- 好きになって付き合う人がモラハラ・DV男ばかり
- モラハラ・DV男ばかり寄ってくる、縁ができる
- モラハラ・DV男が嫌なのに別れようとしない
- モラハラ男やDV男から逃げられないと思ってしまう
- 過去のモラハラ被害のトラウマで恋愛・結婚ができない
今回はこのようなことの原因と解消法について、3人の事例を取り上げながら解説します。
その原因をそのままにしていると、無意識に繰り返しモラハラやDV男を選んだり、縁ができたり、離れられないのです。
過去のモラハラ被害のトラウマで新しい恋愛や結婚に踏み切れない、無意識に恋愛、結婚を拒絶してしまうということが起こります。
その原因は無意識にあります。
人間の脳は意識が5%、無意識が95%だといわれています。自分で考えて行動していると思っている、実は無意識に操られているからです。
無意識下の原因を解消すればモラハラDV男と縁ができなくなり、優しい男性と縁ができ恋愛や結婚ができるようになっていきます。
モラハラ、DV男ばかりと恋愛や結婚を繰り返してしまう原因を、3人の女性の事例から解説します。
モラハラ被害で2回離婚したAさんの事例|幼少期の抑圧された恐怖心
Aさんは、20代の時に結婚するも夫のモラハラが原因で離婚、30代で別の人と結婚するもさらに激しいモラハラ被害に遭い離婚しました。
結婚する前に付き合っていた彼氏もモラハラ傾向があったそうです。
このように付き合う男性がなぜかモラハラ男ばかりでした。
2回目の結婚をする前に、相手の男性にモラハラの兆候があったそうです。これまでに懲りているはずなのに、分かっていながらなぜ結婚してしまったのでしょうか?
原因は、幼少期から心の奥に抑圧されたままになっていた恐怖心でした。
モラハラを受けて彼女が強く感じたのは恐怖心です。
Aさんが2回目の結婚した男性は、結婚した途端に豹変して、彼女を服従させ、些細なことでキレて一晩中怒鳴られることもあったそうです。
彼女はものすごい恐怖を感じていたそうですが、途中から心が麻痺して恐怖を感じなくなったそうです。(これは苦痛から自分を守るための心の防衛反応です)
それほどの強い恐怖を感じていたということです。
そのことから、彼女が過去に恐怖心に関して何か見完了になっているものがあるのではと推測しました。
キネシオロジーテストでは2歳の頃と判定が出ました。
おそらくその頃に感じた強い恐怖心が原因だと思い、心当たりがないか彼女に尋ねました。
2歳の頃なので憶えていないとのことでした。2歳といえば人間関係は両親くらいしかいないので、もしかしたら両親からよく怒られていたことはないかと彼女に尋ねたところ、両親はとても優しくて一度も怒られたことがないそうです。
彼女が母親に昔の事を聞いてみたところ、2歳くらいの時に一度だけ怒鳴ったことがあったのを思い出したそうです。
当時生まれたばかりの妹が突然気を失い、それで母親が血相を変えて救急車を呼んだりしたそうです。
彼女は一大事であることを理解できず母親にかまってもらおうとたらしく、母親は「うるさい!それどころじゃない!静かにしてなさい!」と怒鳴ったのだそうです。
今までいつもニコニコして優しかったお母さんから突然ものすごい形相で怒鳴られたので、相当な恐怖だったのでしょう。
いつも優しくて怒られたことがなかったからこそ、強い恐怖とショックを受けてしまったのでしょう。そして、彼女は防衛反応で咄嗟に恐怖心を抑圧してしまったようです。そのままあれは何かの間違いだと忘れてしまったようです。
その未完了の恐怖心が抑圧されたまま残っていたようなのです。
人間の脳は感情を我慢、抑圧すると、感情を解消させようとして、その感情を誘発させるような出来事を呼び寄せます。子供の頃に抑圧したままの未完了の感情が、大人になってから呼び起こされることもあります。
おそらく、脳が抑圧された恐怖心を解消しようとして、無意識にモラハラ男を好きになって結婚させるという行動を取らせていたのでしょう。
Aさんは、2度目の結婚する前に彼にモラハラ傾向があるということに気づいていたそうです。
