理をしてしまっているのかもしれません。

オーバーワークをしている

あなたの体力、メンタル、能力の限界を超えたオーバーワークをしてしまっているのかもしれません。

人にはそれぞれ体力やメンタルや能力に個人差があります。特にHSPの人は繊細がゆえに、断ったり人に頼めずオーバーワークになりやすいです。

これも普通ならできて当たり前という他人との比較や、おかれている環境、やらなければいけないという思い込みによるものです。

無理をしなければならない環境に身を置いているのも無意識に選んでしまっています。

その辺のメンタルブロックを解消することで、今の環境から抜け出したり、無理をしない範囲で物事を取り組めるようになります。

できない自分を責めてしまう、厳しくしてしまう

他人と比較してこんなこともできない自分はダメだ、甘えだと自分に厳しくしてしまっているのかもしれません。

これも自己否定を作ったメンタルブロックを解消して自己受容をすることで、自分を大切にできるようになります。

自分が合わない環境に身を置いている

自分の合わない職場、環境の中に身を置いてしまっているのかもしれません。

大勢の人がいる環境や、無理に性格や価値観が合わない人と付き合ったりしているのかもしれません。

他人から理解してもらえない

HSPはなかなか他人から理解してもらえないことも多いです。

そんなのできて当たり前でしょ
もっと頑張れるでしょ、努力が足りない
そんなの甘えだ
そんなの気のせいだ
そんなの誰だってあるのでは?
みんな辛くても頑張っているんだ

それで理解してもらえずに生きづらさを感じてしまっているのかもしれません。

自分を否定してしまっている

こんなことができない自分はダメだ
自分は何て弱い人間なんだろう
いつも逃げて甘えてばかりで情けない

このように自分を否定して嫌ってしまっているのかもしれません。

物事をネガティブに受け取ってしまっている

HSPの人は繊細な為に物事を不安や心配、物事を否定的に受け取ってしまいがちです。

些細なことを否定的に受け取ってしまっているのかもしれません。

例えば、LINEが既読になって1日経っても返事が返ってこないと、
自分が何かしてしまったのではないか、自分のせいで怒らせてしまったのではないか否定的に受け取ったり

物事には二面性があり見方によって肯定的にも否定的にも受け取ることができます。

例えばコップに半分の水が入っていたとして、まだ半分もあると思えば安心感や幸福感が、もう半分しかないと思えば不満や不安の気持ちが湧いてきます。

否定的に受け取る癖があると不満や苦しみが湧いてきます。

嫌だと思っても我慢してしまう

それをやらないと怠け者なのではないか
それをやらなければ大変なことになる
人としての義務だから
人に変に思われたり、嫌われるのではないか
他人に迷惑をかけたり怒られるのではないか

嫌なことと嫌なことでも無理に行ってしまっているのかもしれません。

他人と比較しすぎている

みんなできるのに自分はどうしてできないんだ、と他人と比較して自分を責めたり、本当の自分を隠したり、無理をしてしまっているのかもしれません。

それが出来て当然できるのが当たり前だ、それが出来ない自分は人より劣っているのではないかと比較してしまうと劣等感で辛くなってしまいます。

できなくてもいい、逃げてもいい、無理をしなくていい

できなくてもいいんです
逃げてもいいんです
無理をしなくてもいいんです

台風が来ているのに、暴風雨の中を無理に進む必要があるでしょうか。

台風が来たら安全な建物の中に避難すると思います。それを逃げだとか甘えだとか弱いと言うでしょうか。

安全で安心できる場所に避難して、ゆっくり休んで晴れたらまた進めばいいんです。

あなたが辛さを感じているのは、暴風雨の中を無理やり進もうとしているからです。

一旦避難してゆっくりと休んで、自分の特性、能力、体力、メンタルに合った生活を選択し直して、自分のペースで進めばいいんです。

ダメだったらまた軌道修正をすればいいのです。

社会常識、他人と比較、義務感、他人の意見は関係なく、自分がどう感じているか、自分がどうしたいかです。

常識がどうでも、他人がどうでも、あなたが辛さを感じているのは事実です。

自分に正直に、自分を大切にしてあげてください。

HSPの生きづらさを解消するワーク

HSPの生きづらさを少しでも解消するためにワークを解説します。

何が辛いのか、自分の本音を知り受け入れる


生きづらさを解消するためには、まずは自分の本音や辛さを認めて受け入れてあげることが大切です。

ただ辛い辛いとあれこれ頭の中で思考を巡らせているだけでは、脳が何をしていいのかわからず変化が起こりません。

辛いことや嫌なことばかりに意識が向いていると、脳はいつも意識を向けていることを重要だと判断するので、ますます辛い状況を呼び寄せてしまいます。

辛いことのループから脱却するためには、まずはあなたが感じていること、本当はどうしたいのかといった本音を明確にしてあげる必要があります。

次の質問に答えてください。

質問1.あなたはなぜ、生きるのが辛いと感じていますか?


