会話が苦手
会話が下手で、勉強しているのに一向に上達しない
人前だと極度に緊張して 頭が真っ白になってしまう
このような悩みを抱えている方向けに、会話が苦手、会話が下手で上達しない原因と克服法についてお伝えします。
会話が下手・苦手・上達しない原因
会話が苦手で上達しない原因は以下の3つに分けられます。
- 心理的な原因
- 会話・コミュニケーションの知識とスキル不足
- アウトプット、練習不足
原因1:心理的な原因
自分は暗くて口下手な人間だ
自分が話してもつまらないと思われるのではないか
自分はこんなこと言ったら変に思われないだろうか
こんなこと言ったら相手を不機嫌にさせてしまうのではないか
人が怖い
このような心理的な思い込みがあると、話そうとすると脳がブレーキをかけ、頭が真っ白になったり言葉が詰まってしまいます。
「自分は暗くて口下手な人間だ」と思い込んでいると、脳がそれを命令と受け取って無口で口下手な人間を演じようとしてしまいます。
このような思い込みを外すには 次のようなことを行います。
心理ワークで思い込みを解消、上書きする
会話の技術力を上げて自信をつける
会話の実践経験を積んで自信をつける
過去の体験から持ってしまった否定的な思い込みを解消するにはこちらの記事を参考にしてください。
原因2:会話の知識不足
あなたは日本語の読み書きが出来ると思います。
なのに会話となるとうまくできないのは、日本語が読み書きできることと会話は全く別物だからです。
学校や家庭では日本語の読み書きは教えてくれますが、 会話やコミュニケーションは教えてくれません。
社会生活の中で他人と触れ合ううちに自然と覚えるようになっています。
そこで人とうまく接することができずにいると、会話やコミュニケーションが身につかないまま大人になってしまいます。
そのような人は、英会話を勉強するのと同様に、会話やコミュニケーションを勉強する必要があります。
すでに書籍や YouTubeや教材などで会話を勉強しているよ、という人もいるのではないでしょうか。
しかしほとんど上達せずにいるのではないでしょうか。
それは何故かと言うとただ知識として入れただけで、アウトプットや練習をしないまま本番に臨むからです。
原因3:会話の技術、経験不足
会話を学んでも上達しないのは、ほとんどの人が知識だけで繰り返し反復練習をしていないからです。
「ピアノ上達法」という本を読んでいくら知識を身につけたところで、練習しなければ弾けるようにならないですよね。会話も全く同じです。
しかし、会話は相手がいることと、常にぶっつけ本番で緊張して話せないため練習にならず、なかなか上達が見込めません。
そこで重要になるのが、一人で練習することです。
どんなことでも、まず一人で練習してから本番に臨むと思います。
しかし、なぜか会話となると本番前に練習する人はほとんどいないようです。
練習をしないままいきなり本番に臨むので、 緊張してうまく喋れず、やっぱりダメだと自信を失ってしまうのです。
会話を上達させるには、身につけた知識をアウトプットする、つまり実際に声に出して話すという練習が大切になります。
ただ言葉を言うだけでなく、口調や表情なども重要です。
メンタル的な問題と知識・技術的な問題、この両面から解消していくことで会話は上達します。
メンタル的な問題(対人恐怖、回避性、自己否定)の解消法は他の記事で解説しています。
ここでは一人でできる会話練習法を簡単に解説します。
一人でできる会話練習法
上手な人の話を一字一句真似して声に出す練習
どんなことでもそうですが、最初は上手い人のお手本を真似をします。
真似をすることで、上手な会話を言葉面だけでなく、口調や言い方、声の強弱、映像がある場合は表情や身振り手振りまで身に付けることができます。
テレビ、ラジオ、YouTube などから話のお手本となる音声を用意します。会話の練習なので二人で会話をしているものがよいでしょう。
そしてお手本にする人が話し始めたら後を追うように真似して発声します。内容だけでなく口調やイントネーション、映像がある場合は表情なども真似しましょう。
これはシャドーイングと言って英会話でも効果的な練習方法です。
しかし、なぜかこれを日本語の会話で取り入れている書籍や教材を見たことがありません。
これを続けていると、流暢な会話が体感として身についてきます。
自分の言葉で声に出して話す
何かのお題で、自分のオリジナルの話を自分の言葉で声に出して話す練習をします。
好きな食べ物
休みの日にすること
といったお題を作って実際に声に出して、話す練習をします。
一人でできる二人での会話練習法
テレビや YouTube などで二人で会話をしている音声を用意して、自分がどちらの役をするかを決めます。
音声の相手が何か話したら、それに答える形で声に出して話します。
音声の中の人「昨日の晩何食べた?」
あなた「昨日は会社帰りにラーメンを食べた」
あなたが答えられそうなところを自分の話で答えます。
もちろん既成の会話音声なので、あなたが答えられないことや内容が分からない部分もあります。そういう部分もできるだけ相槌、リアクション、共感、質問などをしてみましょう。
実際の会話に近い形でシミュレーションできます。
一人でできる会話練習法は、他にもこちらの記事で詳しく解説しています。