彼が何かにつまずいて転びそうになった時にキレて物に当たる、
食事をした時にささいなことで店員にクレームを入れていた、なんてことがあったそうです。
これまでに何度もモラハラ男と付き合った経験があるのに、こんなに分かりやすい兆候があるのに結婚してしまったのです。
それくらい無意識には強制力があります。
セラピーで幼少期の抑圧された恐怖心が解消され、傷ついたままだった小さい彼女は癒されました。
もうモラハラ男は必要ないので、今後縁が出来ることはないでしょう。
両親の結婚生活をトレースしてしまっていたBさんの場合
Bさんは、好きになって恋愛や結婚した人がモラハラDV男ばかりで、被害に遭い悩んでいました。
Bさんが幼少期の頃、父親が母親に対して暴言や暴力を振っていて、いつも怯えて暮らしていたそうです。
彼女はそんな生活の中で、無意識に脳が「結婚(恋愛)とは男性が女性を暴力で支配するもの」と学習してしまったのです。
その信じ込み通りに無意識にモラハラDV男ばかり好きなり、恋愛・結婚をしてしまっていたのです。
心理ワークで幼少期のBさんを癒し「恋愛や結婚とは男性が女性を暴力で支配するもの」という信じ込みを外し「恋愛や結婚とは対等にお互いを思いやり愛し合うもの」という本人が望む恋愛・結婚観を潜在意識に入れました。
すると、Bさんは穏やかで優しい男性と付き合い幸せな恋愛ができるようになりました。
愛情=暴力と学習してしまっていたCさんのケース
CさんはDV男と付き合っていて、暴力が苦痛で嫌なのに別れられないでいました。
彼氏が怖くて逃げられないのではなく、自分から離れようとしないのです。
暴力は嫌だけど、暴力を振るわれるとどこか自分が愛されてるような感覚がして安心するのだそうです。彼氏と離れたら、自分が愛されなくなってしまう感覚がして離れられないのだそうです。
Cさんは小さい頃、父親から暴力を振るわれていました。
父親は暴力を振るう時に「これはお前を愛しているからやっているんだ」というようなことを言っており、暴力を振るうのは愛情表現、愛のムチと言わんばかりだったそうです。
Cさんは無意識に愛情=暴力と学習してしまっていたのです。
なので、暴力を受けることが苦痛なのにどこか自分が愛されているという感覚がして離れられないでいたのです。
幼少期の彼女を癒し、愛情に対する間違った信じ込みを解消し、彼女が思い描く本当の愛、恋愛の定義を無意識に入れました。
すると彼女は「なぜこんな男と一緒にいるんだろう?」と我に返り、自分から離れられるようになりました。
これからは対等に愛し合える素敵な男性と幸せな恋愛をすることでしょう。
繰り返しのDV、モラハラ被害にはなんらかの心理的要因がある
単発のモラハラ、DV被害であればたまたまということもあります。
しかし、
- 繰り返しモラハラDV男と付き合ってしまう
- モラハラDV男から離れられない
- 過去のモラハラDV被害のトラウマで新しい恋愛ができない
場合は3人のケースのように何らかの心理的要因が隠されていることが多いです。
幼少期の心の傷
抑圧された未完了の感情
過去の体験から無意識に入ってしまった信じ込み
Aさんのように、幼少期の抑圧された恐怖心が未完了なのまま残っていて
脳が解消させようとしたケース
Bさんのように、母親が父親に暴力暴言を受けていて、恋愛、結婚とは男性が女性を暴力で支配するものだ、と無意識に入ってしまっていたケース
Cさんのように、幼少期に父親から「これはお前を愛しているからやっているんだ」と言われながら暴力を受けて、愛情=暴力と無意識に入ってしまっていたケース
小さい頃に虐待やいじめを受けて、「自分はダメで価値がないから暴力を受けて当然だ」といった信じ込みが無意識に入ってしまっているケースもあります。
心の傷を癒し、抑圧されている未完了の感情を解放し、新しい信念を入れてあげると、モラハラ、DV男と縁ができる原因が解消されるので、素敵な男性と幸せな恋愛や結婚ができるようになります。