緊張すると笑ってしまう
笑ってはいけない場面で笑ってしまう
注意されてる時に笑ってしまう
真面目な話をしている時に笑ってしまう
何か言われると笑ってごまかしてしまう
ふざけるな、ニヤニヤするな、笑ってごまかすなと怒らせてしまう
緊張すると笑ってしまうことには原因があり、原因を解消することで改善されていきます。
緊張したり笑ってはいけない場面で笑ってしまう原因
笑うことは緊張や不安、恐怖、ストレスを緩和させる働きがあります。
また相手に対して敵意を持ってませんよという合図にもなります。
なので笑ってしまうということは不安や恐怖を感じていて緊張してしまっているということです。
不安や恐怖から来る緊張状態から逃れようとする心の防御反応として笑ってしまうんですね。
また、緊張すると笑うというように癖、習慣になってしまっています。
不安や恐怖を感じて緊張してしまうということは、そう感じさせる原因があるということです。
恐怖を感じさせる原因は過去の体験から無意識に持ってしまったネガティブな信念、メンタルブロックがあるからです。
嫌われる、自分はダメな奴、無価値だ、恥ずかしい存在だ
変に思われる、失敗して笑われる、バカにされる
怒られる、責められる、攻撃される
否定される、拒絶される、裏切られる、見捨てられる
このような信念があるから人前で不安や恐怖が湧いてきて緊張してそれを緩和したりごまかそうとして笑ってしまうのです。
これらの信念と感情は過去の体験の記憶と紐付いています。
記憶:幼少期に父親に怒鳴られた
感情:恐怖
信念:また怒られる、自分はダメな人間だ
この過去の記憶に紐付いた信念や感情をネガティブな信念や感情をメンタルブロックと言います。
このようなメンタルブロックが解消されないままに無意識に残っていると、反射的に怒られるのではと緊張したり、少し強く言われると怒られたと感じて無意識に笑ってしまうのです。
笑っていけないと禁止するばするほど笑ってしまう理由
緊張するな緊張するなと言い聞かせるほど緊張してしまうように、笑ってはいけないと思えば思うほど笑ってしまいます。
レモンをかじっているところを想像しないでください
余計に想像して勝手に唾が出てきたのではないでしょうか。
また、笑ってはいけない=私は笑ってはいけない場面で笑ってしまう人間です
と信じて意識していることになるので、脳が命令と受け取って笑ってしまうのです。
なぜなら笑わない人はこんなところで笑ってはいけないなんて強く意識しないからです。
そして、真面目な場面で笑ってしまい「笑うんじゃない!ヘラヘラするな」といったように怒られた体験から余計に意識してしまい、笑ってしまうのです。
対人恐怖や自己否定
笑ってはいけないという信念
笑ってしまう自分はダメだという自己否定
笑ったら怒られるのではという恐怖心
これらのメンタルブロックを心理ワークで解消していきます。
すると、笑うことに対する意識や自意識過剰、人と接しても緊張することが軽減され、自然と笑ってしまうということもなくなっていきます。
それでは緊張すると笑ってしまう原因を解消するワークに入っていきましょう。
緊張すると笑ってはいけない場面で洗ってしまう原因を解消するワーク
笑ってしまう原因のメンタルブロックを洗い出す
まずは緊張したり笑ってはいけない場面で笑ってしまう原因となっているメンタルブロックを洗い出します。
次の質問に答えてください。
質問1.あなたはどのような場面で笑ってしまうことに悩んでいますか?
質問2.あなたはなぜ、何のために質問1で書き出したような場面で笑うのかを自覚できる範囲で書き出してください。また、笑ってしまう時にどんな思いや感情が湧いてくるかも書き出してください。
例:今の状況から逃れたい
自分を良く見せたい
嫌われたくない
変に思われたくない
否定されたくない
怒られるのが怖い
ミスや失敗が怖い
人の視線が怖い
バカにされたくない
恥ずかしい
質問3.質問2で書き出した各答えに対して、なぜそう感じるのかと掘り下げてください。
例:バカにされたくない なぜ?→存在価値が否定されたと感じて傷付くから
質問4.あなたはいつ頃から緊張したり笑ってはいけない場面で笑ってしまうようになりましたか?また、そうなるきっかけとなった過去の体験があれば書き出してください。笑ってしまう状況になった時にオーバーラップする過去の体験などもあれば書き出してください。
質問5.あなたは緊張したり笑ってはいけない場面で笑ってしまうことや笑ってしまう自分をどう思っていますか?
質問6.あなたは自分自身の性格、能力、経歴、生い立ち、過去や今の言動、価値など自分はどのような人間だと思いますか?また他人からどのように思われていると思いますか?
