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嫌いな人への拒否反応をなくす実践ワークのやり方

あの人が大嫌い、生理的に無理、吐き気がするほど拒絶反応や拒否反応が起こってしまう

嫌いな人のことが頭から離れない、イライラして苦しいと悩んでいる人に向けて、

なぜ特定の人を拒絶反応が起こるほど嫌ってしまうのか、その原因と、原因を解消して嫌いな人の事が自然と気にならなくなるようになる方法についてお伝えします。

あなたが特定の人に嫌悪感を感じる原因を解消することで、程度の差はあれ、次のようなことが起こってきます。

・嫌いな人の事が気にならなくなる
・嫌いな人、嫌いなタイプの人が嫌いでなくなる
・嫌いな人があなたが嫌がる言動をしてこなくなる
・嫌いな人が去っていく
・自分から嫌いな人の元を離れられるようになる

目次

特定の人を拒絶反応が起こるほど嫌いになる原因

あなたが特定の人を拒絶反応が起こるほど嫌いなのは、投影という心理現象が起こっているからです。

投影とは

・自分が我慢したり抑圧していること
・自分自身の嫌いで認めたくない部分
・過去の人間関係で傷ついたり嫌だったり我慢していたこと
・こういう自分ではダメだと思っていること
・本当は自分もそうなりたい、そうしたいのにできないこと
・これは許されることではないと信じていること

これらを体現したり、言動をしている人に対してイライラしたり、嫌悪感や怒りが湧いてくるという心理現象です。

自分の中にある抑圧している見たくないものを他人に投影することで、自分に向けて感じないようにする心の防衛反応です。

6つの投影のケースを分かりやすいように事例を挙げながら解説します。

他人が嫌いになる原因:投影の6つのケース

ケース1.自分が我慢したり抑圧していることをしている人

Aさんは職場で手を抜いて気楽に仕事をしているBさんのことが大嫌いです。

Aさんは仕事は完璧にやらなければいけないと信じていて、いつもこん詰めて自ら残業までして頑張っています。

しかし、Aさんはがんばりすぎて心身ともに疲れていて、本当はもっと手を抜いて楽に仕事をしたいと思っています。

なので、手を抜いて仕事をしているBさんを見ると、自分はこんなに頑張っているのにずるいと嫌悪感を感じます。 自分も本当はそんなに頑張らずに気楽に仕事をしたいと思っていますが、それは駄目だと思っているのでそんな気持ちを認めたくありません。

そのため「Bはダメだ、仕事は完璧にやるべきだ、周囲に迷惑をかけるな」とBさんを悪く言うことで、自分の本音を抑圧して見ないようにしているのです。

Aさんは親から立派な人間になれ、人に迷惑をかけてはいけないと厳しく躾けられ、勉強をがんばることを強制されて育ちました。

本当は遊びたいのに、いつも頑張っていないと親から叱られる、拒絶されるという恐怖から本当の気持ちを抑圧していたのです。

それが大人になっても解消されていないため、自分は頑張っていないと無価値だ、迷惑をかけたら人から拒絶されるという恐怖が残っていて、無理をしてまで頑張ってしまうのです。

