いつも断れずに損している
嫌われないか不安で断れない
断ことに罪悪感を感じてしまう
というあなたが、良好な人間関係を保ちながら、嫌なことはきっぱりと断われる人になるための方法を解説します。
“断れない性格の治し方”を調べると出てくる情報は
強い意志を持って断りなさい
他人よりも自分を優先しなさい
断って嫌われても気にしないようにしなさい
上手に断る方法を身につけなさい
というものがほとんどです。
これらは単なるアドバイスでしかなく、頭では分かっているけど断れない、嫌われたらどうしようと気にしてしまうから悩んでいるのだと思います。
なぜ、嫌なのに断れないのか?
断ると相手から嫌われてしまうと感じてしまうのか?
断ることに罪悪感を感じてしまうのか?
あなたの断れない性格を作っている原因を特定して解消することで、無理をせず相手に配慮しながら自然と嫌なことはきっぱりと断れる人になるための方法を解説します。
なぜ、嫌なことを断れないのか?断ることができない性格の原因
なぜ、頼みごとや誘われた時に、嫌なのに断れないのでしょうか?
それは、もし断ったら何か不都合なことが起こるという信じ込みを持ってしまっているからです。
頼みごとや誘いを断ったら…
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・嫌われるかも、怒られるかも
・自分の評価が下がってしまうかも
・相手を傷つけたり不快な気持ちにさせてしまうかも
・相手に悪いのではないか
・相手に不利益を与えてしまうのではないか
・信頼をなくしてしまうのではないか
・裏で悪口を言いふらされるのではないか
・もう二度と誘ってもらえなくなるのではないか
・愛想をつかされて見捨てられてしまうのではないか
・もう仕事を頼んでもらえなくなり収入が減ってしまうかも
・人の役に立つのが立派な人だ、頼みごとを断るのは立派ではない
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このような”信じ込み”があるから、不安になってしまい断れないんですね。
その断れなくさせている信じ込みは、何が原因でとこからきているのでしょうか。
それはその多くが自己肯定、自己評価、自己容認、自己承認の低さによる自信のなさからきています。
頼みごとや誘いを断ったくらいで、嫌われてしまう、評価がさがってしまう、人が放れて言ってしまうほど、自分は価値のない存在、ダメな存在だと感じてしまう。
自己評価が低いため、割りに合わないことも受けてしまう、嫌な誘いを断れないのは、自分の本当の気持ちより相手を優先してしまう、相手に嫌われないように、相手によく見られたいということを優先してしまうのです。
自己評価が低いため
・断ったら嫌われてもう相手にしてもらえなくなる
・自分なんかより他人を優先しなければならない
・他人の期待に答えなければ自分に価値がない
・誘いを断ったら相手を否定することになる
・頼みごとを引き受けないのはダメな人だ
というように感じてしまうのです。
自己否定の信念を解放して、健全な自己承認と自己肯定感を養うことで、自分の気持ちを大切にできるようになり、他人に配慮しながら、自然と断ることができるようになっていきます。
断れない性格を改善して断れる人になるためのワーク
なぜ、何のために断れる人になりたいのかの目的を明確にする
なぜ、何の目的のために断れる人になりたいのかを明確にします。すると脳が目的達成のために働いてくれるからです。
例えば、勉強するとしたら、○○大学に合格するといった何か目的がないとやる気がしないと思います。
目的は、嫌なことをやりたくない、という何かが避けるという表現ではなくポジティブな表現にしてください。嫌なことを避けるだと、嫌な避けたい現実がある、と嫌なことに焦点が当たるので、脳の不安や恐怖など苦痛系が反応をするからです。
嫌なことをやりたくない → 自分のやりたいことに時間を使う
断れる人になるメリットを考えてみて、目的を考えてください。
自分が一緒にいたい人とだけ時間を過ごすため
自分の納得した収入の仕事だけを受けるため
自分の気持ちに正直に、自分を大切にするため
自分の時間を自分のやりたいことに使うため
