いつも自分だけ周囲から蔑ろにされるんです。ちゃんと周りに気を使っています。なぜなのでしょうか?
いつも周囲の人から蔑ろにされる
どこに行っても舐められる、雑に扱われる、軽んじられる
自分だけ冷たくされる、空気扱いされる
よくバカにされたり見下される
自分を蔑ろににする人とばかり縁ができてしまう
のはなぜなのでしょうか?
いつも人から蔑ろにされるのには原因があります。
その原因を解消することで自然と人から受け入れられ、大切にされて、愛される人に自然と変化していきます。
いつも他人から蔑ろにされ、軽く扱われる原因
あなたがいつも他人から蔑ろにされてしまう根本原因は、無意識下の否定的な信念(メンタルブロック)に原因があります。
人間の脳には無意識下の信念を前提として考え、選択、行動する働きがあります。
そのため無意識下に
自分はダメで無価値な人間だ
自分は誰からも大切にされない
自分は蔑ろにされ軽んじられて当然だ
自分のような人間は嫌われて疎まれる
自分は無視される
自分は魅力がないつまらない人間だ
といった信じ込みを持っていると、脳がそれを前提にして考え、判断し、言動をするようになります。
そのため
ダメで無価値な人がするような言動をしてしまう
ダメで無価値な人の雰囲気、負のオーラが出てしまう
嫌われるのではとビクビクしてしまう
嫌われないようにいい人を演じてしまう
本当の自分を隠して壁を作ってしまう
などの行動を意識的、無意識的にしてしまいます。
なので相手から「なんかこの人といると居心地悪いな」と感じられてしまい、蔑ろにされたり無視されやすくなるのです。
また、人間は人は脳のミラーニューロンという部位で無意識に相手のセルフイメージを察知して同調し合っています。
こちらが「自分は無価値でダメな人間だ」と自分を嫌って否定していると、相手も無意識にそれに同調してしまいます。
だから相手は「この人は無価値な人だから雑に扱っていい」と無意識に感じてしまうのです。
このようにして、自分が信じている通り「やっぱり自分は無価値な人間だ」と感じるような現実を脳が呼び寄せます。
「自分は価値がない」といった否定的な信念は過去の体験、多くの場合幼少期の親子関係が発端になっていることが多いです。
例えば、幼少期に親から否定されたり、無視されたり、邪魔者扱いされて育ったことにより「自分は価値がない邪魔でいらない人間なんだ」と信じ込んでしまいます。
いい人なのに蔑ろにされるのはなぜ?
いい人でいつもニコニコしている
相手に気を使って大切にしている
頼まれごとや付き合いに応じている
それなのに軽んじられ雑に扱われてしまうのはなぜなのでしょうか。
それは、あなたがいい人をしている動機が先ほどあげたような
自分は価値がない
自分は嫌われる人間だ
自分はつまらない魅力のない人間だ
という否定的な信じ込みからきているわけです。
嫌われないように、好かれようとして、価値がある人になろうとして無理にやっているため
いい人だけどなんか本音や自分を隠して、壁を作っている
よそよそしくてぎこちない
人に媚びへつらっている感じがする
いろいろしてくれるけど押し付けがましい
気を使って無理をしている
いつも言いなりになる
このようなことが相手に伝わって蔑ろにされてしまうのです。
自分を否定して嫌っていると他人からも否定されて嫌われる
あなたが他人から、
蔑ろにされる、否定されている、大切にしてくれない、雑に扱われている
と感じるとしたら、それはあなたがあなた自身を
蔑ろにしている、否定している、大切にしていない、雑に扱っている
ということです。
「どうせお前なんかダメで無能だし、価値がない、そんな自分など大嫌い」だと自分自身に思っていないでしょうか。
自分の本当の自分や本音を偽って、無理に相手に合わせたり気を使っていないでしょうか。
こんな自分はダメだと否定し嫌って、自分の気持ちや本音を偽り我慢、無視しているので、自分を蔑ろにしているので、それが反映されて他人からも蔑ろにされてしまうのです。
どのようにして蔑ろにされる原因を解消するのか
蔑ろにされる根本的な原因は、過去の体験から無意識に入ってしまった
「自分はダメで無価値で嫌われる」といった否定的な信じ込み、トラウマ、心の傷、抑圧された 未完了の感情に原因があります。
心理ワークを用いて、 過去の記憶 や 無意識下にアクセスして
否定的な信念や トラウマや心の傷や抑圧されたままの 未完了の感情を解消します。
そして心理ワークで自己受容をして自己肯定感を養っていきます。
すると
自分は価値がない → そのままの自分で価値がある
というように無意識のデータが書き換わります。
すると、無意識に価値がある人として振る舞ったり行動したり雰囲気や オーラが出るようになります。
「そのままの自分で価値がある」と思っているので、心を開いて自然体で人と接することができるようになります。
相手もこの人といると居心地がいい、なんか魅力を感じるようになり価値を置いてもらえるようになります。
それでは人から蔑ろにされる原因を解消して、人から大切に扱われるようになる人に変化するワークに入っていきましょう。
人に蔑ろにされる原因を解消して大切に扱われる人に変化するワーク
人から蔑ろにされる原因の信念と未完了の感情を洗い出す
次の質問に答えてください。
質問1.あなたが他人から蔑ろにされるというのは、具体的に誰から何をされるのですか?