質問2.あなたはなぜ、質問1で書き出したような辛い生活を続けていますか?


質問3質問1で書き出した状態や生活をしている自分をどのように思いますか?


質問4.もし、質問1で辛いと感じることをやめたり、逃げたとしたらどのようなことが起こると思いますか?


質問5.本当はどうしたい、どうなりたい、どうしてほしいと思っていますか?
他人の意見や価値観、社会常識、義務ではなく、本音を書き出してください。
やらなければ生活できない、どうせ無理、あの人はわかってくれないなどは横において置いて、本当はどうしたいのかを書き出してください。


質問6.質問5で答えた内容で、どうせ無理だ、できないと感じている感じることはありますか?あると言う人はなぜ無理だと思うのか、その理由を書き出してください。


質問7.どうすれば質問6で答えた内容のようなことを実現して楽に生きられるようになると思いますか?現時点で現実可能かどうかは置いておいて、どうすれば質問6で答えた内容を実現できると思うかを書き出してください。

質問に回答した内容を見ながら、「なるほど、自分はこのように感じていて、本当はこうしたくない、こうしたいと思っているのか」と第三者視点で客観的に見るようにして、自覚してみてください。

そうすることであなたの脳の中で、何が嫌で、本音はどうしたいのか、それがどうすれば実現できるのかということが整理されます。

すると脳がそれを実現させようとして前に進みだし、変化が起こりやすくなります。

思考や感情を吐き出す【ブレインダンプ】

HSPの人はあれこれ気にしすぎたり考えすぎてしまうので、頭の中に思考や感情が溜まってしまっています。そうするとグルグルと思考が回り続けたり、辛い気持ちや苦しさを感じてしまいます。

HSPの人にはブレインダンプというワークが有効です。

ブレインダンプとは、頭の中に溜まったモヤモヤ、思考、感情を捨てるワークです。
(ブレイン=脳、ダンプ=どさっと降ろすという意味です)

ブレンダンプのやり方
紙と鉛筆を用意してください。

頭に浮かんだり感じたことはそれを言葉にして紙に書き出してください。

不平不満、愚痴
他人、環境、社会に対する批判、罵倒、文句
こうなったらいいのにという願望
自分自身に対する不満、否定する気持ち
過去に対する後悔、未来への不安
もう嫌だ、辛い、苦しいという感情
なぜわかってくれないのか、わかってほしいという気持ち

など、思い浮かんできたことをそのまま言葉として紙に書きなぐってください。

お前は本当に嫌な奴だな!この最低のクズ野郎!

といったどんなに汚い言葉でも、人に言えないようなことでも構いません。

自分は恥かしい、何もできないダメ人間だ、辛い辛いもう嫌だ何もしたくない

自分の感情を言葉にしたりなど、紙に書き出すことで吐き出すことができ、心が空っぽになりすっきりします。

特にHSPの人はこんなことを書い思ってはいけないとか、こんなこと思うのはダメなのではと制御してしまいがちなので、それだと吐き出されず、心の中に抑圧されて溜まってしまいます。

相手がお世話になってる人でも、仲の良い人でも、相手が小さい子供でも関係ありません。
不満に感じていることがあったら正直に書き出します。

注意点は、あまり自分から感情を増幅させるのではなく、出てくるままに任せて吐き出してスッキリすることが大切です。

もう思考や感情が湧いてこなくなって書くことが意欲がなくなってきたら終了してください。

とりあえずモヤモヤが晴れてスッキリすると思います。

最初はあと後に引いて嫌な気持ちが持続したり、嫌なことを思い出したり、何日か後に不快な気持ちが湧いてくることがありますが、それはあなたの心に今まで抑圧していたものが表面化しているものです。