といったように断れる人になったらどうしたいかポジティブな目的を選定してください。
断れる人になると宣言をする
まず最初に、今までは自分の意思で断れない性格の自分をやっていたことを認め、これからは○○の目的のために自分の意思で断れる自分になるということを宣言します。
今まで自分の意志で断れない性格をやっていた、そして自分の意志で断れる性格に変わるということを自覚、認識して決意することがポイントです。
断れるかどうかは他人に左右される、よく分からないけど性格だからというようにあいまいだと、脳は変化しなくてもよいと判断して変化が起こらなくなってしまいます。
宣言文の例
「今まで私は、自分の意思で人からの誘いや頼み事を断れない性格をやっていました。これからは自分の意思で、断りたい時はきっぱりと断れる自分になります。そうすることで本来のやりたいことだけをやる自由な自分を取り戻します」
このような感じで自分がしっくりくるような宣言文を作ってできれば力強く声に出して宣言してください。
脳が働き出して断らない性格を直すことに協力してくれるようになります。
今までの長年の習慣から変化しようとするので、宣言をしても抵抗感や不安な気持ちも湧きあがってくると思いますがそれは自然なことなので問題ありません。
断れない性格を作っている信じ込みを洗い出す
まずは、あなたの断れない性格を作っている信じ込みを洗い出して明確にします。
次の質問に答えてください。
質問1.あなたはどのような場面で断ることができないですか?あなたが断れなくなるシチュエーションを全て書き出してください。
質問2.質問1で書き出した各答えに対して、もしあなたが断ったらどのようなことをが起こると思いますか?それぞれ書き出してください。
例:
友達からの誘いを断れない → 嫌われて二度と誘ってもらえなくなるののではないか
上司から自分の仕事では無い仕事を頼まれても断れない → もし断ったら → 評価が下がって昇進に響くのではないか
町内会やPTAの役員を頼まれたときに断れない → もし断ったら → 無責任な人だと思われる
質問3.質問1と質問2で書き出した答えから、どんな信じ込みがあると思いますか?
例:
友達からの誘いを断れない → 嫌われて二度と誘ってもらえなくなるののではないか
→誘いを断ったら嫌われるほど価値がない
町内会やPTAの役員を頼まれたときに断れない → 無責任な人だと思われる
→無責任なのはいけないことだ
質問4.過去に実際に何かを断った時に、相手から言われたり、された体験はありますか?あれば何を断った時に何を言われたり、されたかを書き出してください。
質問5.あなたが何かを断ったことで、相手からこういう人だと思われたくない、こういうことをされたくないと思うことを思いつく限り書き出してください。
例:使えない奴だなと思われたくない、 仲間外れにされたくない、自分のいないところで悪口を言われたくない、もう二度と誘わないと思われたくない
質問6.何かを断ったという理由以外で、質問4で答えたようなことをされた体験があれば書き出してください。
例:
仲間外れにされたくない
→過去に仲間外れにされたと感じた体験
自分のいないところで悪口を言われたくない
→悪口を言われていた体験
もう二度とこいつを誘わないと思われたくない
→誰からも誘われず孤独を感じた体験
・感情や本音を紙に書き出す
紙と鉛筆を用意してください。
自分の断れない性格、断ったら嫌われないかという不安、過去に断れなくて嫌な思いをした体験、断わることにる罪悪感、断れないのをいいことに嫌なことや無理難題を要求してくる人に対して、など自分が断れないことに関することならどんなことでも良いので自由に紙に書き出してください。
きちんとした文章になってなくても構いません。どんな汚い言葉でも感情を感情や気持ちや本音を書き出すように文句でも悪口でも言いたいことでも何でも構いません
何で自分は断れないんだろういつも断れなくて人にいいように使われて損してる、こっちが断れないことを言うことにいつもつけこんでくる連中にムカつく!人をいいようにこき使いやがって
断って嫌われたらどうしよう嫌われたくない孤独になり一人になりたくない仲間外れにされたくない悪口を言われたくない