例:いつも自分だけ空気のように扱われる
自分だけ冷たくされる
見下されたりバカにされる
友達からドタキャン、貸した物を返さない、他の人を優先される
質問2.質問1で書き出したことをされた時にどのような思いや考えが湧き上がってきますか?
例:どうせ自分など価値がないんだ
どうせみんなから嫌われてる、つまらない人間だ
質問3.質問1で書いたようなことをされた時にどのような感情が湧いてきますか?
例:悲しい、寂しい、無価値感
質問4.あなたは、なぜ自分が人から蔑ろにされたり軽く扱われると思いますか?
自分がどんな人間だから蔑ろにされたり軽く扱われると思っていますか?
質問5.あなたが人から嫌われないように、好かれようとして取っている行動があれば書き出してください。
質問6.本当は他人にどう接してほしいと思っていますか?
質問7.質問6で書き出した他人に扱って欲しいことに対して、なぜそのように扱って欲しいのでしょうか?そうしてもらうことでどんな感覚や感情を味わいたいのでしょうか?
質問8.あなたはいつ頃から質問1で書いた体験をしたり質問2と3で書いたように感じていましたか?
物心ついた時からそう感じていた場合は幼少期の親子関係に原因があることがほとんどです。
質問9.過去に蔑ろにされた、軽く扱われた(嫌われた、拒絶された、否定された、無視された、見捨てられたなども含む)と強く感じた体験を書き出してください。また、一番最初にそう感じた体験を憶えていれば書き出してください。
本音や感情を吐き出し自覚する
紙と鉛筆を用意してください。
今まで他人から蔑ろにされ、軽く扱われてきたことや、自分に酷い仕打ちをした人にたいする文句、愚痴、批判、罵倒や、蔑ろにされる自分自身に対して思うことなどを書きなぐってください。
自分が持っていた信念や本音や感情が明らかになるとともに、自覚することができます。
本音なのでどんなにドロドロとした汚い言葉でも構いません。
なんでいつも自分だけいつも自分に話しかけないし空気のような扱いをするんだ、こちらは気を使ってニコニコ話を聞いたりいろいろしてるのに
何で自分だけバカにされ見下されるんだ、なんで誰も自分を大切にしてくれないんだ、もう疲れた
どうせ自分なんかつまらないダメでつまらない価値のない人間なんだ
といったように出てくるまま書き出してください。
あまり自分から感情を込めず、内から出てくるものを吐き出すように書き出してください。
感情が収まってきて書く意欲がなくなってきたら終了してください。
これを行うことで自分が持っていた信念や、無意識下に溜め込んでいた感情が明らかになります。
人に蔑ろにされる原因の信じ込みを解消するワーク
先ほどの質問に回答した内容と感情や思いを書き出した書き出した紙を見てください。
ここにあなたが人から蔑ろにされてしまう原因の、自己否定や劣等感その他指定的な信じ込み、トラウマ、未完了の勘定などがあらわになっていると思います。
それを元にして心理ワークを用いて解消していきます。
信じ込みや感情は過去の体験の記憶と紐付いています。
過去の記憶にどんな意味付けをしているかによって、どのような新年になりどのような感情が送致されるかが決まります。
過去の記憶:幼少期に親から無視され邪魔者扱いされた
信念:自分は存在価値がない
感情:悲しみ、劣等感、無価値感
心理ワークで無意識にアクセスして記憶を処置したり感情を未完了の感情を解消したり心の傷を癒すことで信じ込みを外していきます。
人間の脳は過去と現在、現実とイメージの区別をつけないという性質があります。
なので心理ワークで無意識下にアクセスして、処置することで記憶そのものや過去に対する過去の記憶に対する解釈が変わります。
・過去の体験をやり直す
・過去の記憶に対する意味づけや解釈を変える
・過去の体験から学びや気づきを得て昇華させる
・過去の体験の記憶を無力化する
・未完了の感情を吐き出す
・今の自分が傷ついたままの幼少期の自分を癒してあげる
といったことをすることで「自分はダメで価値がない」といった否定的な信じ込みが外れていきます。
否定的な信念、トラウマ、心の傷、未完了の感情を解消するワークはこちらの記事を参考に実践してください。
自己受容をして自己肯定感を養う
否定的な信じ込みを外してブレーキが外れたら、今度はプラスの方向に信じ込みを入れていきます。
自己受容や自己肯定感とは、長所や何かができる自分だけではなく、短所、欠点、何かができない、弱い、情けない、腹黒い自分なども含めてそれが自分だと認めて受け入れている状態です。
どんな自分であっても価値がある(何かができるできないと自分の存在価値は関係ない)
ここにいていい、生きていていいと無意識レベルから実感できている状態です。
どんな自分でもOKと思えているので、人前でも変に自分を演じたり、こびたりすることなく自然体で心を開いていられるようになります。