笑ってしまうことに対しての感情や思いを吐き出す
自分が笑ってしまう悩みに関することならどんなことでも良いので思っていることや感情などを紙に書きなぐってください。
なんで自分は真面目な話や注意されている時に笑ってしまうんだろう。いつもそれで相手を不快にさせて怒らせてしまう、また笑って人を怒らせてしまうのが怖い。こんな自分が嫌だ
このような感じで思いや感情をそのまま紙に書きまくってください。
感情が収まってきて何も書く意欲がなくなってきたら終了してください。
これをやることで過去のため込んでいた感情を吐き出して解消するとともに、自分がこのような思いや感情や信念を持っていたことを明らかにして自覚することができます。
自覚することで初めて手放すことが可能ですし自覚しただけで弱まることがあります。
緊張すると笑ってしまうことを自覚して受け入れる
自分が過去に緊張して時に笑ってしまった場面を思い出しながら、
「ああなるほど、自分は相手から問い詰められて何を言って良いのか分からなくなるとごまかそうとして笑ってしまうんだな」といったように淡々と受け入れてください。
そこに良い悪いとかダメだとか判断せずに淡々とその事実を認識することが大切です。
緊張すると笑ってしまうことに許可を出す
先ほど解説した通り、笑ってはいけないと思うほど脳が笑うことを意識してしまい余計に笑ってしまいます。
なので緊張したり笑ってはいけない場面で笑ってはいけないと禁止するのを解いてあげます。
笑ってしまうのは仕方ない
笑ってしまってもいいんだよ
今は笑ってしまうのは仕方ないよ、だって緊張してしまってそれをほぐそうとしたり自分を守ろうとしてるんだから
誰だって恐怖を感じたら自分を守ろうとするのは当たり前だよ
そんなこと言っても笑ったら怒られるのではないか
変なやつと思われるのではないか
ニヤニヤしていると思われたくない
といった恐怖心などが出てきたらそれも、そう感じてしまうのも仕方ないよと許可してあげてください。
このような信念や感情は後ほど解説する心理ワークで解消していきましょう。
緊張すると笑ってしまう原因のメンタルブロックを解除するワーク
先ほどの質問に回答した内容を見てください。
そこにあなたがなぜ笑ってしまうのかその裏にある信念や感情がだいたい明らかになっていると思います。
メンタルブロックとなっている無意識下のネガティブな信念や感情を心理ワークで解消します。
時と場合や内容によって次の3つの方法で行います。
感情と信念の手放しワーク
これは普段日常の生活の中でネガティブな思いや感情が湧いてきた時に行って、その場で解消します。
人と接する前に恐怖心やネガティブな思いが湧いてきたらワークを行って解消します。
また過去に笑って失敗したなどの嫌な体験を思い出してネガティブな信念や感情が湧いてきた時にも行います。
笑ってしまうことに対する恐怖心
人と接することに対する不安や恐怖
過去に笑ってしまった時の自己嫌悪
その他対人恐怖や自己否定
などのネガティブな感情や思いが湧いてきた時に行っていると、メンタルブロックがどんどん解消されて弱くなっていきます。
深いメンタルブロックトラウマの解消ワーク
強い対人不安や対人恐怖やの原因になっている過去のトラウマを解消します。
記憶:幼少期に父親に怒鳴られた
感情:恐怖
信念:また怒られる、自分はダメな人間だ
トラウマは過去の体験の記憶に脳がどんな解釈をしているかによって作られています。
人前で失敗して馬鹿にされた
親から否定されて育った
いじめられた
このようなトラウマが原因で、人と接した時に緊張恐怖や不安を感じて緊張して焦ったりテンパって笑ってしまいます。
心理ワークでトラウマとなっている記憶を無力化することで、恐怖や不安が軽減されるので自然と笑わないでいられるようになります。
自己重要感を養う
嫌われるのではないか
否定されるのではないか
変に思われるのではないか
自分の言動は恥ずかしい
自分との会話はつまらないのではないか
自分は何の存在価値もない
自己否定や劣等感が強いと否定されたくない、自分をよく見せたいという気持ちが強くなり、緊張して焦ったりテンパって笑ってしまったりします。
自己否定も過去に他人から怒られたり失敗したり、他人と比較されたりといった過去の体験の記憶から持ってしまった思い込みに過ぎません。
先ほどの心理ワークでメンタルブロックを解消しつつ、プラスの方向に自己受容をして自己肯定感を養っていきます。
そのままの自分を受け入れることができていると、他人からもバカにされるのでは変に思われるのではという恐怖心も改善されていきます。
自分は無価値でダメな奴だと否定しているから、他人からもそう思われていると感じてしまうのです。
自己重要感が養われてくると極度に緊張したり、変に自分をよく見せようとしたり取り繕おうとして笑ってしまうということもなくなっていきます。
笑ってしまうことに対する日常での対処法
笑ってしまう自分を受け入れて許可をする
先ほども解説した通り笑ってしまう自分をダメだと否定したり笑ってはいけないと禁止してしまうと余計に笑ってしまいます。
なるほど「自分は静かな場面で真面目な話になると緊張して笑ってしまうんだな」と
真面目な話になると自分がちゃんと受け答えできているか意識してしまって緊張して笑ってしまうんだな
と言ったように冷静に自己分析して今は緊張して笑ってしまうのも仕方ないよねと受け入れてみてください。
しゃっくりのように反射的に出てしまうものなので、自分はダメだとか責めないであげてください。
受け入れると否定して禁止していた時よりも心が柔らかくなると思います。
セドナメソッド&マインドブロックバスターでその場で信念と感情を解消する
人と接する前に不安や恐怖を感じた時
緊張して笑ってしまった時
過去の笑ってしまった場面を思い出して自己嫌悪に陥った時
その場で湧き上がってきた感情と信念をその場で解消してしまいましょう。
そうすることで溜め込まずに済み、後に引かなくなります。