頼まれたことをやってあげてるのにあいつはいつも感謝もしてくれないし褒めてくれない
このように自分の感情や本音を吐き出すように自由に書き出してください。
これは今まで溜め込んできた感情を吐き出すことができるとともに、自分が持っている信念を明らかにすることができます。
先ほどの質問の答えと紙に書き出したことを第三者視点で淡々と眺めてみてください。そして、なるほど自分はこのように思っていたのだと認識してみてください。
断れない性格を作った体験の記憶を処置する
本来なら断るべきときに断れないという性格は、過去の体験により持ってしまった信念により作られています。
体験の記憶:小学校の時に仲間はずれにされた
記憶に対する意味づけ:拒絶された
湧き上がる感情:劣等感、孤独感
信念:(仲間はずれにされたから)自分はダメで価値がない人間だ
このような体験の記憶にネガティブな意味づけをしたまま持ち続けていると、断ったらまた仲間ハズレにされてるのではないかと不安や恐怖が湧きあがってきて断れなくなってしまいます。
先ほどの質問に答えて、断ったらこうなると感じることを過去にされた体験の記憶や、実際に断った時に嫌な目にあった記憶を処置して、信念を解放します。
中学生の時にクラスで仲間ハズレにされた体験の記憶
友達の誘いを断ったら無視されるようになった体験の記憶
このような断れない性格を作っている記憶の影響をなくすことで、断ったら酷い目に会うのではという恐れが小さくなります。
・記憶の内容の変更(体験の記憶をやり直す)
・記憶に対する意味付けの変更
・体験から学びや教訓を得て昇華させる
・記憶そのものを無力化する
記憶の内容や自分のしっくりくるやり方で記憶を処置して無力化してしまいます。 一つの記憶に対して複数の方法をやるのもとても効果的です
それでは各方法の具体的な解説手順を解説します。
記憶の内容の変更(体験の記憶をやり直す)
人間の脳は実際に体験したことイメージ臨場感を伴ってイメージした事の区別を付けず同じものとして処理します。これを利用したのがイメージトレスポーツ選手などがやるイメージトレーニングです。柔道の金メダリストの谷亮子さんも大会の前は長時間おこなっていたり、フィギュアスケートの羽生結弦選手も現地までの飛行機の十数時間ずっとイメージトレーニングしてるそうです。
このやり方は軽い催眠状態(寝る前のぼーっとリラックスしてうとうとしたような状態)に入って 別の内容をイメージしたり新しいこうしたかった体験にやり直します。
記憶を思い出すので、トラウマのような強いショックを伴ったような体験の記憶にはあまり向きません。その場合は後で説明する記憶を無力化する方法で処置を行ってください。
断れない性格を作ったと思われる過去の嫌な体験の記憶
過去に断ったら酷い目にあった記憶
この内容を別の内容にしたり別の体験としてやり直しということを行います。
今回変更したりやり直したい記憶を体験の記憶を一つ選んでください。
それでは実際の手順を解説します。
一人で静かになれる場所で椅子に座るか横になって目をつぶってください。鼻から息を吸ってゆっくりと10秒ぐらい、できる人は30秒ぐらいかけて細く長くゆっくりと吐き出してください。
それを数分間続けてリラックスしてボーっとなったら今の年齢から一歳ずつその その体験した時の年齢まで遡ります。
あなたは今25歳の会社員であれば、24歳、23歳、新入社員の時、大学生の4年3年2年というように若返ってるようにイメージしてください。
そしてその対象の記憶の場面をイメージしてください。
その記憶をイメージの中で自由に内容を変更するか、やり直します。
その当時の自分より今の当時よりも大人になった自分であれば自分であればもっとうまくやれたということもあると思います。
例えば、クラスで孤立してしまったけど本当はみんなと仲良くしたかったというのであればその場面をイメージしてください。
もう一度やり直すのであれば、
・自分の本当の気持ちを伝えて理解してもらう
・話し合って和解したり仲直りする
・文句を言って辞めさせる
・相手の弱点の例えば相手、親、上司、先輩などを連れてきて叱ってもらう