そうすると相手も居心地の良さや魅力を感じ、慕われて大切にされるようになってきます。
また、最初に解説したように、人間の脳には無意識の信念通りの人になろうとする習性があるので、「そのままの自分で価値がある」と無意識に入っていれば
脳が無意識に価値がある人間として言動するように働きかけます。
価値がある人の雰囲気やオーラや魅力が醸し出されるようになります。
そして、相手もミラーニューロンでこちらのセルフイメージに同調して、無意識にあなたに価値を感じてくれるようになります。
自己受容をして自己肯定感を養うワークはこちらの記事を参考に実践してください。
新しい自分として意識的に行動をしてみる
・自己否定などの心理的なブレーキを外す
・自己肯定感を養い自分を受け入れて自信をつける
これらを行っていると、自分では気づかないうちに自然体で心を開けるようになり、他人から好意的に接してもらえることがだんだん増えてくると思います。
それと合わせて、できる範囲で意識的に行動して慣れさせていきましょう。
今まで人から嫌われないように、好かれようとしてやっていた行動を少しずつやめて、目標に設定した人がやるような行動をしてみます。
価値がある人、自分を大切にしている人がすることを意識的にしてみましょう。
頼みごとを何でも引き受けていたのを断ってみる
自分の思っていることや意見を言ってみる
自分の話をしてみる
嫌われないためではなく、純粋に興味を持って話を聞いてみる
お世辞ではなく、純粋に良いと思ったところを褒めてみる
あなたが変わったことで、あなたから離れていく人もいるかもしれません。
それで離れていく人は
あなたがいい人や作った自分で接していたから
あなたを言いなりになって都合がいいから
見下したりバカにしたりマウントが取れるから
一緒にいた人です。
あなたがそうでなくなったため、あなたを蔑ろにするような人が自然と離れていくということです。
そのような人が離れていっても、本当のあなたと波長が合って受け入れてくれる人が現れます。
なかなか変化を感じない時は
ワークを行ってもなかなか変化を感じない時は次のようなところをチェックしてください。
無意識の否定的な信念心の傷未完了の感情がまだ残っている
人によっては最初はワークを行ってもなかなか事故否定が取れない、人前にすると人前に出るとやっぱり自分は無価値で蔑ろ用意される人間だと感じてしまう
他人の些細な言動を自分がやっぱり自分は価値がないから蔑ろにされたんだと受け取ってしまう
相変わらず他人が自分のことを蔑ろにしてくる
といったこともあると思います。
それも無意識レベルからまだ新年が外れていない
まだ未解消の心の傷やメンタルブロックがある
西岡のまま抑圧されている感情がある
と言ったことが原因です。
今の自分でいることでメリットを感じている|変化への恐れ
人は今までの自分から変化することに不安や恐怖を感じる生き物です。
人から蔑ろにされるのは嫌だと感じていても、無意識ではどこかそれがメリットになっていたり居心地が良いと感じているということもよくあります。
もし自分が人から好かれて愛されて大切にされるようになったら
それが不安だったり恐怖だったり重圧だったり
人か他人からの愛情に応えることができないお返しができない
愛されて大切な人として生きる自信がない
というような不安を持ってしまっている場合があります。
自分が変わったら今の友達が離れていって孤独になってしまうのでは、孤独になるくらいなら蔑ろにされていた方がいいと恐れがある場合もあります。
もし自分が人からみんなから好かれる自分になったら
湧き上がってくる不安、恐怖、感覚、感情を紙に書き出してください。
そしてそれがどんな思い込みから来ているのか、過去の体験から来ているのかを探りそれを上記のメンタルブロック解消ワークで解消してください。
脳の現状維持メカニズムによるもの
長年自己否定をして人から蔑ろにされるという生活が習慣のようになってしまっていると、変化しようとすると抵抗を感じる場合があります。
人間の脳は今までの慣れ親しんだ習慣を現状維持しようとする働きもあるからです。
なのでこのような根源的な原因を変えるようなワークをやろうとすると、抵抗が起こったりやる気がなくなったり、他のことがやりたくなったり、邪魔が入ったりすることもあります。
もちろん やる気が出ない時は無理にやる必要はないですが 完全にやめてしまうと元の自分に戻ってしまいます。
「自分はもう蔑ろされる人生を辞めるんだ」という強い意志は持ち続けてください。それも脳がそのように導いてくれます。
人が変化をしようとしたら抵抗を感じるのは自然なことなので、変に抵抗したり不安になったりせずに抵抗を感じてるなと淡々とやり過ごしてください。
その抵抗感を言語化して信じ込みや感情を解消するということもよいでしょう。