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アダルトチルドレンの特徴と原因を分かりやすく解説

目次

アダルトチルドレンとは

アダルトチルドレンとは、子供の頃の家庭環境や親から受けた心の傷(否定的な信じ込み)により、大人になっても性格、行動、人間関係に様々な問題を抱え、人生の生きづらさを感じてしまっている人のことを指します。

主に人間関係に強く現れ、相手に依存したり、過度に愛情や承認を求めたり
人を避けて孤独になったり、何でも人の言いなりになってしまう、人目を気にしてやりたいことができなといった問題を抱えてしまいます。

アダルトチルドレンは病名ではなく、アダルトチルドレンの特徴に当てはまる人を差す名称です。

アダルトチルドレンの特徴

アダルトチルドレンは家庭環境や親の性格やされたこと、本人の性格によって いくつかのタイプに分かれます。

次のうちのどれかが、または複数が強く当てはまっていればアダルトチルドレンである可能性は高いです。

  • 人と親密になることを避ける
  • 愛情や承認を過度に求める
  • 人に依存したり束縛してしまう
  • 人に嫌われるのが怖くて自分の意見や言いたいことを言えない
  • 無理をしてでも他人の期待に応える
  • 無理をしてでも他人を楽しませたりご機嫌をとってしまう
  • すぐに全て自分のせいだ、自分が悪いのだと感じてしまう
  • 素の自分を見せるのが怖くて自分を演じたり作ってしまう
  • 自分の存在自体が嫌いで自己否定が強い、
  • すぐに自分を責めたり過剰にダメ出しをしてしまう
  • 優等生やまじめに振る舞ってしまう
  • 完璧主義で無理に頑張ってしまう
  • 自分がない、常に人に合わせる、言いなりになる
  • 感情を表現せずに抑えたり我慢してしまう
  • 弱い、ダメな自分を見せるのが怖くて常に強く立派な自分を演じている
  • 他人の意見を聞いたり人に決めてもらわないと何もできない
  • 目立つことや人前に立つのが怖い
  • 自分は存在価値がないと感じてしまう
  • 人の世話を焼いたり可哀想な人を助けないと気が済まない
  • 人や何かに過度に依存してしまう
  • 自分は生きていてはいけないと感じる
  • 他人の目や顔色が気になって行動ができない
  • 人と関わることを避けてしまう
  • 常に自分が責められたり攻撃されていると感じる
  • 人に責められるのが怖くて嘘やごまかしをしてしまう

アダルトチルドレンの原因

アダルトチルドレンの原因は、幼少期の家庭環境により、自己否定、劣等感、無価値感などの信念を持ってしまっているということがほとんどです。

両親の不仲や離婚
いつも親から否定されて怒られて育った
兄弟姉妹といつも比較されてダメ出しされた
親から愚痴を聞かされはけ口にされた
親にいい大学や会社に入るように無理矢理勉強させられた
何でも口出しして言いなりにさせられた、過干渉
親がとても苦労していたり、辛く不幸な日々を送っていた
親が子供に無関心でコミュニケーションを取らなかった
ネグレクト
暴言、暴力、虐待

すると潜在意識(無意識)の中に次のような信じ込みが作られてしまうことがあります。

自分は価値がない
自分はダメで何のとりえもない
自分は誰からも愛されていない
自分は誰からも大切にされない存在だ
自分は見捨てられるいらない存在だ
自分は人から否定されたり攻撃される
自分は幸せになってはいけない

子供の頃に持ってしまったこのような信じ込みが無意識に残ったままになっていると、
意識ではもっと人と仲良くなりたい、夢や目標を叶えたい、いろんなことを楽しみたいと思っても、不安や恐怖心が湧いてきて心理的ブレーキがかかって避けてしまったり、無意識のうちにそれらを壊してしまったりします。

親にしてみればそのようなつもりはなかったとしても、子供ががそう受け取った場合にも信じ込みは作られてしまいます。

例えば「いい子にしてなきゃダメでしょ!」という叱られ方は多くの家庭でしている普通の事に感じると思います。

でも子供は純真なので、 「自分は悪いダメな子なのだ」と無意識に入ってしまうことがあります。

すると親に嫌われないように親の顔色を伺い、親の期待に応える良い子を演じるようになってしまうことがあります。

そして、大人になっても人と接した時に他人の期待に応えて立派な良い人を演じていないと嫌われてしまうと無理に自分を作って疲れてしまうのです。

自分の両親は好きだし、悪い親ではなかったと感じている人でも、お腹にいる時に両親が喧嘩をしていたり、子供を産むことに強い不安を感じたなど、自分は存在価値のないいらない子だと信じ込んでしまうこともあります。

そのような場合は記憶にないので原因がわからないことがあります。

その場合はなぜか自分は存在価値がない自分は愛されている気がしないという無価値感のような感覚だけが残っていたりします。

アダルトチルドレンを治す、克服するには?

アダルトチルドレンを克服するには、幼少期の家庭環境により持ってしまった無意識下の否定的な信じ込みを解消して別の信じ込みに置き換える必要があります。

人間の脳はパソコンのハードディスクと一緒で信じ込みは消去して書き換えることができます。

自分がアダルトチルドレンのどのようなタイプに当てはまるかを自覚して、信じ込みを消去して別の信じ込みに変更していくことで、苦痛や抵抗感がなくなっていき自然と性格や行動が変化していきます。

アダルトチルドレンになってしまっている原因が「自分は存在価値がない」という信じ込みから来ていたとします。

自分は存在価値がないと信じているので、自信がなく人前で人を避けたり、無理に自分を作って強く立派な自分を演じて疲れてしまいます。

自分は存在価値がない → そのままの自分で存在価値がある

というように無意識下の信念を変化させます。

無意識にあるのでただ意識で思い込んだだけでは信じ込みはなかなか変化しません。

ですので様々な心理ワークやアプローチを用いて信じ込みを解消して変更して行きます。

自分は存在価値がない → そのままの自分で存在価値がある

無意識レベルでそのままの自分には存在価値があるという信じ込みが定着すれば、自然と自信がつき、そのままの自分を表現することに抵抗感がなくなり、自然体で他人と接したり親密になることができるようになります。

アダルトチルドレンを克服するワークの具体的なやり方はこちらの記事を参考にして実践してください。

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