相手に対して腹が立つ気持ちが今も収まらないのであれば、
・文句を言ってコテンパンに論破する
・格闘家を連れてきてボコボコにやっつけてもらう
というのでも構いません。恨みを晴らす仕返しするというのではなく、あくまで自分はもうこの体験に折り合いをつけて卒業して前に進むためという気持ちでやってください。
過去に断ったら嫌われてしまった体験であれば、イメージの中で相手に
・自分の本当の気持ちを伝えて理解してもらう
・話し合って和解したり仲直りする
・こちらが悪いと思っているのであれば謝って許してもらう
といった自分がこうなったら気が済むということをイメージしてみてください。
もうその体験から卒業すると決意していると、不思議とイメージの中で和解できたり、相手が謝ってきたりします。
自分の気が済むまで内容を書き換えたり、やり直します。満足して満たされたような気持ちになったらその場面をまばゆい光で包んでください。
別の体験の記憶もがあればあって今それも変更したければ好きなように変更したり新しい体験にやり直してください。
そして今やりたい記憶が全て終わったら現在の年齢まで戻ってきます。
戻ってくる際に、新しい体験をした自分として成長してきたらどのようにどのような人生になっているかをイメージしながら現在に戻ってきてください。
自信に満ち溢れて、堂々と断れる自分として成長してきたらどのような体験をしているかをイメージしながら現在の年齢まで戻ってきてください。
記憶の意味づけを変更する
記憶の意味づけを変更するワークはこちらを参考に実践してください。
体験の記憶から学びや気付きを得て昇華させる
体験の記憶から学びや気付きを得て昇華させるワークはこちらを参考に実践してください。
記憶を無力化して影響力をなくす
記憶を無力化して影響力をなくすワークはこちらを参考に実践してください。
自己肯定、自己容認、自尊心を養う
断れずに何でも言いなりになってしまう人は、自信がなかったり、自己肯定感が低く、自己容認ができていない傾向があります。
そのため、相手に悪いのでは?嫌われてしまうのでは?と自分の本当の気持ちよりも他人を優先してしまいます。
例:自分には価値がない(自己否定) → 自分はそのままで価値がある(自己肯定、自己容認)
自分は価値がないと思っているから、断ったら嫌われてしまう、相手に悪い、自分が断ったせいで相手を不快にさせるのでは感じてしまうのです。
自分は価値がないと思っているから、嫌なことを受けることで価値のある人になろうとします。
自分には価値があると思っているので、自分は価値があるから嫌なことはしない、と自分を大切にでき、仮に断って嫌われたとしても、そんなことで自分の価値は下がらない、と思っているので断ることができます。
自己肯定、自己容認をするワークはこちらの記事を参考にして実践してください。
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どうしても断れない状況の時の解決法|苦痛や不満の出ない受け方
頼みごとの中には、仕事などでどうしても断れない、やらなければならないということもあるでしょう。
そんな断れないという状況でどうしても受けなければならないという時の対処法を解説します。
受ける時は自分の意思でこのような目的でやると置き換える
人は、自分の意志ではなく無理やりやらされてる、誰かに嫌々やらされてる、仕方なく無理やりやっていると感じる時に強くストレスを感じそして不満を感じます。
上司から仕事を頼まれて、嫌だなあ、でもやらないと怒られる、評価がさがるから、と嫌々仕方なくやると、不満が出るしストレスが溜まります。
どうしても断れない頼みごとを受ける場合は自分の意思でこのような目的でやると決めてからやります。
同じことでも嫌々やるのと、自分の意思で目的を持ってやるのとでは、脳の反応が180度変わります。自分の意思で目的を持ってやると脳の苦痛を感じる部分が反応しません。
ですので、どうしても受けなければならない時は、自分の意思で、こういう目的の為にやってるんだ、と置き換えます。
例えば
やり遂げたという自信や実績になる
仕事の能力がアップする、スキルアップになる
自分がこれをやれば会社の売り上げがあがる