その気持ちも紙に書き出して吐き出してしまいましょう。

あまりにも辛くなったり心が不安定になるのであれば中止してください。

HSPの生きづらさを解消する6つのワークの実践方法

HSPのまま、自分にムチを打って無理に苦手なことや嫌なことを続けるのは辛いことです。

少しでも生きづらさを解消していきましょう。

HSPを克服する=HSPのままで無理に仕事や人付き合いを頑張ることだと勘違いしている人が多いようです。

HSPのままで頑張ろうとするから辛いんです。HSP気質を改善したり、スキルを身につけることで対処したり、自分に合った生き方を選択することで楽に生きられるようになります。

HSPの生きづらさを解消するには次のような方法があります。

  • HSP気質そのものを改善・克服する
  • 考え方、受け取り方を変える
  • HSPにもできる会話やコミュニケーション術を身につける
  • HSP気質を受け入れて長所として活かす
  • 自己受容をして自己肯定感を高める
  • 自分に合ったライフスタイルを選択する

HSP気質そのものを改善・克服する

HSP気質は生まれつきだから直らないと思っている人が多いように感じます。
そして、HSPのまま無理に人付き合いや仕事を頑張って、辛さを感じてしまっていないでしょうか。

HSPは先天的な面もありますが、原因には後天的な要素も多くあり、HSP気質を改善したり克服することが可能です。

後天的な要因とは、過去の体験により持ってしまった否定的な信じ込み、親の心の癖の影響を受けたり、言動を見て学習してしまったなどです。

例えば、幼少期にいつも親が不機嫌でよく怒られていた

などの体験から、人を前にした時に自分のせいで不機嫌にさせるのではないか、怒られるのではないかと顔色を伺ってビクビクしてしまいます。

心理ワークで過去の記憶にアプローチして、処置することで信じ込みを解消すると、人目が気にならなくなったりします。

また、遺伝、体質、ストレス、食生活などで栄養不足になっていて、脳からうまくホルモンや神経伝達物質を出すことができず、それで神経過敏になったり、気にしすぎたりふさぎ込みがちになっていることもあります。

足りてない栄養を見直すことで、神経過敏が解消されることも多くあります。

僕や相談に乗った人も、これらのアプローチでHSP気質が改善したり、部分的に治って、以前より人の目が気にならなくなったり、神経過敏が直って楽に生きられるようになっています。

HSPを作っている原因を解消する方法

栄養不足によるHSP気質を解消する方法

考え方、受け取り方を変える

HSPの人は繊細な為少しのことで気にしたり否定的に受け取ってしまうという心の癖があります。

なんでも否定的に受け取る癖がついてしまうと、脳がますます否定的に感じるような情報を集めようとして意識が向いてしまいます。

生まれたばかりの赤ちゃんの時はこのような曲はなかったはずです。

否定的に考えたり受け取る癖は、幼少期から育つうちに、否定されたり、他人と比べられたり、失敗したり、怒られたりしたことでついてしまったものです。

辛さや不快な気持ちは物事を否定的に受け取った時に発生します。

コップに半分の水が入っているとして、まだ半分もあると考えれば安心感や幸福感、もう半分しかないと考えれば不安や不満な気持ちがわいてきます。

このような考え方の心の癖は、後からでも180度変えていくことができます。

すぐに否定的に考えたり、受け取る癖を直すには

HSP気質を受け入れて長所として活かす

HSP気質を自分の特性として受け入れてそれを伸ばしたり生かすようにするととても楽に生きられるようになります。

そのためには自分の特性や得意なことや苦手なことやりたいことややりたくないことを明確にする必要があります。

HSP気質を受け入れて長所として活かす方法

自己受容をして自己肯定感を高める

HSPの人は何かと自分を否定したり責めてしまいがちで、その為自己肯定感が低くなっている場合が多いです。

自分は甘えなのではないか弱いのではないか
人より上手くできない自分は劣っているのではないか
と何かと自己否定をしてしまいがちです。

そうすると些細なことで自己否定や劣等感を感じて苦痛を感じてしまいます。

自分を否定していると、他人からも嫌われるのではないかとビクビクしてしまいます。

HSPを隠してバレないようにビクビクしたり、無理に自分を作ったり演じたりして、できない自分はダメなのではないかと無理をして頑張って、心身が疲れ果ててしまいます。

それにはHSPである自分を認めて受け入れてあげる必要があります。

HSPである自分を認めて受け入れ、自己肯定感を高める方法

自分に合ったライフスタイルを選択する

HSPの人は、無理に合わない環境に適応しようとするのではなく、自分に合った仕事、環境、人間関係、ライフスタイルを選択する方が楽に生きられます。

自分に合ったライフスタイルを知り、選択するには

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