子供の頃の本当は遊びたかったと気持ちをきちんと認めて、癒してあげることが大切になってきます。

ケース2.自分自身の嫌いで認めたくない部分を体現している人

Cさんは気が弱いDさんのことが嫌いで、いつも弱音を吐いているDさんに虫酸が走ります。

Cさんは、いつも強くいなければいけない、人に弱さを見せてはいけないと信じています。

本当は自分の中にも弱い部分があり、弱音を吐きたい時もあるのですが、人前では弱さを見せずに常に気丈で強い自分でいます。

自分の中にある弱い面を忌み嫌っているので、それを体現しているDさんに投影が起こり、嫌悪感を感じるのです。

Cさんは、幼少期に親から「男の子なんだから泣いちゃだめでしょ!」と叱られながら厳しく育てられました。

弱いところを見せると親から愛されなくなってしまうという恐怖心から自分の弱い面を認めずに忌み嫌って抑圧してしまっているのです。

そして、Dさんを嫌悪して悪く言い、自分はDとは違い強いのだと言い聞かせることで、自分の弱い面があるということを感じないようにしているのです。

Dさんへの嫌悪感や怒りは、本当は自分の弱い面に対する嫌悪感や怒りなのです。

ケース3.こういう自分ではダメだと思っていることをしている人

ケース2と似ていますが、自分にはそういう部分はないと思っているけど、そのような自分であってはいけないと思っていることを他人が体現しているとその人に嫌悪感を感じます。

EはどんくさいFさんのことが嫌いです。

どんくさいことは駄目なことだ
どんくさい自分は許せない、そうあってはならない
どんくさい自分になったら周りから見下されて嫌われる

そう思っているからです。

どんくさい自分でもいいじゃないかというように認めてあげることで、嫌悪感は消えていきます。自分に対して許していることは誰に対しても許せるからです。

自分にはどんくさい面などないと思っていたとしても、どこかにはそういう面も持ち合わせていると思います。

Eさんは Fさんに比べたらできる人ですが、もっと完璧な人が見たらEさんもどんくさい奴だと思われているかもしれません。

Eさんは他のことで何らかの自己否定や我慢していることがあり、どんくさい Fさんを見下すことで、自分はFさんより優れているのだと言い聞かせているのです。

どんくさい自分になったら負け組になって周囲から見下されるという恐怖心から頑張ってしまう人もいます。

ケース4.本当は自分もそうなりたい、そうしたいことをしている人

Gさんは、上司に取り入って気に入られてトントン拍子で出世しているHさんのことが大嫌いです。

本当は自分も出世したいと思っていてHさんに嫉妬しているのですが、それを認めたくありません。

そこでHさんを嫌って「自分は上司に媚を売ってまで出世したくない、Hなど何の実力も無い、仕事の能力は俺の方が上だ」と聞かせることで心の平安を保とうとします。

ケース5.過去の人間関係で嫌だったり我慢していたことの投影

Gさんはお金にルーズなHさんのことが大嫌いです。

Gさんの父親はお金にだらしなく、いつもお金を家に入れずに飲み歩いたりギャンブルなどで使ってしまっていました。

小さい頃からお金に苦労している母親を見て育ち、自分も苦労していたため、父親のことが大嫌いで許せないという気持ちを持っています。

父親と同じ特性を持っているHさんに自分の父親を投影して怒りを感じているのです。

このように両親の嫌だった部分、我慢していたことを体現している人に投影がおこり、怒りを感じたり嫌っているケースはとても多いです。

ケース6.これは許されることはないと信じていることをしている人

Iさんはいつも約束を守らないJさんのことが大嫌いです。

Iさんは「約束を破るなんて許せない」という信念を持っています。

過去に約束を破られて傷ついた体験や、幼少期に約束を守らずに親に叱られ、約束を守らないと親から拒絶されるという恐怖心、約束を破ったことによる罪悪感などから来ています。

自分の中のこれらの感情を感じるのは苦痛なので、約束を守らないJさんに投影して、嫌って攻撃することで、自分の中の傷ついた気持ちや罪悪感を感じないようにしているのです。

傷ついた自分を癒したり、罪悪感を手放すということでGさんのことが気にならなくなって行きます。

約束を100%守ることなどできないということを認めてあげることが大切です。

嫌いな人への拒絶反応をなくすワーク

あなたの中にある嫌いなある特定の人タイプの人を嫌ってしまう原因を特定して解消していきます。

前項で他人が嫌いになる投影の6つの事例を挙げましたが、まだ読んでない人はワークに入る前にそちらを先に読んでください。あなたが他人に嫌悪感を感じる原理を知っておかないと、「相手が悪いのになんでこんなワークをやるんだ?」という感じになってしまうからです。

嫌いな人への拒絶反応を解消するワークの実践方法はこちらの記事を参考に実践してください。

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