スピーチを頼まれたけど、人前で話すのが苦手だから練習してスピーチ力をつけるいい機会ではないか
こうすれば無理矢理やらされているわけではないのでやる気も出たり不満やストレスが小さくなります。
注意:自分の意思で目的を持ってやるといっても一つ注意点があります。
それは、褒められるため、感謝されるため、評価されるため、といった他人の評価を目的にしないことです。
これだと、もし褒められなかったら「こんなに大変な思いをしてまでやったのに褒めてくれない!」と不満が出るからです。
あくまで、自分の意思で、自分の目的の為にやる、というように置き換えます。
自分で自分を褒めるのは構いませんし、他人から褒められた時に喜ぶことは問題ありません。
上手な(ストレスの溜まらない、相手を不快にさせない)断り方
断る時も自分の意思で自分の目的のために断る
断る時も、軸を自分でなく相手にしてしまうと、断れなかったり、苦痛や不安を感じやすいです。
断る時には嫌なことを避けるのではなく、自分の意思で自分の目的のために断るということが大切です。
断る理由が、行くのが嫌だから、面倒だから、苦痛だからと漠然と嫌なこと(デメリット)を避けるためだと、断る時に相手に嫌なのが伝わってしまいますし、断ったことに対する罪悪感など嫌な感情が湧いてきてストレスになるからです。
受けた時、断った時のメリットを考える
多くの人が「受けたら面倒だ」「断ったら嫌われるかも」といったように、受けた時も断った時もデメリットのことばかり考えていると思います。するとどちらもデメリットに焦点を当てているので、受けるのも断るのも苦痛を感じてしまいます。
ですので、受けた時、断った時のメリットの方を考えます。
例えば、知人に美術館に誘われたけど全く興味ないし行きたくない
行った時のメリットを考えてみます。
興味がないけど一度体験してみるのも良いかもしれない
行ってみたら意外と興味が出るかもしれない
素晴らしい芸術に触れることで見識が広がるかもしれない
今まで知らなかった知識が身につくかもしれない
話題として使えるかもしれない
といったようにメリットを挙げてみます。もしかしたら、行きたくなかったのが行きたいという気持ちに変わるかもしれません。
断りたい理由もできるだけメリットで考えます。
忙しかったから一人でゆっくりする時間に当てたい
勉強やスキルアップのために時間を使いたい
理由が「相手に興味がない」「気が乗らないから行きたくない」だとしても、自分の行きたくない気持ちを大切にする、といったようにメリット側の理由に置き換えます。
受けるメリットと断るメリットを照らし合わせて、受けるか断るかを決めます。
条件を譲歩する、別の条件を提案する
譲歩できることや条件付なら受けてもよいと思えることがあれば考えてみます。
例えば、
仕事を頼まれたなら、このぐらいの量でこのぐらいの期日までだったら受けてもいい
誘われた時に、今日は行けないけど来週だったらいい
全ての時間は参加できないけど短時間ならOK
といったようにこれならば自分も不快にならずに受けてもいいかなと思えるようなことを考えてみましょう。
何かの役員や幹事などを頼まれた場合、面倒なことを押し付けられた、自分だけ不公平だと感じると不満が出てやるのが苦痛になります。
断れない状況の場合は、不平等なので平等に決めようと提案します。くじ引きで決めれば平等ですし、当たってしまった場合も平等だから仕方ないと不満が少なくなります。
どうしても受けることになった場合は、嫌々やるのではなく、前述のように、やればスキルや能力が身につく、いい経験になる、みんなの役に立つといった、自分の意思でポジティブな目的を持ってやるように変換することで、不満や苦痛が小さくなります。
相手を不快にさせない上手な断り方
断るときは、できるだけ相手を不快にさせないように上手に断りましょう。そうすると断りやすいし相手との関係も良好に保つことができます。
喜び、感謝、謝罪の気持ちを伝える
誘ってくれて嬉しい、ありがとう
せっかく頼んでくれたのに、ごめんね
感謝や謝罪の気持ちを伝えた上で
予定があるから
やらなければならないことがある
自分の仕事で今は手がいっぱいだから
体調が優れないから
好きな人がいるから
断る理由を伝えます。誘われたけど相手に興味がないといった場合などの時は、傷つけないために嘘の理由になってしまうのも仕方ありません。相手を傷つけず、関係を良好に保つための嘘です。
相手に気遣うと言っても、本当はその人と行きたくないのに「また今度時間があれば」「また誘って」などと言ってしまうと、また誘われて次は余計に断りづらくなってしまいますので、きっぱりとした理由で断りましょう。
恋愛で興味がない異性から誘われた場合の断り方
興味のない異性から誘われた時に、その人が好みでない、興味がないという理由以外に、正当な断る理由がないということもあると思います。
好みでない、興味がないということを正直に言ってしまうと、相手が怒ったり不快な気持ちになったり何かトラブルになるかもしれません。
かといって、可能性があると思われるようなことを言うと、諦めてくれないということになってしまいます。
断る理由として嘘をつかなければならない場面も出てきてしまうと思います。それは相手を傷つけず円満に解決するための嘘です。
別の予定がある
仕事や習い事や勉強が忙しくて時間が取れない
今は異性と二人でどこかに行ったり、恋人を作る気はない
前に付き合ってた恋人が忘れられずまだ吹っ切れないでいる
好きな人がいる
全く興味がない異性であれば、今日は別の予定があるので、だとまた誘われる可能性があるので、相手に期待を持たせないようにきっぱりとした理由で断りましょう。
もう少し相手のことを知ってから、仲良くなってなら誘いを受けても良いかなと思う気になる異性の場合は、きっぱり断ると次に誘ってもらえなくなる可能性があるので次に繋がるような断り方をします。
今はこういう理由で誘いを受けることはできないけど、もう少しお互いを知ってから、仲良くなってなら とそのまま答えてもいいですし、また今度機会があったら、今の気持ちが吹っ切れたら、といったように今後可能性があることを伝えます。
もしくは、これならいいという条件があればそれを伝えます。
二人ではなく何人かで行くのであれば構わない
軽いお茶程度であれば構わない
といったように代替案を示すのもよいです。
嫌だけど相手が仕事の上司などその後も付き合いがあり、関係をあまりこじらせたくないという人の場合は
全く相手に興味がなかったとしても
お誘いいただいて嬉しいです
誘っていただいてありがとうございます
といったように誘ってくれたことに対して感謝の気持ちをは伝えた方が角が立ちません。
その上で、好きな人がいる、習い事や勉強が忙しい、恋人がいるなど理由を言って断りましょう。
勧誘やセールスの断り方
勧誘やセールスはとにかく初期アプローチできっぱりと断ることが大切です。
初動で断れば時間も短くて済みますし、言うことをテンプレ化してしまえば、一瞬だけ気を強く持てばできやすいです。
話を聞いたり説明会などに足を運んでしまうとどんどん押しに負けたり、余計断りづらくなってしまいます。
話を聞いたり曖昧な態度を見せてしまうと相手も押せば行けそうと思って説得にかかってきます。
セールスや勧誘をする人は落とせそうな押しや気の弱い相手を選んでいるので、可能性の低い人の説得に時間の無駄なので諦めて次に行ってくれます。
断れる人になる練習だと思って対応してみましょう。
電話の場合
電話だったら相手がセールスの話をしてくる前に、話し始めても被せるように「興味ありません、失礼します」と言って切ってしまうのが最適な方法です。
相手が名簿などを見て携帯にかけてきて、こちらの個人情報を知っている場合は「○○さんの携帯ですか?」と言われたら、「違います」と言って切ります。
名前を聞かずに話し始めても「どちらにかけてますか?」と聞いて名前を言ったら「違います」、「興味ありそうな方にランダムにかけてます」とかなら「興味ありません」と言って切ります。
いろんな業者からかかってくる度にあえて通話に出て「違います」と言い続けることで、そのうち名簿から削除されてかかってこなくなります。
自宅の場合
自宅のインターホンに出てた場合は、セールスだとわかったら相手が何か喋ってる途中であろうが「すいません、興味ありません、間に合ってます」と言ってすぐにインターホンを切ることが大切です。
それでも何度もインターホン押してくる場合は「録音しています、これ以上インターホンを鳴らしたら警察に通報します」と言って切りましょう。
もしドアを開けて出てしまった場合は、断ってそれでも引かない場合は「録音しています、帰って頂けない場合は警察に通報します」と告げます。実際に録音していなくても構いません。
それでも帰らないようでしたら「不退去罪で警察に電話する」ということを告げます。
このような知識があって毅然とした対応してくる成約が難しそうな人に対応するより、別の気の弱い人を探した方が早いので諦めてくれます。
友人や知人からの勧誘やセールスの断り方
友人や知人からの勧誘やセールスだと断りづらいこともあると思います。
友人や知人であっても、何かのビジネスやセミナーや宗教の勧誘、商品をセールスされた場合は、興味がない、必要ないときっぱりと断ることが大切です。
これも中途半端に興味を示さずに、自分は一切行く気がない、買う気がないということを伝えます。
ここでも自己否定の信念が強く、自己肯定感が低く自己容認ができていないと
受けてあげなければかわいそうなのではないか
相手を不快にさせ怒らせてしまうのではないか
断って関係が壊れてしまったら嫌どうしよう
と自分のことよりも相手のことを優先してしまいます。
ですので、前述の断れる人になるためのワークを実践して、断れる人になっておきましょう。
断ることに抵抗感や罪悪感やネガティブな感情が湧いてくる場合の対処法
自己肯定、自己容認が出来てくると、断ることや断った後に不安や罪悪感が少なくなってきます。
長年の習慣なので、変化するまでは罪悪感や不安などが湧いてくることもあるでしょう。
その場合にはその感情を溜め込んだり後にひかないようにセドナメソッドという方法でその場で消化して手放してしまいます。
セドナメソッドのやり方はこちらの記事を参考に実践してください。
断る時や断った後に嫌われたらどうしよう、相手に悪いことをしちゃったななど不快な感情が湧いてきたらセドナメソッドの手順で手放してください。
その場で不快な感情がスーッと消えて普通の状態に戻ります。
不安や恐れから断ると余計に誘われたり、相手から嫌われやすい
断ったら嫌われるのではないか、 評価が落ちるのではないか悪口を言われるのではないかと、ビクビクしていると自信のなさが相手に伝わって、押せばいけるのではと思わせて、余計に頼んできたり誘われたりします。
また、断ったら嫌われるのではとビクビクしていたり、断ったら悪いと罪悪感を感じていると、それが相手に伝わって断った時に相手から不快に思われやすいです。
自己評価が高く自己容認できていていれば、自分は断ったくらいで評価がさがるほど、価値のない人間じゃないと思っているので、気にすることなく断ることができます。
自分がやりたくないことは自信を持ってきちんと断ることができるので、相手もスッキリと諦めてくれることが多くなります。
自分のやりたくないことは断ってやりたいことだけやって好き勝手自由に生きているのに、自由に生きているのに人気があって評価されている人もいませんか?
自己肯定、自己容認が出来ているので、自分のやりたくないことを堂々と断ることができるのです。
ですので、自己否定の信念を手放して、自己肯定、自己容認ができるようになりましょう。
断られてどう感じるかは相手の問題
きちんと自分の気持ちに正直に正当な理由で断って、こちらには一切非がなくても、相手の性格によっては断られたことを不満に感じる人もいると思います。
でも、それはあなたの問題ではなく相手の問題です。相手がどんな気持ちになるかはこちらはコントロールすることもできないし感知することもできません。
どう思うかは相手の問題だ、と切り離して考えることが大切です。
ここで自己肯定や自己受容ができていないと、断ったら嫌われないだろうか?相手を不快にさせないか?とビクビクしてしまい、相手に主導権を渡してしまいます。
きちんと自己肯定や自己受容ができていると、断られて不快なるのは相手の問題であり、どう思うかは相手の問題と自分と切り離して考えることができます。
自己否定の信念をできるだけ手放して、自己肯定、自己受容を養っていくことが大切です。